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2012年2月 1日 (水)

2012年1月のあれこれ

年が明けたと思ったら、もうあっという間に1月も終わり。本当に時間が流れるのは早いものですね。

幾つか記事にしそびれたものを、まとめてご紹介させていただこうと思います。

1 「NHK特集 シルクロード 第1部 絲綢之路」

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昨年末あたりからDVDで借りて、30年ぶりに見てみました。第1部の「絲綢之路」(=シルクロードの中国名)は1980年~1981年の放送。全12集です。

今となっては、当時の中国各地の映像が貴重なものだな~って思わされました。内容に関しては消化しきれていないのですが、日中共同取材班が車を連ねて取材していく様子を見ながらも、昔はどれほど大変なみちのりだったろうと思いを馳せさせられました。私は車でも絶対無理。sweat01

砂漠の奥深くや山の中の道などは、車も進入できず、ラクダや馬を使う場面も多数ありました。

第1集の長安(西安)出発のシーンは、張騫がメインだったので最も感慨深く見れた回。その他やっぱり興味深かったのは敦煌の回、そして先日間違えて「新・シルクロード」を見てしまったトルファン。トルファンがその後いかに発展したかがよくわかりました。

そしてちょうど撮影の時期に天山を通る「南疆鉄道」がテスト走行の段階で、取材班はそれに試乗のかたちで乗るのですが、この回は面白かった!貨車に積み込まれたラクダが可愛い。かつては天山越えに何週間もをかけていた旅がこの列車の開通で数時間になりました。

最終回のパミールでは、人々の顔が明らかに西洋人に近くなり、長安を離れて遥か彼方の異国の地に着いたのだ・・という感慨がひとしおです。

今は亡くなられた井上靖氏、司馬遼太郎氏の2人、そして陳舜臣氏が現地に同行してお話をされるのも貴重なシーンになっています。

各タイトルは下記の通りです。
第1集 遥かなり長安
第2集 黄河を超えて~河西回廊1,000キロ
第3集 敦煌
第4集 幻の黒水城
第5集 楼蘭王国を掘る
第6集 流砂の道~西域南道2,000キロ
第7集 砂漠の民~ウイグルのオアシス・ホータン
第8集 熱砂のオアシス・トルファン
第9集 天山を貫く~南疆鉄道~
第10集 天山南路・音楽の旅
第11集 天馬の故郷~天山北路~
第12集 民族の十字路~カシュガルからパミールへ~

後日、第2部「ローマへの道」全18集も見てみようと思っています。

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喜太郎のテーマ曲。
http://www.youtube.com/watch?v=oU7JWTtJaL4&feature=fvwrel

尚、この番組のDVDを見ている間に、ネットで1980年代におこなわれた中国の核実験のニュースも知りました。何だか気持ちが萎えてくるな~。

2 「アイズ」
鈴木光司著 新潮文庫 ISBN 9784101438184
☆☆☆★★

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怖い表紙でごめんなさい。coldsweats01

年末に大掃除をしていたら、ひょっこりとあらわれ、「あ、これ読んでないや」と思って、読み始めたら途中で「やっぱ読んだわ、これ」と気が付きました。(笑)

ホラー小説を読むのは久しぶりで、結末をすべて忘れてしまってたのでなかなか楽しめました。まあまあよく出来た短篇集だと思います。とは言え、鈴木光司作品は私にとっては「リング」だけが衝撃的で、あとはいまのところ軒並みいまひとつなのが残念。

もっともっと怖い小説書いて下さ~い!(笑)っていうか、元来、彼は超常現象もの向きじゃないのかもね、ホントは。そんな気もしています。

3 「大いなる遺産」
Great Expectation
1998年/アメリカ (監)アルフォンソ・キュアロン
(演)イーサン・ホーク グウィネス・パルトロー ハンク・アザリア クリス・クーパー アン・バンクロフト ロバート・デ・ニーロ
☆☆☆★★

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本当はデビッド・リーンが1946年に撮ったのが見たかったのですが、ツタヤレンタルになく、こちらを借りてみました。舞台を現代のアメリカに変えてあります。

