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2009年6月

劔岳 点の記

2009年/日本 (監)木村大作
(演)浅野忠信 香川照之 松田龍平 役所広司 仲村トオル  宮崎あおい 夏八木勲 
☆☆☆★★★

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http://www.tsurugidake.jp/

明治時代末期、参謀本部陸地測量部の測量官・柴崎芳太郎(浅野)に、未踏峰とされてきた剱岳への登頂と測量の命令が下った。それは日本地図最後の空白地帯を埋めるという重要かつ困難を極める任務であった。山麓の山案内人とともに測量に挑んだ男たちは、山岳信仰から剱岳を畏怖する地元住民の反発、ガレだらけの切り立った尾根と悪天候・雪崩などの厳しい自然環境、前年に発足した日本山岳会との登頂争い、未発達な測量技術と登山装備など、様々な困難と戦いながら測量を行うが…。

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黒澤明監督作品の撮影助手を皮切りに50年近く撮影カメラマンを務めてきた、木村大作監督の初の監督作品。撮影期間2年。ヘリコプターによる空撮を一切使わず、スタッフ、キャスト、撮影機材ともに自力で山頂まであがり、人間の目線で見た劔岳を描いた意欲作。CG処理は私が気付いた限りでは、雪崩に遭遇するシーンと天候に関するシーンの幾つかのみでした。

とにかくこの作品は、劔岳の人を決して寄せ付けない厳しさと美しさをとらえた撮影の素晴らしさにつきると思いました。そして、測量のために命をかけて自然に挑んだ男たちと、それをささえた地元の案内人との友情の物語は純粋に感動的でした。

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映画のスタンスは、真正面からの正攻法で何のてらいもない。テーマは「人間と山」これのみ。映像を見ていただければわかると思うのですが、それ以外のどんなテーマもこの作品には割り込めないのです。

長く映画を見てきて素人ながら思うのは、実はこの正統的な作品づくりが一番難しいと言う事です。ごまかしがきかないので、作り手が一流の技術をもって堂々と作らないと陳腐なドラマにいともたやすく転落してしまう。実際、今回は木村監督が、監督、脚本(共同)、撮影と一人で何役もこなしているのですが、私は彼は撮影に徹するべきだったな・・と感じました。と言うのも、ドラマ部分はもっと淡々と描いて欲しかったからです。日本山岳会チームとのからみも、もう少しまとまりが欲しかった。

日本山岳会の創設者、小島鳥水(仲村トオル)達は、ヨーロッパから取り寄せた最新式の道具や装備で地元の案内人もバカにした目でみるわで、最初はかなりむかつきます。(笑)

ラストに驚きがあるのですが・・・。語りたいけどやめとこう。この驚きの中にも、私はまた別の人間のドラマを感じました。新田次郎の原作も早速買って読んでみようと思ってます。

この作品に興味のある方は、絶対に劇場で見ないとダメですよ。山の雄大さをスクリーンで体感しないと作品の魅力が激減してしまうだろうな~と思いました。

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治験1年目を終えて 追記

昨年の6月からスタートした「多発性のう胞腎」(ADPKD)のための新薬、トルバプタンの治験からちょうど1年が経ちました。

先月1年目の経過を検査するためのMRIをとってきました。結果、および、今後の注意点など聞けるかな・・と思って、今日病院へ行ってきましたが、とりたてて何も説明がありませんでした。

っていうか、私が昔からもっている子宮筋腫を発見されてしまい、余計な方向に話がずれてしまいました。確かにこのところ筋腫が大きくなってきているのを感じているのですが、とりあえず治験が終了したら婦人科へ行くつもりでした。その事を告げると先生も「本人の判断におまかせします」との事だったので筋腫による体調の悪化がない限りはその方向で行こうと思ってます。

あ~あ、のう胞がサイズが変わったかとか、変わってないとか、情報が欲しかったな~。
今日は土曜にしては珍しく外来が混雑してたので、また次回にでもさぐりをいれてみよう。(笑)

ご参考までに、今までの治験関係の記事は下記の通りです。

2008年3月19日 疲れた一日 新薬の治験に臨む! 
http://green.ap.teacup.com/0471/232.html

2008年6月8日 治験準備入院に臨む
http://green.ap.teacup.com/0471/273.html

2008年7月18日 喉の渇きとの戦い
http://green.ap.teacup.com/0471/290.html

2008年11月25日 新薬の治験に臨む 冬物語
http://gomitsu.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-d086.html

ところで、今日、一人の初老の男性が、「一体何時に診察受けられるんだ」「時間もわからないまま待ってなきゃいけないっていうのか?」等、受付の女性に罵声を浴びせてて、本当に頭にきた!

「世の中はお前中心でまわってるワケじゃね~んだよ!待つのがイヤなら病院なんて来んな!」

私、最近とにかく、世の中でのお年寄りの横暴ぶりが目に着いて仕方ありません。もちろんきちんとした方もたくさんいらっしゃるんですけどね。バスなんか乗ろうもんなら、出口で後ろからぐいぐい押してくるのは絶対にお年寄りです。一体、何年生きてきて何を学んできたんだ!とどなりたくなりますよ。は~。

おまけ 

さて、私が今通っている帝京大学病院は、先月新しい建物がオープンしました。今までの建物はかなり古い上に、増築を重ねている様で、内部が迷路の様になっていました。本館と新館の階が違ってたりして、ワケわからなかったので、3回の治験準備入院中に院内探検したりした位です。(笑)

新しい建物は、きれいだし、快適です。何と言っても、外来のファサード部分がガラスばりで外の光が入ってくるし、石神井川沿いの木々の緑も見えて、すがすがしいのが最高です。病院建築ってずいぶんと進化したものですね~。

帝京大学病院ホームページ
http://www.teikyo-u.ac.jp/hospital/

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追記

考えてみたら、この治験ダミー班もいるし、効果が途中でわかってしまうとその後の薬の効き方にも影響を与えてしまうので、結果は教えてくれるワケないんでした。coldsweats01  ひたすらあと2年がんばるしかないですね~。

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絵本に囲まれて

お休みの日を使って、洋書絵本輸入業者さんの商品内覧会へ行ってきました。

こちらの業者さんでは、毎年、新作や話題作を中心として、業者向けに取扱商品の展示をしています。今回は、場所が本社ビルだったので、展示会と商品の説明をうかがったほか、倉庫も見せていただきました。

せっかくなので、少し商品を選んで行こうと思い、見始めたら時間を忘れる位夢中になってしまった。楽しい!あれもこれもお店に置きたくって迷いまくり。ただ、私の職場の絵本売り場はスペースがそれほど広くないので、じっくり考えながら見てたら、あっという間にタイムアップ。「ガッチリ買いましょう」みたいだ。(古い)

この日は夕方から友人と会う約束があったので、しかたなく中止。あ~あ、もっと早くおじゃますれば良かった・・・。

時間が許すかぎりで、人気のあるディズニーものを中心にピックアップしてきました。

それと定番人気商品をちょっとフィーチャーしてみようと思い、下の2点を平積み用にチョイスしてみました。時々タイトルを変更しながら、今月のお勧め風にディスプレイしてみようかなと思っています。売れると良いな~~~。売れてくれないと困る!

