2012年1月のあれこれ
年が明けたと思ったら、もうあっという間に1月も終わり。本当に時間が流れるのは早いものですね。
幾つか記事にしそびれたものを、まとめてご紹介させていただこうと思います。
1 「NHK特集 シルクロード 第1部 絲綢之路」

昨年末あたりからDVDで借りて、30年ぶりに見てみました。第1部の「絲綢之路」(=シルクロードの中国名)は1980年~1981年の放送。全12集です。
今となっては、当時の中国各地の映像が貴重なものだな~って思わされました。内容に関しては消化しきれていないのですが、日中共同取材班が車を連ねて取材していく様子を見ながらも、昔はどれほど大変なみちのりだったろうと思いを馳せさせられました。私は車でも絶対無理。![]()
砂漠の奥深くや山の中の道などは、車も進入できず、ラクダや馬を使う場面も多数ありました。
第1集の長安(西安)出発のシーンは、張騫がメインだったので最も感慨深く見れた回。その他やっぱり興味深かったのは敦煌の回、そして先日間違えて「新・シルクロード」を見てしまったトルファン。トルファンがその後いかに発展したかがよくわかりました。
そしてちょうど撮影の時期に天山を通る「南疆鉄道」がテスト走行の段階で、取材班はそれに試乗のかたちで乗るのですが、この回は面白かった!貨車に積み込まれたラクダが可愛い。かつては天山越えに何週間もをかけていた旅がこの列車の開通で数時間になりました。
最終回のパミールでは、人々の顔が明らかに西洋人に近くなり、長安を離れて遥か彼方の異国の地に着いたのだ・・という感慨がひとしおです。
今は亡くなられた井上靖氏、司馬遼太郎氏の2人、そして陳舜臣氏が現地に同行してお話をされるのも貴重なシーンになっています。
各タイトルは下記の通りです。
第1集 遥かなり長安
第2集 黄河を超えて~河西回廊1,000キロ
第3集 敦煌
第4集 幻の黒水城
第5集 楼蘭王国を掘る
第6集 流砂の道~西域南道2,000キロ
第7集 砂漠の民~ウイグルのオアシス・ホータン
第8集 熱砂のオアシス・トルファン
第9集 天山を貫く~南疆鉄道~
第10集 天山南路・音楽の旅
第11集 天馬の故郷~天山北路~
第12集 民族の十字路~カシュガルからパミールへ~
後日、第2部「ローマへの道」全18集も見てみようと思っています。

喜太郎のテーマ曲。
http://www.youtube.com/watch?v=oU7JWTtJaL4&feature=fvwrel
尚、この番組のDVDを見ている間に、ネットで1980年代におこなわれた中国の核実験のニュースも知りました。何だか気持ちが萎えてくるな~。
2 「アイズ」
鈴木光司著 新潮文庫 ISBN 9784101438184
☆☆☆★★

怖い表紙でごめんなさい。![]()
年末に大掃除をしていたら、ひょっこりとあらわれ、「あ、これ読んでないや」と思って、読み始めたら途中で「やっぱ読んだわ、これ」と気が付きました。(笑)
ホラー小説を読むのは久しぶりで、結末をすべて忘れてしまってたのでなかなか楽しめました。まあまあよく出来た短篇集だと思います。とは言え、鈴木光司作品は私にとっては「リング」だけが衝撃的で、あとはいまのところ軒並みいまひとつなのが残念。
もっともっと怖い小説書いて下さ~い!(笑)っていうか、元来、彼は超常現象もの向きじゃないのかもね、ホントは。そんな気もしています。
3 「大いなる遺産」
Great Expectation
1998年/アメリカ (監)アルフォンソ・キュアロン
(演)イーサン・ホーク グウィネス・パルトロー ハンク・アザリア クリス・クーパー アン・バンクロフト ロバート・デ・ニーロ
☆☆☆★★

本当はデビッド・リーンが1946年に撮ったのが見たかったのですが、ツタヤレンタルになく、こちらを借りてみました。舞台を現代のアメリカに変えてあります。
映画としては悪くないのですが、ディケンズの作品とはまったくの別物と思ってみないとダメです。小説は、主人公のピップ(この映画ではフィン)をとりまく様々な人間達とのやりとりを通じて、彼が成長していく物語でしたが、当然ながら登場人物は大幅に減らされ、お話の主軸はフィン(E・ホーク)とエステラ(グウィネス)の恋愛になってしまっているのが、アメリカ映画らしいところでした。
デ・ニーロのシーンもきっと原作を知らないとあまりにも唐突に感じるだろうと思います。ただ、かなり浮世離れしたお話を、おとぎ話的な囲気で演出しているので、大きな違和感を感じずに観賞できます。なのでこの作品はこの作品としてうまくまとまっているのが良かったです。
でもね~。原作では涙ボロボロで見た育ての親ジョー(C・クーパー)のシーンが大きく削られてたのが、すごく不満でした。エステラとの関係に集中させるためなのでしょうけれどね。
グウィネス・パルトロー、きれいでした。
4 「モールス」
Let Me In
2010年/アメリカ (監)マット・リーヴス
(演)コディ・スミット=マクフィー クロエ・グレース・モレッソ イライアス・コティーズ リチャード・ジェンキンス
☆☆☆★★

先日記事にしたスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク版。
「ぼくのエリ」はとても完成度の高い作品だったせいもあるとは思うのですが、この映画、ほぼ完全にオリジナルに忠実なリメイクです。
ハリウッドは最近、自分達でアイデアを出さずにリメイクばっかりしてて、私はこの傾向に不満ですが、リメイクするならするで、少しはアレンジしてアメリカ映画らしさを出してみたらどうなんだろう・・って思わされました。
オリジナルが面白いので、これも面白いのですが、あまりにもオリジナル通りのシーンを再現されても・・・な感じがぬぐえませんでした。ほぼ完全に再現されてるだけに、見どころのシーンの映像レベルがダウンしているのも気になる。
例えばプールのシーン、例えば病院でのシーン等々。エクソシスト的な特殊メイクもちょっと・・。![]()
主演の2人は、魅力的で演技もうまく、この2人に助けられた感もありますが、私としてはちょっとがっかりな作品でした。「ぼくのエリ」を見る前なら、じゅうぶん堪能できる出来ばえだと思います。
さて、2月はまたまた恒例の洋書バーゲンがあります。準備がんばらなければ~。







































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