映画としては悪くないのですが、ディケンズの作品とはまったくの別物と思ってみないとダメです。小説は、主人公のピップ(この映画ではフィン)をとりまく様々な人間達とのやりとりを通じて、彼が成長していく物語でしたが、当然ながら登場人物は大幅に減らされ、お話の主軸はフィン(E・ホーク)とエステラ(グウィネス)の恋愛になってしまっているのが、アメリカ映画らしいところでした。

デ・ニーロのシーンもきっと原作を知らないとあまりにも唐突に感じるだろうと思います。ただ、かなり浮世離れしたお話を、おとぎ話的な囲気で演出しているので、大きな違和感を感じずに観賞できます。なのでこの作品はこの作品としてうまくまとまっているのが良かったです。

でもね~。原作では涙ボロボロで見た育ての親ジョー(C・クーパー)のシーンが大きく削られてたのが、すごく不満でした。エステラとの関係に集中させるためなのでしょうけれどね。

グウィネス・パルトロー、きれいでした。

4 「モールス」
Let Me In
2010年/アメリカ (監)マット・リーヴス
(演)コディ・スミット=マクフィー クロエ・グレース・モレッソ イライアス・コティーズ リチャード・ジェンキンス
☆☆☆★★

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先日記事にしたスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク版。

「ぼくのエリ」はとても完成度の高い作品だったせいもあるとは思うのですが、この映画、ほぼ完全にオリジナルに忠実なリメイクです。

ハリウッドは最近、自分達でアイデアを出さずにリメイクばっかりしてて、私はこの傾向に不満ですが、リメイクするならするで、少しはアレンジしてアメリカ映画らしさを出してみたらどうなんだろう・・って思わされました。

オリジナルが面白いので、これも面白いのですが、あまりにもオリジナル通りのシーンを再現されても・・・な感じがぬぐえませんでした。ほぼ完全に再現されてるだけに、見どころのシーンの映像レベルがダウンしているのも気になる。

例えばプールのシーン、例えば病院でのシーン等々。エクソシスト的な特殊メイクもちょっと・・。coldsweats01

主演の2人は、魅力的で演技もうまく、この2人に助けられた感もありますが、私としてはちょっとがっかりな作品でした。「ぼくのエリ」を見る前なら、じゅうぶん堪能できる出来ばえだと思います。

さて、2月はまたまた恒例の洋書バーゲンがあります。準備がんばらなければ~。

2012年1月28日 (土)

魚介三昧 彬

私が参加している地元の寄り合いでは、新年会と暑気払いで、年に2回懇親会を開いているのですがいつも利用するのが、千駄木にある「彬」さんというお店。以前も一度ご紹介させていただいたことがあるのですが、ここは本当に美味しいお店です。http://r.gnavi.co.jp/g733600/

お値段はちょっと高めなのですが、お近くにいらした際には是非いかがでしょうか?人気のお店なので予約をいれた方が良いと思います。

今回の新年会の席でははじめてメニューを写真に撮ってみましたので、簡単にご紹介まで。メニューは創作料理が多く、ほとんど毎回新しいお料理が出るのが凄いんですよね~。

お通しは、マグロとねぎ塩(?)それと毎回定番のつぶ貝。

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これも毎回定番のお刺身の盛り合わせ。こんなに美味しいお刺身が食べられるのは、私の活動範囲ではここだけです。(笑)

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私にとっては今回のメイン!のどくろの塩焼き。めちゃ美味!あぶらが乗りまくってて、ここ何年かで食べた最高の焼き魚でした。(涙)生きてて良かった。(笑)

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続いてかわはぎのから揚げ。上品なお味。さっぱりした白身なので揚げてもしつこくありません。

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これはね~、蕪なのですが、マリネと漬物の中間みたいなお味で、不思議な感じでした。すごく食べやすくて、お酒のおともにもぴったりです。

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そして久しぶりのエビイモ!甘くって美味しい~んですよ~。私はこのお店でしか食べた事がないんですよね。それとカキのフリッターみたいなお料理。美味しい!