"The Rabbit's Wedding"  by Garth Williams
邦訳 しろいうさぎとくろいうさぎ

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"The Rainbow Fish"  by Marcus Pfister
邦訳 にじいろのさかな

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かわいいでしょ~? 売るぞ~!(笑)

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ターミネーター4

Terminator Salvation
2009年/アメリカ (監)マックG
(演)クリスチャン・ベイル サム・ワーシントン アントン・イェルチン ムーン・ブラッドグッド
ブライス・ダラス・ハワード ヘレナ・ボナム=カーター
☆☆☆★★

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http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/

ジョン・コナー役にクリスチャン・ベイルを迎えた「ターミネーター」最新作、楽しみに見に行ってまいりました。「T3」が、いまひとつ何だかな~感は、ジョン・コナーを演じたニック・スタールが存在感薄かった事と、シュワルツネッガーが年齢的にムリがあった事からだと思っていたので、新しい配役、「審判の日」以降を描いた新しい設定という事もあり、どんな作品に仕上がっているかがとても楽しみでした。

2018年。スカイネットが引き起こした“審判の日”をかろうじて生き延びた人間たちは抵抗軍を組織し、ジョン・コナーもその一員としてスカイネット率いる機械軍との死闘に身を投じていた。そんなある日、ジョンはマーカス・ライトと名乗る謎の男と出会う。彼は過去の記憶をなくしており、脳と心臓以外すべて機械化されていた。それでも自分は人間だと主張するマーカスに対し、敵か味方か判断しかねるジョン。しかし、将来彼の父となる少年カイル・リースに身の危険が差し迫っていることをマーカスから知らされ、ジョンはある決意を固めるのだが…。

感想から言うと、「まずまずの出来だけど、食い足りない」というのが正直なところでした。さすがに、C・ベイルは良いんですよ。C・ベイルの出演許可が出なかったらこの企画自体中止しようと思っていたと監督は語っています。同じくインタビューで「30代前半の男優で、彼ほどの演技力と存在感を出せる者はいないからね」と語ってましたが私も同感です。

ただストーリーが分かりづらいのが難だったな~。今回、新しい配役として人間を機械化した(ロボ・コップみたい)マーカスっていうキャラクターが登場するのですが、彼に関する事がすべからく良くわからない。

「審判の日」以前にサイバーダイン社によって(死刑囚に検体をさせて)開発されていて、スカイネットに利用されているのは分かったのですが・・。マーカスは脳と心臓だけが生身で、他はすべて機械。脳にはチップが埋め込まれていて行動をコントロールされている。しかし、彼には記憶も心もあり、自らの信念で行動も出来る。「機械と人間」の違いを示唆するキャラクターなんだとは思うのですが、もっと上手くお話に組み込む事は出来なかったかな~と悔やまれます。

この作品にはまだ10代のカイルが登場しますが、演じるのは「スタートレック」でチェコフを演じていたアントン・イェルチン。大作づいてますね。

さて、皆さん、シュワルツネッガーはもう出ないと思ってらっしゃるでしょう。確かに本人は出演してませんが、もしかして、どっかにいるかもよ~~。(笑) 内緒ですが。

これ今回メインで活躍するT700。シュワ・ターミネーターは次のモデルのT800です。
「T2」の液体金属モデルはT1000。「T3」の女性モデルは「T-X」です。次の試験に出るので覚えておいて下さい。(笑)

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ゾラの時代 2 ゾラの生涯

The Life Of Emile Zola
1937年/アメリカ (監)ウィリアム・ディターレ
(演)ポール・ムニ ゲール・ソンダーガード ジョゼフ・シルドクラウト  グロリア・ホールデン
☆☆☆★★

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若き日のゾラは、幼馴染である画家のセザンヌと共に、パリの屋根裏部屋で同居し、貧しいながらも、真実を追及する激しい情熱を著作にうちこんでいた。生活のために就職した出版社も自身の作品のためにクビになる。

そんなある日、ゾラは警官に追われていた売春婦のナナをかくまい助ける。彼女の身の上話をもとに書いた小説「ナナ」はベストセラーとなり、富と地位を得て文豪の名声を博す様になる。成金趣味を見せ始めていたゾラを諌めたセザンヌは彼と袂をわかつ。

そのころ全世界を騒がせる事となるドレフュス事件が起こった。軍の機密を某国にもらしている参謀部将校の存在を知った軍部首脳は、ユダヤ人であるが故にドレフュス大尉を犯人と断じ、悪魔島へ終身刑の囚人として送った。夫の無罪を信じるドレフュス夫人は、ゾラを訪れて世論に訴えて夫を救ってくれと頼み、書類を渡した。ゾラは有名な「余は訴う」と題する一文を草してドレフュス事件の再審を天下に訴えたのだった…。

有名なドレフュス事件に関しては下記から。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%A5%E3%82%B9%E4%BA%8B%E4%BB%B6

この映画では、作家とし成功するまでの描写は簡単に描かれ、映画の主題はドレフュス事件にあります。フランス文学界で確固たる地位を築き60歳を迎えようとしていた彼は「もう戦いたくない。今まで十分戦ってきた」と最初は断るが、ドレフュスの無罪の証拠を集めた書類に目を通した彼は、自身の命運をかけて立ち上がる事を決意する。

当時、プロシアとの戦争に負けて莫大な賠償金にあえでいたフランスではユダヤ系の金融資本が、国民の貯蓄を海外への投資に引き入れ失敗した上破産。貯蓄をなくした人々は、金融界を牛耳るユダヤ人への憎悪をつのらせていた。ドレフュスの無罪を主張する事は、命にもかかわる危険な事だった。

ゾラは、名誉毀損罪で軍部から告訴される。ここから裁判劇に入りますが、軍部を擁護し、弁護側には一切の発言を認めない、軍部と癒着した司法側の態度が描かれていく。この映画、昔のハリウッド映画という事もあって、何となくうわべだけなぞった感じのする作品ですが、この法廷シーンはなかなか良かったです。

