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2007年/アメリカ (監)リー・タマホリ
(演)ニコラス・ケイジ ジュリアン・ムーア ジェシカ・ビール ピーター・フォーク トーマス・クレッチマン
☆☆☆

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2分先の自分に関わる未来だけが見える主人公のニコラス・ケイジが、核爆弾テロの阻止を託され、その凶行を食い止めるべく奔走する。SFアクション映画。

ラスベガスの二流マジシャンとして生きるニコラス・ケイジ。実は、彼は自分の周囲に起こる2分先の未来を予知できる能力を持っており、その秘密を誰にも悟られないよう目立たず日々をやり過ごしていた。そんなある時、クリスの前に女性FBI捜査官のジュリアン・ムーアが現われる。彼女らFBIは、核兵器を持つテロリストがアメリカに入国したという情報を掴んだことから、予知能力を持つクリスへ捜査協力の依頼に来たのだった。面倒に巻き込まれたくない彼は要請を断るが・・。

原作もすでに読んでいたので、楽しみに見たのですが、こいつはちょっといかんね~。(笑)原作のアイデアは2分先が読める能力の男の話というだけで、原作とは全くの別物です。ま、それは良いとして、脚本自体が大いに破たんしてしまっているのが一番の失敗。これから見る方のために詳しくは語れないのですが、ここで映画が終わっちゃって良いのかよ~っていう感じでした。このパターンで映画にしてたら、永久にお話は終わらない。それと運命の女性、ジェシカ・ビール(可愛いです。)のやくまわりが中途半端。運命の女性なら運命の女性らしく描かないとさ~。

とまあ、不満はあれこれありますが、とりあえずは楽しく見れました。ニコラス・ケイジが未来を読み取っていく映像表現なんかもわりに良かったし。テレビで放映されたら、ゴロンと横になりながら、気楽に見れる作品ではあります。

原作にされちゃって迷惑だろうと思われるP・K・ディックの「ゴールデン・マン」。短編集ですが、邦訳の文庫は2分冊で出版されています。「ネクスト」の原作は「ゴールデン・マン」です。こちらはなかなか面白かったですよ!お勧めです。ディックの友人であり、この短編集の編集者のまえがきによると、「登場人物は午前4時に近くのセブン・イレブンで出会う様な人達だが、彼らの身におこる出来事は、ゴキブリの身にさえ起ってほしくない様な種類のものだ。」とあります。是非、楽しんで読んでね~。(笑)

「ゴールデン・マン」ISBN 9784150116552
「まだ人間じゃない」ISBN 9784150116569
P・K・ディック著 ハヤカワ文庫 各¥740(本体価格)
☆☆☆★★

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コメント

ニコラス・ケイジ主演でなので「例の」チェックのために見ました。いや試写会が当たっただけなのですが…
原作は名作なのにねえ…この人の作品は映画化されると原型を留めていないことが多いです。

投稿: kinkacho | 2008年11月24日 (月) 14時03分

不思議な作家ですね、FKディックは。映画化されると、原作の雰囲気がぶち壊しになる。もしかしたら、アメリカ人と日本人では解釈というか、感じ方が違うのかもしれないと疑っているのがディックの作品です。まあ、クーンツの映画化よりは、はるかにマシですが。

投稿: ヌマンタ | 2008年11月24日 (月) 14時58分

Kinkacho さん

今晩は!
事後報告で申し訳ありませんが、「ネクスト」の記事にトラックバックさせていただきました。
Kinkachoさんの記事は、ズバリ核心をついたレビューで感心しました。私も生え際チェックしました。(そこか!笑)

でも、私、これ劇場に行かなくて良かったわ~。coldsweats01

投稿: ごみつ | 2008年11月25日 (火) 00時21分

ヌマンタ さん

今晩は~。

ディックの映画化作品は、ホント全然別モノになっちゃいますね。アイデアの借用だけが多いっていうか。
それだけ、斬新なアイデアにあふれた作品が多いっていう事でもあるんでしょうけど・・。

やっぱり「ブレードランナー」が今のところ最高の映像化作品かな・・。そうだ!これ、早く原作読まなきゃいかんのだった。flair

投稿: ごみつ | 2008年11月25日 (火) 00時26分

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