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〆は貝(何の貝か忘れた)のご飯とお吸い物。

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デザートはいちごだったのですが、これだけ写真撮り忘れました。いい加減酔っぱらってましたし。(笑)

本当は日本酒の方があうのですが、このお店では私はいつもワインをいただいています。

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さ~、次は8月だな~。(笑)お料理もお酒も美味しく、楽しい会でした。wineshine

2012年1月25日 (水)

三国志英傑伝 関羽

関雲長
2011年/中国 (監)アラン・マック フェリックス・チョン
(演)ドニー・イェン チャン・ウェン スン・リー ワン・ボーチェ ニエ・ユエン シャオ・ビン
☆☆☆★★

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http://www.sangokushi-kanu.com/

ドニー・イェンが関羽を演じる!そしてお話は有名な「過五関、斬六将」。これは見にいかないわけにはいかない!とばかりに、早あがりの仕事の帰りに見に行ってきました~。

映画は呉によって捕えられ斬首された関羽の首が曹操のもとへ届けられるシーンからはじまります。同盟を結んでいた蜀(劉備)の恨みの矛先を変えるために魏(曹操)のもとへ送りつけたのですが、曹操はその首を手厚く葬ります。

そして時間はさかのぼり、かつて関羽が、劉備の夫人達とともに曹操のもとで人質になっている場面になります。

曹操は比類のない豪傑で義侠心のあつい関羽に惚れこみ、自分のもとに投降させたいと説得を続けるが、関羽が決して受け入れない事を悟ると、彼を劉備のもとへと返す事にする。しかし、帰路には様々な妨害が起きるのだった・・・。

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関羽と曹操との関係にフィーチャーした、これは武侠映画です。ストーリーはかなり脚色、変更してありますが、これはドニー・イェンが演じる関羽の魅力を最大限に引き出すためのものなので、別にかまわないのですが、不満もあちらこちらにありました。

関羽が連れていたのは劉備の2人の夫人ですが、この作品ではもう一人これから嫁ぐ予定の女性(架空キャラ)がいて、実は彼女は関羽の同郷の娘でかれがひそかに心をよせていた女性という設定でした。これは、お話にロマンスを盛り込むためのもので、それもかまわないのですが、彼女の性格描写がいまひとつよくわからず魅力を感じなかったのは残念。

それと一番納得いかなかったのが、漢の献帝のキャラクター設定。これはあんまりネタバレしたくないので伏せますが、献帝にあんな事できるわけない!あと、赤兎馬が出てなかったのが残念。horse

曹操を演じるのは中井貴一主演の「ヘブン・アンド・アース」で唐の将軍を演じたチアン・ウェン。この人の演技は見事でした。曹操の底の知れないほどの性格の深みと複雑性を表現していて、ドニーの魅力を真っ向から受け止められる人です。

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刺客の一人韓福を演じてたのはドラマ「新・三国志」で趙雲を演じてるニエ・ユエン。

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脚本と監督は「インファナル・アフェア」の2人で、映画としてはまずまずっていうところでした。「三国志」が好きな方で脚色OKっていう人、それとドニー・イェンのファンなら絶対に楽しめる作品です。ドニーはアクションが普通の俳優とは比べ物にならないので、そのあたりを是非楽しんでいただきたいです。

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↓公式HPとは別バージョン予告編

http://www.youtube.com/watch?v=eUjucxxSogE

2012年1月24日 (火)

大いなる遺産

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Great Expectations
チャールズ・ディケンズ著 新潮文庫
上 ISBN 9784102030011
下 ISBN 9784102030028
☆☆☆☆

クリスマス・イヴの晩、ピップは、荒涼とした墓場で脱獄囚に出くわし、脅され、足枷を切るためのヤスリと食料を持っていく。その恐ろしい経験は記憶に深く刻み込まれるが、その出会いが彼の運命を大きく変えることになろうとは、誰が予想しただろうか。そして奇妙な夫人のもとで暮らす美しいエステラとの不思議な関係。ピップは数奇な人生を歩み始める。(「BOOK」データベースより)