結局ゾラは有罪。しかしロンドンへ逃亡して、イギリスのマスコミからこの事件に関する真相を訴え続け、世界的に注目される事件となってしまう。ゾラの告発から8年後にようやくドレフュスの無罪が確定するが、無罪判決を知る事なく、ゾラは一酸化炭素中毒で死去。暗殺説もある様ですが、映画ではストーブの排気管の故障と描写されていました。

「ナナ」を読み終えた頃、丁度NHK・BSで放映されたので興味深く見ました。映画としてそれほどの名作ではないのですが、ゾラの生き方と生涯をサラリと知るのにはうってつけの映画ではありました。ホントは、フランスで撮って欲しかった作品ですね。それでも1937年度アカデミー作品賞受賞作品です。

おまけ

ゾラは評論家として印象派の画家を擁護していた。下はマネの描いた「エミール・ゾラの肖像」。背景に浮世絵が見えますね。

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こちらはセザンヌが描いたゾラのスケッチ

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マネ画 「ナナ」

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八甲田山 死の彷徨

新田次郎 著 新潮文庫 ISBN 9784101122144
☆☆☆☆

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日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然“前進”の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は210余キロ、11日間にわたる全行程を完全に踏破する。両隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。 (文庫解説より)

私がこの遭難事故について初めて知ったのは映画の「八甲田山」を見てから。見たのがだいぶ以前なので内容の詳細は忘れてしまっているのですが、神田大尉の「天は我々をみはなした!」のセリフだけは、ず~と記憶に残っていました。

今回もコンビニで何となく手にして購入したこの作品は、読みはじめたら最後、弘前31連隊と青森5連隊と、想像を絶する様な過酷な雪中行軍を共にする事になります。

きたる日露戦争に備え、寒地での戦いに備えるために行われた厳冬期の八甲田山行軍は、前述の二つの連隊同士を競わせるかたちでスタートする。先行でスタートした弘前徳島隊は総勢38名の小隊編成。地元の案内人をたのみ、過酷な行軍を見事に成功させる。

少し遅れてスタートした青森神田隊は、神田大尉の意見がことごとく却下され、総勢210名の中隊編成。参加者に雪中行軍の知識を伝授する間もなかった上、山田大隊長が教育係として参加する事になってしまう。平民出身の神田大尉は、ことごとく口を出してくる山田大隊長に逆らうことができず、地元案内人への依頼も却下された上、やがては完全に指揮権を奪われてしまう。冬山の知識を持たない山田大隊長の指揮のもと、青森5連隊は、悲劇的な運命をたどる事になる。

指揮をとる者が無能だとどういう事になるかが痛いほどわかる作品です。道に迷い、次から次へと雪の中へ倒れていく兵士達。中には発狂してしまうものもいる。手が凍りつき動かせない中、失禁をしてしまうと、そこからたちまち凍りつき即、死につながる恐怖。運悪くも記録史上最も強烈な寒冷前線に遭遇してしまった事も、悲劇に拍車をかける。とにかく凄まじいので、是非一読していただきたい名作です。

この事件を詳しく調査し、こんなに読み応えのある小説に仕上げた新田次郎の筆力には脱帽です。

印象的で心に残っているシーンは、同じく寒冷前線に遭遇していた弘前隊を、一人の女性がガイドする場面。男性は出稼ぎに出ていて全員不在だったために選ばれた女性。風雪地獄の様な道を、彼女は、笑いながら案内していく。(他の者達は死に物狂い)この地獄の様な世界から必ず脱出できると、隊の全員が彼女の存在を心の支えにして耐え抜くシーン。ガイドの女性は、雪の精の様だ。このシーンを読んでも、地元ガイドの重要性がわかる。

結局、青森神田隊は199名の死者を出す。最も過酷な状況にあった兵卒156名のうちの5人の生存者は、全員雪山体験者であった。

この事件を機に、今までいい加減でなかなか善処されることのなかった軍部の寒冷地への対策がおおはばに前進したらしい。この事件があった事で、日露戦争に勝利する事が出来たのならば、亡くなった兵士達も多少はうかばれるだろうか・・。

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冬の八甲田山全貌。白一色の世界。本の中にあった「美しい山ほど恐ろしい」という言葉が思い出されました。

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ZUMBA 初挑戦!

皆さん、Zumba(ズンバ)っていうフィットネス・プログラムをご存じでしょうか?

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http://www.grj.jp/zumba/

南米コロンビアのカリスマ・インストラクター、ベト・ペレスが考案した、ラテンダンスをベースにしたダンスエクササイズ。上の写真の右はしの男性がベト・ペレスさん。巷でブレーク中の人気エクササイズです。

2ケ月ほど前にフィットネス雑誌の付録についていたDVDを見たのですが、とっても楽しそう!それにこのエクササイズは1時間で最大1000キロカロリー消費をうたっていて、興味津津。最近、私の通っているジムでも導入されたのですが、夕方の早い時間のレッスンでなかなか参加出来なかったのですが、仕事が早く終わったとある日、いよいよ初挑戦してきました。

ラテンダンスは、腰の動かし方がとっても難しくて、もともとダンスの苦手な私はいつも四苦八苦しているのですが、Zumbaはテンポがとっても早くって、とりあえずテキトーでもOKなのが良かったです。ただし、1時間(私は45分クラスに出ました)途切れる事なく動きっぱなし。早い動きが多くて、かなりエネルギーを消耗します。私のすぐ前にいた初老の女性は死にそうになってましたが、がんばってました。(笑)

それに腰から下の動きが多いので、続ければウエストやヒップのひきしまりが期待できそうです。私は次いつ出れるかわからないのが残念。スタジオは満員の盛況だったので、これからクラスも増えるかもしれません。

ダンス好きの人にはお勧めエクササイズですよ~。

しかし最近は、ホント南米発の新しいプログラムが本当に多くなりました。私自身は旧来の普通のアクロバティック系エアロが好きなのですが、今後はなくなっていくかもしれませんね~。

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ゾラの時代 1 居酒屋/ナナ

エミール・ゾラの代表作2点。ずっと読みたいと思っていたのですが、今回2作まとめて読んでみて、19世紀のパリで生きる人間達の緻密で写実的な描写と、センセーショナルな表現にすっかり感心してしまいました。しかし、この2冊読了までにけっこう時間かかりました・・。coldsweats01

