サービス業で働いていると連休には無縁になります。てなワケで、ゴールデンウィークは働きっぱなしでしたが、電車がすいてるので通勤はとってもラクでした。そんな5月も終わり、いよいよ梅雨のシーズンの到来でしょうか。豚インフル騒ぎも落ち着いてきた様ですし、また1ケ月がんばりましょう~。っていうか、もう1年の半分まで来たんですね。ホントに早い!
「スケアクロウ」
Scarecrow
1973年/アメリカ (監)ジェリー・シャッツバーグ
(演)アル・パチーノ ジーン・ハックマン アイリーン・ブレナン
☆☆☆★★★
出所したばかりのG・ハックマンは、道路脇で同じくヒッチハイクをしていたA・パチーノと知り合う。パチーノは置き去りにしてきた妻とまだ見ぬ子供に会うために5年ぶりで船員生活から戻る途中だった。意気投合した彼等は、行動をともにし、それぞれの目的地へ向かうが・・。
久しぶりで再見のアメリカン・ニューシネマの佳作。「カラスはかかしを怖がってないのさ。おかしくて笑っているんだよ。カラスはかかしが好きだから畑を襲わないんだ。」パチーノはこのセリフをしょっちゅう口にする。2人のかかしは、旅を続ける中、友情を深めていく。1970年代のアメリカの情景と、人生の哀感を描いた作品。またこういうアメリカらしいドラマを是非復活させてほしいと願うのは私だけではないと思います。ハックマン、パチーノともに素晴らしい演技ですよ。
「シングルズ」
Singles
1992年/アメリカ(監)キャメロン・クロウ
(演)キャンベル・スコット マット・ディロン ブリジッド・フォンダ キーラ・セジウィック ビル・プルマン トム・スケリット
☆☆☆★★
「グランジ」発祥の地シアトルを舞台に、マット・ディロン演じるミュージシャンとブリジット・フォンダなど、シングルライフを満喫しながら生きる6人の男女の恋のやりとり。監督は先日見た「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ。ファッショナブルな作品だし全く嫌味のない映画で楽しかったですよ。キャンベル・スコットは「ラブソングが出来るまで」でドリュー・バリモアの元彼の嫌な作家を演じた人ですが、この頃まだ若くなかなかハンサムです。(彼はG・C・スコットの息子です。)B・フォンダ(P・フォンダの娘です)が豊胸手術を受けようとするシーンとかおかしかった。
「君とボクの虹色の世界」
Me And You And Everyone We Know
2005年/アメリカ (監)ミランダ・ジュライ
(演)ミランダ・ジュライ ジョン・ホークス マイルス・トンプソン
☆☆☆★★
パフォーマンス・アーティストとしての活動を中心に音楽や小説など多彩に活躍するミランダ・ジュライの長編監督デビュー作。世間とは少しズレていてちょっと不器用な人々の恋愛模様を、彼女ならではのオリジナルな視点から優しく温かに描き出したオフビートなコメディ・ドラマ。2005年のカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)受賞作。
この作品はすべての人にはお勧めしません。感性がけっこう変わっているので、そこにマッチしないとけっこう辛い作品です。でも基本的に優しい気持ちの作品です。ポイント、ポイントで心に残る描写やシーンがたくさんあるのですが、主人公の心情に共感出来ず、私にはちょっと・・ではありました。
「サラマンダー」
Reign Of Fire
2002年/アメリカ・イギリス (監)ロブ・ボウマン
(演)クリスチャン・ベイル マシュー・マコノヒー ジェラルド・バトラー
イザベラ・スコルプコ
☆☆☆★
主役の3人に魅かれて見てしまった・・。基本的にこういう作品は大好きなので楽しめましたが、お世辞にも良く出来た作品とは言えません。
かつて恐竜を絶滅させた火をはく太古の巨大竜サラマンダーが、ロンドンの地下鉄工事をきっかけにして長い眠りから目を覚ます。凄い勢いで数を増やしたサラマンダーは人類を滅亡の危機へと追いやっていく・・。20年後、地下で生き延びていた人々は、サラマンダーとの最後の決選に臨むが・・。
大した映画じゃないのでお勧めはしません。ただし主演3人がスターなのでそこそこ楽しめます。特にマシューはいつものハンサムな優男ぶりから、マッチョメンに変身していて驚きますよ。(笑)
「阿修羅のごとく」
2003年/日本 (監)森田芳光
(演)大竹しのぶ 黒木瞳 深津絵里 深田恭子 小林薫 中村獅童 桃井かおり 坂東三津五郎 八千草薫 中代達矢
☆☆☆★★
小林薫おっかけ第2弾。
向田邦子の代表作の映画化作品。父(仲代)の浮気を機に四姉妹それぞれの人生にもさまざまな問題を抱えていることが露呈し、やがては互いに心の内をぶちまけていく様を、辛辣さの中にもユーモアを織り交ぜ描く。↑のキャストの最初の4人が姉妹なのですが、なかなか奥の深い人間ドラマではありました。大竹しのぶはやっぱり上手い。黒木瞳の夫役の小林薫(こいつもどうやら浮気している 笑)が、ラストで「やっぱり女は阿修羅だよな・・」ってつぶやくのですが、森田監督の演出のあっさりぶりもあってか、それほど阿修羅感の感じられない作品でした。そこが残念な気がします。
「アイム・ノット・ゼア」
I'm Not There
2007年/アメリカ (監)トッド・ヘインズ
(演)クリスチャン・ベイル ケイト・ブランシェット マーカス・カール・フランクリン リチャード・ギア ヒース・レジャー ジュリアン・ムーア シャルロット・ゲンズブール ベン・ウィショー
☆☆☆★★
これは公開時見に行きたかった作品。ボブ・ディランの半生の伝記作品なのですが、6人の俳優が彼の様々な側面をフィーチャーした人物を演じます。とても変わった作風で、6人のシーンそれぞれが脈絡なく、コラージュ作品の様につなぎあわされています。私はディランをほとんど聞いた事がなく、思い入れもあまりないのでけっこう楽しめましたが、コアなディランファン(たくさんいるよね。汗)からの評価は最低みたいです。
実はこの作品、変わっているので是非記事にしたかったのですが、ボブ・ディランの知識が欠如し過ぎているのでやめました。
6人が演じた役柄だけ紹介しておきます。
詩人のディランは自らをアルチュール・ランボーと名乗っている(ベン・ウィショー)
少年のディランはウディ・ガスリーに憧れる黒人少年。(マーカス・カール・フランクリン)
プロテスト・フォークで時代の寵児となるディラン。(クリスチャン・ベイル)
仕事の成功とは裏腹に結婚生活を破たんさせてしまう映画スターのディラン。(ヒース・レジャー)
フォークと決別し裏切り者とファンから罵られるロックスターのディラン。(ケイト・ブランシェット)
田舎で隠遁生活を送るアウトローのディラン。(リチャード・ギア)
亡くなってしまったヒースの演技が見れるのが貴重です。(下写真) が、この6人の中で最高の演技は、ケイト・ブランシェットです。もう流石としか良い様がないです。
それではまた来月~。
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