19世紀イギリス文学を代表する作家、チャールズ・ディケンズ。彼の作品は「クリスマス・キャロル」だけ読んだ事があったのですが、長編はこれが初めてです。

ビクトリア朝時代の物語だし、とにかく長編が多いので、なんとなくとっつきにくい印象だったのですが、読んで目からうろこ!彼が未だに愛される作家である理由がすぐにわかりました。

以前、インタビュー記事だかで読んだのですが、ジョン・アービングは大のディケンズファンで、彼の様に作品を構築していきたいと語り、ディケンズの作品をマンションの建築に例えていたのがとても印象的でした。

ひとつ、ひとつのエピソード、物語の展開、細かな人物描写の積み重ねが、やがて見事なひとつの大きな物語として出来あがっている事を例えたのだろうと思います。

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孤児で、姉夫婦に育てられていた主人公のピップは、とある事がきっかけで、匿名の資産家から莫大な遺産を相続する事になります。常に優しくしてくれていたものの、学もなく貧しい、姉の夫ジョーと別れ、ピップはロンドンで紳士になるための修行をはじめます。そして、はじめて会った時から恋をしていた美しい娘、エステラとの結婚を心に決めていきますが、ついに匿名の資産家の正体を知る事になり、彼の運命は大きく変わっていくのです。

これはピップの成長物語でもあり、人間の品格を描いた作品でもあり、愛情の素晴らしさを描いた作品でもあり、大きな心の暖かさを描いた、掛け値なしの傑作でした。

この作品をまったく古びたものにしていないのは、類まれなるユーモアに溢れた文章と、英国的なシニカルさにも溢れた風刺描写。そして、カリカチュア寸前までに誇張された人物描写の妙です。私は、読みながら何度も大笑いし、何度も涙を浮かべました。

これは見事な娯楽小説で、あまりにも娯楽小説としてよく出来てるので、年月とともに文学作品と化してしまったっていうのが正解かと思いました。

時代が時代なのでとっつきにくい方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大いに楽しめました。次は「オリバー・ツイスト」か「デビッド・コパフィールド」を読んでみようと思ってます。

2012年1月22日 (日)

清朝復活!?

清朝復活!?

International Herald Tribune ウィークエンド号一面!

清朝復活か?中国の新しい軍服か?(笑)

答えは北京での春節のお祝いのリハーサル写真でした。(地壇公園)

これから帰宅しま〜す。(^-^)v

楽しみなワイン

今日はお休み。現在、Financial Situationが非常に厳しいため(笑)、家にこもってDVDを見たり、本を読んだりしながらゆっくりと過ごしました。本当は見たい映画もいくつかあるんですけど、給料日までの辛抱だ!

先日、知人からワイン(赤・白)をいただきました!これからちょこっと飲ませていただいてから寝ようと思ってます!わくわく。

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「李世民」ドラマを2話だけ見ました!斉王として大原を守っていた三男の元吉が、敵を迎え撃つと偽って精鋭部隊を率いて、とんずらしてしまったところで続き・・・。ひ~、早く続きが見たい!元吉はもともとどうしようもない奴でしたが、ここまでひどいとは!

↓ 李世民。現在は秦王です。彼だけが才能抜きんでてますが、これからどんな展開に!?

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彼とワイン飲みたいな。(笑)

2012年1月21日 (土)

極大射程

Point Of Impact
スティーヴン・ハンター著 新潮文庫
上 ISBN:9784102286050
下  ISBN:9784102286067
☆☆☆★★★

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ボブはヴェトナム戦争で87人の命を奪った伝説の名スナイパー。今はライフルだけを友に隠遁生活を送る彼のもとに、ある依頼が舞い込んだ。精密加工を施した新開発の308口径弾を試射してもらいたいというのだ。弾薬への興味からボブはそれを引受け、1400ヤードという長距離狙撃を成功させた。だが、すべては謎の組織が周到に企て、ボブにある汚名を着せるための陰謀だった…。 (文庫解説より)