私も今回はじめて知ったのですが、この2作はゾラが25年を費やして書き上げた「ルーゴン=マッカール叢書全20巻」シリーズの中の作品です。バルザックの「人間喜劇叢書」に触発されたゾラが、自身の生きている時代のフランス(第二帝政期。ナポレオン三世の時代)の社会や人間の生活に関してのあらゆる事を描きつくすために書き始めた作品群が、この「ルーゴン=マッカール叢書」。

一人の女性が、ルーゴンとマッカールという別々の男性の間に設けた子供の子孫達の物語。(けっこう、壮大なんですよね)子孫の人生を細密に描いていく事で、ゾラは「時代・環境・遺伝」という因子が人間にどういう影響を及ぼしていくかを探究し、しいては人間と社会との関係を明らかにしていこうという狙いがあったと、文庫の解説にはありました。そしてこれが自然主義文学の代表作家と呼ばれる所以なのでしょう。

「居酒屋」
ISBN 9784101122144
☆☆☆★★★

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叢書の第7巻目。主人公は洗濯女のジュルヴェーズ。彼女は二人の子供と共に帽子屋の夫ランチエに棄てられ、ブリキ職人クーポーと結婚する。彼女は洗濯屋を開く事を夢見て必至に働き慎ましい幸福を得るが、そこに再びランチエが割り込んでくる・・・。19世紀パリ下層階級の悲惨な人間群像を描きだした作品。(文庫解説より抜粋)

まじめに一生懸命働けば、ささやかながらも幸せな家庭が築けるのに、この作品の登場人物達は、その性格故に、破滅への道へとつき進んでゆく。アルコールに溺れ、愛欲に溺れ、真摯な者の意見に耳を傾ける事が出来ない。貧しい者達は、あれこれと隣人や親戚の噂をし、ねたみひがみ中傷は日常茶飯事。決して人を助ける事もしない。皆、自分の生活のレベルを安定させるのが精いっぱい。

「ナナ」
ISBN 9784102116043
☆☆☆★★★

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叢書の第9巻目。「居酒屋」の女主人公の娘としてパリの労働者街に生れたナナ。生れながらの美貌に、成長するにしたがって豊満な肉体を加えた彼女は、全裸に近い姿で突然ヴァリエテ座の舞台に登場した。パリ社交界はこの淫蕩な“ヴィナス”の出現に圧倒される。高級娼婦でもあるナナは、近づく名士たちから巨額の金を巻きあげ、次々とその全生活を破滅させてゆく。

ゾラの最高傑作とされている作品。この二つの作品に共通しているテーマは、人間が欲のためにいかに簡単に人生を崩壊させていくかと言う事。それは、貧しい人間であっても、金持ちであっても変わらない。ナナは、その美しさを武器に、金持ちの男性を次々と破産させていくが、彼女は自身の欲望に忠実なだけなイノセントな女性です。心から愛していた役者と結婚し、貧しくても幸福を感じて生活していたナナを、その男はいとも簡単に棄て去る。この結婚の破たんから、彼女の贅沢を求める高級娼婦としての生活がはじまる。

もう一つ共通して驚かされるのは、性表現が当時としてはかなりあからさまなところ。今読んでも、けっこうスキャンダラスな印象を受けます。それに、当時日常使用されていたのであろう、汚い言葉の数々。当時は出版差し止め騒ぎなんかもあって大騒ぎになった様です。

「ナナ」はフランスとプロシアの開戦で沸き立つパリのシーンで終わる。叢書はこの後も続きますが、この2作は、ゾラの時代のフランスをあますところなく封じ込めたタイムカプセルの様な小説だと思いました。

この時代の雰囲気になかなか溶け込めず、読み終わるまでにかなりの時間(2ケ月位。汗)を要しましたが、読んで良かったと思える本でした。

「ルーゴン=マッカール」は 論創社より全巻出版されてますが、1冊5000円以上します。
他の巻を読むのはちょっとムリそう。

最後にゾラについて下調べをしていた時に見つけた松岡正剛氏の書評サイト「千夜千冊」の中の「居酒屋」の記事が面白かったので参考までに。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0707.html

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ミッドナイト・ミートトレイン

Books Of Blood Vol.1
クライブ・バーカー著 集英社文庫 ISBN 4-08-760125-0

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かすれた声…深夜の地下鉄には、世にも恐ろしい悪魔が棲んでいる。吊り皮につるされた死体、床にあふれる血の臭い!話題の新鋭が描く恐怖と戦慄の第1弾。世界幻想文学大賞・英国幻想文学賞受賞。
(この文庫版、表紙があまりにも気持ち悪いので、原書の表紙に差し替えますね。(汗))

スティーブン・キングを夢中になって読んでいた80年代、イギリスから新星の様にデビューしてきた若きホラー作家、クライブ・バーカー。写真で見るとけっこうイケメン。早速、読み始めて見るとキングとはまた違ったビジュアル志向のスプラッター作品で、大いに楽しんで読んだのも懐かしい思い出です。

私はスプラッター映画が嫌いで、ほとんど見ないのですが、文章で読む分には自身の想像力にまかせられるのでまったく平気です。これが小説の良いところ。想像のイメージは、脳内で自分が耐えられるレベルにおさえられていると思う。とにかく、それ位この作品の描写はえぐいので、苦手な人には絶対にお勧めしません。気をつけてね。(笑)

全6巻刊行された「血の本」シリーズは、もちろん全部読みましたが、現在幾つかは絶版になっている様で、この1作目も絶版でした。職場の同僚から借りて久しぶりに再読してみたのですが、当時私が感じた「キングに次ぐ期待のホラー作家の登場だ!」という感想には全く間違いがなかった事を痛感しました。

感性のみずみずしさ、イマジネーションの豊かさ、文章力、表現力、どれをとっても新人とは思えないレベルの高さで、じっくりと読ませます。ホラーが苦手でなかったら、是非多くの方に読んでいただきたいのですが、きついかな~、やっぱり。coldsweats02

この第1巻目には5話、収録されているのですが、それぞれ特色のあるお話で、決してスプラッターだけの作家でない事もわかります。「セックスと死と星あかり」なんかを読むと、正統派ホラーも描ける作家である事がわかるし、コメディ要素の盛り込みもなかなか。

そう、恐怖と笑いは紙一重なんですよね。

「血の本」シリーズは下記のタイトルが刊行されています。(Wikipediaより引用)

宮脇孝雄訳『ミッドナイト・ミートトレイン』(『集英社文庫』)、集英社、1987年1月。ISBN 4-08-760125-0
大久保寛訳『ジャクリーン・エス』(『集英社文庫』)、集英社、1987年3月。ISBN 4-08-760126-9
宮脇孝雄訳『セルロイドの息子』(『集英社文庫』)、集英社、1987年5月。ISBN 4-08-760127-7
大久保寛訳『ゴースト・モーテル』(『集英社文庫』)、集英社、1987年7月。ISBN 4-08-760129-3
宮脇孝雄訳『マドンナ』(『集英社文庫』)、集英社、1987年9月。ISBN 4-08-760132-3
矢野浩三郎訳『ラスト・ショウ』(『集英社文庫』)、集英社、1987年11月。ISBN 4-08-760136-6

残念なのは、最近まったく新作を発表していない事。2000年のはじめ頃に児童向けのファンタジー「アバラット」を出したきり・・。今、彼はどうしているのかな~?

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月島もんじゃ 花菱

私の職場の歓送迎会を、月島のもんじゃ焼き屋、「花菱」さんで開催いたしました。
http://r.gnavi.co.jp/a466000/

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もんじゃ焼き屋さんでの歓送迎会はこれで2回目。http://green.ap.teacup.com/0471/102.html

楽しく語らいながら、お腹いっぱいもんじゃ焼きを堪能した一日でした。

職場が平日は9時まで営業なので、営業時間が8時までの日曜日に飲み会は設定しています。この日は、夜になって雨が降り始めましたが、店内はもんじゃ焼きの熱気でムンムンです。

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お店の方に、作り方を教わったり、作ってもらったり・・。今回、送別会の主役だったサリーさんは、月島が地元で、国家資格である「一級もんじゃ焼き士」の資格(ウソ)を持つ、もんじゃのプロ。主役なのに、なぜかあちこちの鉄板で技をふるい、食べるヒマなし?

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後ろでピースサインしてるおばさんが私です。(笑)

「花菱」さんは、メインストリートからちょっと離れたところにあるお店なのですが、とっても美味しくてお勧めのお店です。一番人気は具がたっぷりの「花菱もんじゃ」。

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お店には、「劇団四季」のメンバーも良くいらっしゃるらしく、店内はポスターと、サイン色紙がいっぱい。BGMも、ミュージカルのナンバーです。

職場の営業時間の関係で、なかなか全員揃っての会合が開けないのですが、この日は大いに盛り上がりました。明日からも、またがんばろう~。punch

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スター・トレック

Star Trek
2009年/アメリカ (監)J・J・エイブラムス
(演)クリス・パイン ザッカリー・クイント レナード・ニモイ  エリック・バナ ブルース・グリーンウッド カール・アーバン  ベン・クロス ウィノラ・ライダー
☆☆☆★★★

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http://www.startrekmovie.com/intl/jp/

この作品は、思いっきり私のつぼにはまった!さて、何から語って良いものやら・・。Where Do I Begin ・・・です。

そもそも私はUSSエンタープライズが映っただけで、胸がいっぱいになってしまう。

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40歳もすぎアラフィフティも近いと言うのに、こんなオタクでどうするのだ・・という自戒の気持ちがないでもない。でも、これはもう業の様なものです。「スター・トレック」と「水戸黄門」(もちろん東野英治郎の)(笑)の再放送が生きがいだった高校生の時代にあっという間に戻ってしまう自分がいる。

この作品は,今流行りの"The Beginning"ものですが、過去の作品群に大きくひきずられる事なく、あらたな若々しい世界を描いている事が成功の大きな要因だと思いました。インタビューを読むと、監督のJ・J・エイブラムスは「スター・ウォーズ」世代で、「スター・トレック」にはあまり思い入れがなかったとの事。私は、かえって、その事がこの作品をフレッシュな感性で描けたのだろうと思いました。

とは言え、オタクなファンのつぼを刺激する要素もてんこもりなところも憎い。勢ぞろいする若き日のエンタープライズクルーに出会えるのがファンにとっては最大の喜び。超難問の「小林丸」試験は、劇場版「スター・トレック2」の冒頭にも使われてましたね。スポック考案の試験だったんだ~。

そもそもこの「スター・トレック」が、これほどの年月ファンに愛され続けている理由は、監督がインタビューで語っていた様に、この番組が冷戦時代(ヴェトナム戦争中)に制作された事が大きな要因なのでしょうね。世界が二つの勢力にわかれて争っていた時代に、一つの地球としてまとまり、惑星連邦の一員として協力しあっている世界を描いた事。さらに言うと貨幣経済もなくなっていて、個々の人間達は自身の使命のために仕事をしている。当時、私もこの世界感にどれほど憧れたことか・・。もちろん、連邦に敵対する勢力もあり、戦争そのものがなくなっているワケではないけれど。でも、こんな世界になるためには、宇宙人とのファースト・コンタクトでもなきゃムリだろうな~。

さて役者陣も好演です。私、ロミュランのネロがエリック・バナだと気がつかず、エンドクレジットでびっくりした!さらに、帰ってからパンフを見て、スポックの母親がウイノナ・ライーダーだったのでまたビックリ!老けメイクで挑んだのか?

若きカークを演じたクリス・パインも良かったですが、スポックを演じたザッカリー・クイントには参った!物凄く良い!萌えました。(笑)彼は、テレビドラマ「Heroes」で悪者のザイラーを演じてる役者さん。もうまさに若きスポックそのものです。ウフーラと恋人同士っていう設定はどうなの・・・ですが、彼のラブシーンが見れるのでOKです。heart04

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このキャストであらたにクラシカル・スター・トレックのドラマをスタートして欲しい位です。せめて、せめて映画の続編が見たいな~。とにかくとっても楽しんだ2時間あまりでした。

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荒野の七人

The Magnificent Seven
1960年/アメリカ (監)ジョン・スタージェス
(演)ユル・ブリンナー スティーブ・マックィーン ジェームズ・コバーン チャールズ・ブロンソン ロバート・ボーン ホルスト・ブッフホルツ ブラッド・デクスター イーライ・ウォーラック
☆☆☆☆

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言わずと知れた、黒澤明監督の名作「七人の侍」のハリウッド・リメイク作品。昨今は、外国映画のリメイクばっかりしているアメリカですが、この当時はそんな事は滅多になかった。とにかく、黒澤映画のリメイク作品の中では最高の出来だと思っています。

私にとっては「七人の侍」よりこの作品を見たのがずっと先。何回も見てますが見る度に、映画が大好きで大好きで、かたっぱしからテレビ放映されていた洋画を見まくっていた、小学6年生~中学の頃の思いが甦ります。「映画が大好きな自分」の原点に戻れる作品の1本です。