S・ハンターの人気小説、ボブ・リー・スワガーシリーズ第1作目。以前、映画を見て面白かったので購入していたものを読みました。

映画の記事はこちらから
http://gomitsu.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-0498.html

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シリーズものが人気を得るために不可欠なものは、ストーリーの面白さがもちろん重要だけれど、やっぱり主人公のキャラクターの魅力につきると思う。

映画で感じたのと同様、ボブ・リー・スワガーは孤高のロンリー・ソルジャー。真のプロフェッショナルとはこういう人間だろうと思いつつ読みました。間違いなく男性に愛されるキャラクター。物語の背景はそう複雑でもないのですが、スワガー以外のキャラクター設定、彼らが置かれた立場、ストーリーでの役割が細かいので、映画ではそのほとんどがそぎ落とされていた事もわかりました。映画ももう1回見直してみようかな・・。

ボブが心から愛しているものは、銃。この作品では、銃火器の蘊蓄がたくさん語られ、「銃規制」の声が小さくなくなってきているアメリカでは、このシリーズへのバッシングもあるらしい。でも武器が存在する限り、エンターテインメントの中での役割が消える事はないし、主人公のボブは決して武器にふりまわされ、武器の力を自らの力と勘違いしているおたくではない。

物語の中で、「ベンチレスト射撃」のくだりを読んだ時に、何かを本当に愛好する人間達の世界を感じました。射撃の世界を垣間見れた事も私には新鮮でした。

この作品、とにかく100%男性向きですが、アクション、サスペンスの好きな女性にはお勧めです。私はラストがちょっと弱い様な気もしましたが・・・。

思い起こしたのは映画「プライベート・ライアン」の中の左利きの狙撃手、それと「スターリングラード」のソ連軍の狙撃手ザイツェフ(ジュード・ロウ演)。スナイパーは孤独な存在。

さて参考までにスワガーシリーズは父親のアール・スワガーものも含めて現在まで11作出ています。いくつか読んでみようかな~?

「極大射程」ボブ・リー・スワガー1
「ダーティホワイトボーイズ」(番外編)
「ブラックライト」ボブ2
「狩りの時」ボブ3
「悪徳の都」アール・スワガー1
「最も危険な場所」アール2
「ハバナの男たち』アール3
「四十七人目の男』ボブ4
「黄昏の狙撃手』ボブ5
「蘇るスナイパー」ボブ6
「デッド・ゼロ 一撃必殺」ボブ7

最新刊"Dead Zero"は昨年夏ペーパーバックが出ました!好評発売中!邦訳は12月に扶桑社から出てますよ~。

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2012年1月18日 (水)

最近のあれこれ 正月ボケ編

今年のお正月は、三が日お休みの後、一日出社、2連休のお休みをいただき、けっこうゆっくりと出来ました。

カレンダーの販売も終了し、年末に比べるとかなり落ち着いたムードで仕事はじめを迎えています。2月からは恒例の洋書バーゲンもはじまるので、それに備えて、体調も整えていきたいと思っています。

1 お正月休みあれこれ

三が日はほぼ家でゆっくりしていましたが、次の連休の時に、お墓参りと初詣に出かけました。近所の神社はここ数年、お正月は大混雑なので、ゆっくりと参拝できて良かったです。

おみくじは珍しく「大吉」でした!

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その次の週末には、ここ数年おじゃましている叔父宅の新年会に出かけてきました。

叔父から今年も日本ハムの「焼豚」をいただきました。ラーメンにいれたり、ビールのおつまみにして楽しんでいます。

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2 『009 RE:CYBORG』

「攻殻機動隊」シリーズの神山健治監督最新作は、石ノ森章太郎原作、「サイボーグ009」のリメイク!今年の秋公開予定です!
http://www.ph9.jp/

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私はアニメはそう好きではないのですが、神山監督の「攻殻機動隊」シリーズは、心から心酔している作品。製作発表PVを見るとちょっと攻殻っぽいのですが、かなり期待出来そうで、今から楽しみです!