さて、今回あらためて見直してみると、けっこうオリジナル作品のエッセンスを忠実にリメイクしている事にあらためて驚きました。けっこうな豪華キャストに見えますが、当時はユル・ブリンナー以外の6人はほとんどが新人。キャスティングの成功もこの作品が長く愛され続ける理由にもなっていますよね。

人物設定は、かなり変更になっています。今回は七人のキャラクター紹介で、この作品の魅力にせまってみたいと思います。

クリス(ユル・ブリンナー)
スキンヘッド、黒づくめの衣装のガンマンで七人のリーダーです。彼はそのまま志村喬の役がら。

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ヴィン(スティーブ・マックィーン)
明るく話好きで女性好き。乗馬のシーンが凄いんだけど、あれスタントかな~? 彼は三船敏郎の明るい部分と、副リーダーみたいだった稲葉義男の一部って感じ。

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オライリー(チャールズ・ブロンソン)
本名はフェルナンデス。メキシコ人とアイルランド人のハーフという設定で子供好き。オリジナルキャラだけど、最初の薪割りのシーンがあるので千秋実かな?

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ブリット(ジェームズ・コバーン)
寡黙なナイフ投げの達人。一度断ってから気が変わって参加。宮口精二です。

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リー(ロバート・ボーン)
彼は完全なオリジナル・キャラで、ガンマン達のたどるべき運命を体現している役がら。私、けっこう彼のやくがらが好きです。

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ハリー(ブラッド・デクスター)
最後まで、この仕事には大金がからんでいると思いこんで死んでいく男。彼もオリジナルのキャラクター。「人生は博打」という生き方を貫いているキャラです。ただ、クリスのやる事なら金儲けになると信じてついてくるので加藤大介かな・・・?

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リー(ホルスト・ブッフホルツ)
農村出身でガンマンに憧れる無謀な若者。村の女性との恋もあり、三船+木村功です。

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何年かに1回は必ず見たくなる西部劇の傑作です。

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レッド・サン

Soleil Rouge / Red Sun

1971年/フランス・イタリア・スペイン (監)テレンス・ヤング
(演)アラン・ドロン チャールズ・ブロンソン 三船敏郎 ウルスラ・アンドレス
☆☆☆★★

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1870年、日米修好のためにアメリカにやってきた日本の使節団が西部を列車で横断中、ゴーシュ(アラン・ドロン)やリンク(チャールズ・ブロンソン)ら強盗団に襲われ、大統領に贈る宝剣を奪われてしまった。使節団の黒田重兵衛(三船敏郎)は、仲間割れでゴーシュに裏切られたリンクの道案内で宝剣奪取の旅に出る…。

この映画、私が子供の頃はしょっちゅうテレビ放映されていて、何度も見ているのですが、今回物凄く久しぶりで再見しました。流れるテーマ曲が懐かしい~。音楽はモーリス・ジャールだったのね。

歴史的にも多分インチキだし、ヨーロッパ資本の映画で、ロケ地はスペイン。西部をサムライが旅する内容なんて、怪しいトンデモ映画になってもおかしくない作品なのですが、まずまず良く出来ています。監督はイギリス人のテレンス・ヤング(「007」1作目~初期作品の監督です。)

停車した汽車から降り立つ三船。最初の登場シーン。

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エンドクレジットを見ると、三船敏郎の名前がアドバイザーとしてあがっているので、侍に関する描写は彼の意見が通っているのだろうと思いました。このストーリー下にある西洋映画で、これだけ侍の描写がきちんとしているのは大したものなのです。もちろんひとえに三船の存在感と、侍としてのたちふるまいの見事さにあるのですが。英語もうまかったし。(フランス語バージョンと英語バージョンがあるらしく、今回は英語バージョンが放映されました。)

ブロンソンはすぐ逃げようとする。(笑)

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馬に乗るシーンも見事です。もう、三船敏郎みたいなスケールの大きな役者は日本には出てこないのかな~・・。

とにかく変わった西部劇だし、日本人としてはアメリカ西部での武士の活躍を見るのも楽しい。アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン、三船の3人の共演なんて、今思えば凄い事ですよね。この中で一番の儲け役はブロンソンですが、ドロンの冷酷なハンサムぶりも良かったですよ。

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未見の方には是非一度見ていただきたい異色作です。

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白山神社 あじさいまつり

お休みの日、友人とともに文京区の白山神社で開催中の「文京区あじさいまつり」へ行ってきました。
6月6日(土)~6月14日(日)

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歯痛止めの神様として庶民から信仰された白山神社の境内から白山公園にかけて、約3,000株のあじさいが梅雨時に咲き誇ります。

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それほど大きな境内ではないのですが、境内のいたるところに様々な種類の紫陽花の花が咲いていて、とてもきれいでした。

毎週日曜日は歯ブラシ供養がおこなわれていて、お賽銭箱の脇に置かれた箱の中には、古くなった歯ブラシが入れられていました。

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ここの狛犬は、目からレーザー光線を出しそう。

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この日は公園で猿回しのショーも行われていました。期間中は、あれこれとイベントがある様ですよ。

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ゆったりと紫陽花を楽しんだ一日でした。

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ゴモラ 怒る!

今日はお休み。久しぶりで晴れたので、インコを日光浴させながら、注文しておいたパソコン用デスクを組み立てました。

早速、具合を試してみようと、パソコンを立ち上げてみたところ、ニフティのニュース覧に信じられない様な記事が!!

国交省若手官僚100人「漫才研修」の大ボケ
2009年6月7日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02041441/1.htm

国交省が「対人能力を高める狙い」で若手官僚に「漫才研修」を行った。同省は「研修は非常に良かった」(人事課)と自画自賛しているが、一体何を考えているのか、この役所は。

なぜこの様な研修を行ったかという人事課の説明 ↓

「官僚答弁などといわれる硬い雰囲気を見直すため、ある意味、我々と“対極”のお笑いを採り入れようと考えたのです。研修後、参加者からは『大声を出すことの大事さに気付いた』『聴く側も盛り上げることが必要ということが分かった』という意見が出て、上々の反応でした。漫才研修が報道されて『無駄遣いだ』とのお叱りの電話も数本受けていますが、研修の範囲内と考えています。費用? 講師料でン十万円です」(人事課)

私、何だか、怒るっていうより、怖くなってきました・・・。

でもやっぱり怒る!!!