↓ PV。見てね!

http://www.youtube.com/watch?v=vrmbrbQ6c40

ついでに、「オー人事」の人材派遣大手のスタッフサービスでは、「正社員サイボーグ003」のCMを、WEB上で公開してます。サイボーグ003、フランソワーズ・アルヌール正社員になる!

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http://www.ph9.jp/
 から見られるのでこちらも是非!

楽しみだな~。

3 「新・三国志」7 三顧の礼

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「新・三国志」19巻38話まで見ました。17巻から「赤壁大戦」に突入しています。現在、孔明は呉にいますが、あらすじ等はまた追って記事にしてみます。

さて、徐庶から孔明の所在を聞いた劉備は、早速、孔明の住む隆中の山中にある草廬を訪ねますが、不在。冬になって2回目の訪問をするもやはり不在。春、三回目でやっと孔明と会えますが、彼は昼寝の最中でした。劉備は彼が目覚めるまで、じっと立って待ち続けます。

雪の中をでかける劉備達。

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これが世に名高い「三顧の礼」ですが、ここから「三国志」は、にわかに怪しい雰囲気につつまれはじめ(笑)物語の脚色性が高まります。最初は気が付きませんでしたが、孔明のファッションは本当にアバンギャルドです。(笑)神仙趣味たっぷり。こんな軍師はどこを探しても見つかりません。

孔明の草廬は、ライトの「落水荘」みたいなところでした。

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孔明を演じているルー・イーは、ハンサムですが思ったより落ち着いた静かな雰囲気の人。演出もちょっと地味目ですが、まあまあ気に入りました。若い俳優さんなので、これからの演技が大変かも?

新野から逃げるところ、呉でのあれこれ、見どころ満載のパートに突入です!続きをお楽しみに!

4 やきとり処じんや

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http://r.gnavi.co.jp/p657900/

友人と中目黒の焼き鳥屋さんで新年会。「じんや」さんは、何度か行った事があるのですが、焼き鳥の他に焼豚(やきとん)もあります。

ここのつくねは絶品ですよ。

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今日は寒かったので、焼酎のお湯割りでお祝いしました。お近くで飲み屋さんをお探しの時には是非!

さて、あらためて今年もがんばりましょう~。

2012年1月15日 (日)

「創世の龍 ~李世民 大唐建国記」 序章2 煬帝死す

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「創世の龍 ~李世民 大唐建国記」も13巻26話まで見ました。

都では栄華を極めたかのごとく見える隋。しかし、都から一歩離れれば民は重税、戦、大規模工事などに幾度も駆り出され、疲弊し飢え苦しんでいた。

そのため各地で民衆による反乱があいつぎ、その数は朝廷をおびやかすまでの規模になり、隋の滅亡は誰の目から見ても明らかになりつつあった。

煬帝は、諌言には耳を貸さず、「反乱」の事実を告げただけで、その臣下を投獄したり死罪にしたりしていたため、やがて誰も真実を告げなくなっていく。

そんな中、煬帝は北方への巡幸を行うが、その途中で突厥軍からの攻撃をうける。慌てた煬帝一行は、鴈門城へ逃げ込む。落城寸前のところを李世民の詭策により助かるが、煬帝は長安へは戻らず、江南へ逃げ込み、そのまま現実逃避をし、酒色に溺れて行くのだった・・。

山西河東慰撫大使に任命されていた李淵は、息子達から発破をかけられ、隋に対する反乱を決意。洛陽を包囲していた反乱軍の李密とも示しあわせ、一気に長安を占拠。

全てに見捨てられた煬帝は、近衛兵の指揮官だった宇文化及兄弟らによって殺害されるのだった。

「皇帝には皇帝の死に方がある」と煬帝は縊死を選び、殺される。

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長安で、煬帝が殺されたニュースを聞いていきなり泣きだす李淵。この事を教訓として代々伝えていかねばならないと告げる。