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これは大阪城ではありません。国土交通省です。

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ゼロカロリージュース・ミシュラン

何度か記事にさせていただいていますが、現在、私は「多発性のう胞腎」治療のための新薬「トルプブタン」の治験を行っている最中です。実は、今月ではや1年目を終了いたしました。先日、1年目の経過を見るためにMRIを撮ってきましたが、結果は今月末に出る予定。結果が出たらまたご報告いたします。

で、以前にもご報告させていただいた通り、この薬は強烈な利尿剤みたいな薬で、物凄~~く喉が渇きます。最初の頃よりはかなり体も慣れてきましたが、それでも毎日かるく6リットル位は水分を摂取している状態です。(これも慣れました。)

そんな私にとって、最近種類が増えてきたゼロカロリー飲料は強い味方。水やお茶だけだと気持ち悪くなってしまうので、この1年間、補助になる飲み物を求めてあれこれトライしてきました。もちろん普通のジュースの美味しさは望めないのですが、糖分過剰摂取を避けるためには仕方ないんですよね・・。

で、幾つか商品をご紹介させていただきます。ダイエット目指している人にも参考になれば嬉しいです。

ごみつミシュラン☆☆☆☆

コカコーラ・ゼロ

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私の中ではこれがダントツ1位です。ダイエット飲料の中では最も美味しいです。ほぼ毎日飲んでます。

ダイエット・アミノ・カルピス

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乳酸菌飲料好きの私にとっては、これを1位にしても良い位なのですが、いかんせん炭酸ではないので、やたらと飲み過ぎてしまうのがネック。「少量で満足感」はとっても大事なポイントです。

ごみつミシュラン☆☆☆

カルピス・ソーダ・ジンジャー Zero

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これも美味しいのですが、ジンジャーの味がちょっとくどいのが残念。今年、ジンジャーじゃないカルピス・ソーダZeroが新発売になる様で楽しみです。

アサヒ三ツ矢サイダー オールゼロ

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つい最近新発売になった商品。これはなかなか良いですよ。口の中に甘さが残らないのが素晴らしい。最近のお気に入りです。

ごみつミシュラン☆☆

ペプシNEX

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これね~、ちょっと甘すぎるのです。コカコーラが売り切れの時には仕方なく買ってますが・・。

ダイドー Ti Ha フルーツ紅茶

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紅茶系(甘い)でノンカロリーはほとんど見かけないのでけっこう貴重です。味もそこそこです。

ごみつミシュラン

アクエリアスZero

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あんまり美味しくない。喉がカラカラの時に一気飲みするには向いてます。

ごみつミシュラン

スプライトZero

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最初飲んだ時、「家畜小屋」の味がする・・とふと思ってしまい、一度思ってしまうとそのイメージが払拭出来ませんでした。以来、飲んでません。これブービー賞です。

ダイドー ゼロスリムコーラ

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凄い不味い!今回の中で一番不味くって、飲みきれませんでした。これが最下位で~す。

他にもカロリーゼロで、美味しいジュースがあったら、情報お待ちしていま~す。(笑)

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5月に見た映画

サービス業で働いていると連休には無縁になります。てなワケで、ゴールデンウィークは働きっぱなしでしたが、電車がすいてるので通勤はとってもラクでした。そんな5月も終わり、いよいよ梅雨のシーズンの到来でしょうか。豚インフル騒ぎも落ち着いてきた様ですし、また1ケ月がんばりましょう~。っていうか、もう1年の半分まで来たんですね。ホントに早い!sandclock

「スケアクロウ」
Scarecrow
1973年/アメリカ (監)ジェリー・シャッツバーグ
(演)アル・パチーノ ジーン・ハックマン アイリーン・ブレナン
☆☆☆★★★

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出所したばかりのG・ハックマンは、道路脇で同じくヒッチハイクをしていたA・パチーノと知り合う。パチーノは置き去りにしてきた妻とまだ見ぬ子供に会うために5年ぶりで船員生活から戻る途中だった。意気投合した彼等は、行動をともにし、それぞれの目的地へ向かうが・・。

久しぶりで再見のアメリカン・ニューシネマの佳作。「カラスはかかしを怖がってないのさ。おかしくて笑っているんだよ。カラスはかかしが好きだから畑を襲わないんだ。」パチーノはこのセリフをしょっちゅう口にする。2人のかかしは、旅を続ける中、友情を深めていく。1970年代のアメリカの情景と、人生の哀感を描いた作品。またこういうアメリカらしいドラマを是非復活させてほしいと願うのは私だけではないと思います。ハックマン、パチーノともに素晴らしい演技ですよ。

「シングルズ」
Singles
1992年/アメリカ(監)キャメロン・クロウ
(演)キャンベル・スコット マット・ディロン ブリジッド・フォンダ キーラ・セジウィック ビル・プルマン トム・スケリット
☆☆☆★★

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「グランジ」発祥の地シアトルを舞台に、マット・ディロン演じるミュージシャンとブリジット・フォンダなど、シングルライフを満喫しながら生きる6人の男女の恋のやりとり。監督は先日見た「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ。ファッショナブルな作品だし全く嫌味のない映画で楽しかったですよ。キャンベル・スコットは「ラブソングが出来るまで」でドリュー・バリモアの元彼の嫌な作家を演じた人ですが、この頃まだ若くなかなかハンサムです。(彼はG・C・スコットの息子です。)B・フォンダ(P・フォンダの娘です)が豊胸手術を受けようとするシーンとかおかしかった。

「君とボクの虹色の世界」
Me And You And Everyone We Know
2005年/アメリカ (監)ミランダ・ジュライ
(演)ミランダ・ジュライ ジョン・ホークス マイルス・トンプソン
☆☆☆★★

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パフォーマンス・アーティストとしての活動を中心に音楽や小説など多彩に活躍するミランダ・ジュライの長編監督デビュー作。世間とは少しズレていてちょっと不器用な人々の恋愛模様を、彼女ならではのオリジナルな視点から優しく温かに描き出したオフビートなコメディ・ドラマ。2005年のカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)受賞作。

この作品はすべての人にはお勧めしません。感性がけっこう変わっているので、そこにマッチしないとけっこう辛い作品です。でも基本的に優しい気持ちの作品です。ポイント、ポイントで心に残る描写やシーンがたくさんあるのですが、主人公の心情に共感出来ず、私にはちょっと・・ではありました。

「サラマンダー」
Reign Of Fire
2002年/アメリカ・イギリス (監)ロブ・ボウマン
(演)クリスチャン・ベイル マシュー・マコノヒー ジェラルド・バトラー
イザベラ・スコルプコ
☆☆☆★

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主役の3人に魅かれて見てしまった・・。基本的にこういう作品は大好きなので楽しめましたが、お世辞にも良く出来た作品とは言えません。

かつて恐竜を絶滅させた火をはく太古の巨大竜サラマンダーが、ロンドンの地下鉄工事をきっかけにして長い眠りから目を覚ます。凄い勢いで数を増やしたサラマンダーは人類を滅亡の危機へと追いやっていく・・。20年後、地下で生き延びていた人々は、サラマンダーとの最後の決選に臨むが・・。

大した映画じゃないのでお勧めはしません。ただし主演3人がスターなのでそこそこ楽しめます。特にマシューはいつものハンサムな優男ぶりから、マッチョメンに変身していて驚きますよ。(笑)

「阿修羅のごとく」
2003年/日本 (監)森田芳光
(演)大竹しのぶ 黒木瞳 深津絵里 深田恭子 小林薫 中村獅童 桃井かおり 坂東三津五郎 八千草薫 中代達矢
☆☆☆★★

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小林薫おっかけ第2弾。
向田邦子の代表作の映画化作品。父(仲代)の浮気を機に四姉妹それぞれの人生にもさまざまな問題を抱えていることが露呈し、やがては互いに心の内をぶちまけていく様を、辛辣さの中にもユーモアを織り交ぜ描く。↑のキャストの最初の4人が姉妹なのですが、なかなか奥の深い人間ドラマではありました。大竹しのぶはやっぱり上手い。黒木瞳の夫役の小林薫(こいつもどうやら浮気している 笑)が、ラストで「やっぱり女は阿修羅だよな・・」ってつぶやくのですが、森田監督の演出のあっさりぶりもあってか、それほど阿修羅感の感じられない作品でした。そこが残念な気がします。

「アイム・ノット・ゼア」
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2007年/アメリカ (監)トッド・ヘインズ
(演)クリスチャン・ベイル ケイト・ブランシェット マーカス・カール・フランクリン リチャード・ギア ヒース・レジャー ジュリアン・ムーア シャルロット・ゲンズブール ベン・ウィショー
☆☆☆★★

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これは公開時見に行きたかった作品。ボブ・ディランの半生の伝記作品なのですが、6人の俳優が彼の様々な側面をフィーチャーした人物を演じます。とても変わった作風で、6人のシーンそれぞれが脈絡なく、コラージュ作品の様につなぎあわされています。私はディランをほとんど聞いた事がなく、思い入れもあまりないのでけっこう楽しめましたが、コアなディランファン(たくさんいるよね。汗)からの評価は最低みたいです。

実はこの作品、変わっているので是非記事にしたかったのですが、ボブ・ディランの知識が欠如し過ぎているのでやめました。

6人が演じた役柄だけ紹介しておきます。

詩人のディランは自らをアルチュール・ランボーと名乗っている(ベン・ウィショー)
少年のディランはウディ・ガスリーに憧れる黒人少年。(マーカス・カール・フランクリン)
プロテスト・フォークで時代の寵児となるディラン。(クリスチャン・ベイル)
仕事の成功とは裏腹に結婚生活を破たんさせてしまう映画スターのディラン。(ヒース・レジャー)
フォークと決別し裏切り者とファンから罵られるロックスターのディラン。(ケイト・ブランシェット)
田舎で隠遁生活を送るアウトローのディラン。(リチャード・ギア)

亡くなってしまったヒースの演技が見れるのが貴重です。(下写真) が、この6人の中で最高の演技は、ケイト・ブランシェットです。もう流石としか良い様がないです。

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それではまた来月~。wink

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ウォーロード 男たちの誓い

The Warlords 投名状

2008年/中国・香港 (監)ピーター・チャン
(演)ジェット・リー 金城武 アンディ・ラウ シュー・ジンレイ
☆☆☆★★

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清朝末期の中国を舞台に、義兄弟の契りを交わした3人の男たちの熱き友情と彼らが辿る悲劇的な運命を描いた歴史大作。
http://www.warlords.jp/

19世紀末の清。アヘン戦争に敗れ、社会不安が激化する中、「太平天国の乱」が勃発する。「滅満興漢」をスローガンとする大規模な反清運動は15年にわたって続き、南京を首都として「太平天国」が樹立された。

清朝軍の将軍だったパン・チンユン(ジェット)は自分の部隊を全滅させられ一人生き残る。偶然出会った女性リィエンに助けられ一夜を共にするが翌朝彼女は消えていた。その後パンは、チャン・ウーヤン(金城)の勧めで盗賊団の村へ行き、リーダーのアレフ(アンディ)を紹介される。一夜をともにしたリィエンはアレフの妻であった。パンは生き抜くためには軍に入隊するのが最善である事を訴える。こうして、パン、アレフ、ウーヤンは義兄弟の契り「投名状」をかわし、運命を共にすると固く誓うあう・・・。

かなり重たいドラマです。中国の歴史ものの映画を見ているといつも思うのですが、本当に戦乱に明け暮れ続けた歴史なのですね。もちろんどこの国や地域でも戦争続きではあったのでしょうが、中国の戦争は感性がとってもむごい感じがします。国が大きく、多民族だらけだからでしょうか?もちろんヨーロッパでも同じ事が当てはまるのでしょうが・・。これを機にサクっとでも、もう一度中国の歴史を勉強しなおしてみたい気持ちになっています。

この作品は1870年に実際にあった、両江総督パン・ユンチン(馬新胎)の暗殺事件をベースにつくられているそうです。暗殺の実行犯は動機を語らずに死刑になったため、この事件は清朝末期の四大怪奇事件として有名で、テレビや舞台などで繰り返し題材となっているんだそうです。1973年に製作されたチャン・チェ監督の「ブラッド・ブラザース/刺馬」は名作と名高いそうなので、機会があったら是非見てみたいと思いました。

さて主演の3人ですが、全員なかなかの好演でしたよ。ジェットは、今までの役がらとはガラリと違う苦悩を秘めた清軍の将軍を熱演し香港電影金像賞で見事主演男優賞を獲得し、賞とは無縁だったキャリアに華を添えた感じです。アンディ・ラウは、私が見た限りではこの3人の中で一番の名演だったと思いました。金城武は若いし、この中で一番ハンサム。3人を結束させる純粋な心の持ち主の役で重要キャラです。

最後に苦情を一つ。エンディングで流れるアルフィーのイメージソングはいらない!何で、日本ってこういうイメージソングを何かと言うとくっつけるの?やめてくれ!と言いたい。

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