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そして一時、隋の新皇帝として立てていた恭帝(長安の留守をしていた煬帝の孫)から禅譲を受けて李淵は自ら皇帝とり、ここに唐王朝が誕生する。

煬帝の最期は自業自得とは言え、皇帝の最期としてはとっても悲劇的なものでした。ドラマと並行して本を1冊読みました。

「隋の煬帝」
宮崎市定著 (中公文庫)

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確かに彼は暴君の名にふさわしい所業を行ったけれど、実際、漢の滅亡以降、大きな混乱と国の興亡が続く中、彼の様な皇帝がほとんで、それが時代の風潮でもあったのだそうです。

煬帝自身が凡庸であったため、大きな権力を持った凡才が犯しやすい失敗をまさに犯してしまった事が、隋が短期間で滅亡した理由であり、続く唐王朝は、まったく新しい価値観を持った人間によってはじめられた為にその後300年に渡り存続が出来たのだと語られていました。

そういう意味で、隋の滅亡は煬帝一人の責任ではなく、先帝の文帝と共同責任だ、とも書かれていたのが印象的でした。

序盤に、日本と中国とのあいだで、ほんとうに駆け引きを伴った外交関係を持つに至ったのは、ほかならぬ推古天皇と隋の煬帝とのあいだから始まったことは、日本にとってもまことに重大な意義を持った時代でもあったと語られていて、日本、及び、高句麗、新羅、百済の歴史もあわせて調べてみたくなっています。

歴史への興味は縦に横にと広がっていくものですね~。

To be continued...

2012年1月14日 (土)

X-ファイル:真実を求めて

X-Files: I Want To Believe
2008年/アメリカ (監)クリス・カーター
(演)デビッド・ドゥカブニー ジリアン・アンダーソン アマンダ・ピート ビリー・コノリー ミッチ・ピレッジ
☆☆☆★

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1990年代のアメリカTVドラマを代表する「X-ファイル」シリーズの劇場版2作目。1作目はシーズン途中の作品で、ドラマの中の1エピソードとしての作品でしたが、この2作目はシーズン終了8年も経った後の作品。

1作目の劇場版ががっかりな出来だったので、こちらは当時劇場にも行かずDVDで初観賞。クリス・カーターには、テレビドラマの枠を超えたストーリーや世界観が持てないのだな・・という事が確信できてさびしい気持ちになりました。

今まで見たテレビドラマの中で、一番夢中になったのは何か?と聞かれたら私は躊躇なく「X-ファイル」を選ぶ位大好きなシリーズ。もちろん9シーズン全話見たし、このドラマを見ている最中の恍惚感と言ったら・・。(笑)

このドラマと匹敵する作品はデビッド・リンチの「ツイン・ピークス」くらいだな~。私の嗜好がばればれですけど。coldsweats01

この映画版では、すでにモルダーもスカリーもFBIを離れている。FBI女性捜査官が謎の失踪をし、自称サイキックと称する神父の見たビジョンをもとに捜索をすると、氷の下から他人の片腕が発見される。

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神父を疑いながらも、解決の決め手がみつからないFBIでは、もとX-ファイル担当だった、モルダーとスカリーに助力を申し出る・・というストーリーでしたが、テレビドラマの中のエピソードレベルを超えられていない上に、スカリーは別件で問題を抱えていてまったく上の空、モルダーにもかつての生気がまったくなし。これは、年齢のせいだけじゃない。絶対、この2人やる気なかったんじゃないのかな~?

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せっかくの素晴らしいシリーズの最後にミソをつけた様でがっかりな作品でした。

「X-ファイル」は1993年から2002年にかけて9シーズン放映されました。人間の肝臓だけを食べ何100年も生きていた男、スポンティニアス・コンパッション、南米のUMAチュパカブラ等々、たまらんですよ~。(笑)第1シーズンだけDVD持ってるので、口直しに久しぶりで見てみようかな~。

初期のこの2人は輝いていた!

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↓マーク・スノウによるテーマ曲。

http://www.youtube.com/watch?v=JDZBgHBHQT8

«MADONNA The Confessions Tour

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