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2009年7月

死神の精度

「Sweat Rain 死神の精度」
2008年/日本 (監)筧昌也
(演)金城武 小西真奈美 富司純子 石田卓也 
☆☆☆★★

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人気ミステリー作家・伊坂幸太郎のベストセラーを金城武主演で映画化したハートフル・ファンタジー。 不慮の死が予定されている人間のもとに現われ、行動を共にして7日後に、“実行=死”か“見送り=生かす”かを決める死神。(金城)その一人、千葉は“ミュージック”をこよなく愛する一風変わった死神。そんな千葉の今回のターゲットは電器メーカーに勤める苦情処理係のOL、藤木一恵。(小西真奈美)愛する人がいつも早死にしてしまう薄幸の彼女だったが、それでも懸命に生きていた。とはいえ、いつも“実行”の判定ばかりをしている千葉にとっては、今回もそれは既定の事実のはずだったが…。

「レッドクリフ」「ウォーロード」以来、かなりお気に入りになっている金城武の日本語の演技が見たくって借りてきたのですが、これは思いのほか良かったです!実は作品的にはそれほど期待してなかったので、得した気分になりました。(笑)

お話は上述のエピソードを含めて3話構成のオムニバスになっています。最初のお話は80年代。「ミュージック」大好きな死神の登場です。真っ黒い犬を連れていて、テレパシーみたいな感じで会話をします。最初はCGの扱いも含めて、このあたりの処理が垢抜けないな~なんて思ったのですが、オムニバス形式のおかげか慣れてきます。2話目は、40代のヤクザのお話。(現在)最後は70代の女性美容師。(2030年位?の未来)

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チンピラ風死神。イケてます。(笑)

ターゲットとなっている人間としばらく時間を共有する中で、「実行」か「見送り」かを決めるのが死神の役割。彼は人間の死には興味がなく、仕事だから淡々とこなしていく。あいている時間はCDショップに入り浸ってひたすら音楽を聴いている。さぼってばかりいる、営業のサラリーマンみたいな感じなのがおかしい。

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ミュージックに夢中の死神。このゆるさ、金城武だから許せます。(笑)

ストーリーもなかなか面白かったのですが、この作品の成功は死神の役を金城武にキャスィングした事につきると思いました。彼は日本語ももちろん完璧だし、ルックスも日本人ばなれしているワケではないのですが、何とも言えない微妙な異邦人の雰囲気をかもしだしていて、それが人間社会に降りてきた死神っていう設定にぴったりなんですよ!しかもハンサム!文句なしって感じでした。(笑)

ところで小西真奈美はこの映画の役名の藤木一恵名義でCDを出しています。なぜ?それは映画を見てのお楽しみ。

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さて、映画が面白かったので早速、伊坂幸太郎の原作も読んでみました。

「死神の精度」
伊坂幸太郎 著 文春文庫 ISBN: 9784167745011
☆☆☆★★

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CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。 (文庫解説より)

こちらは6話構成。映画はこの中の1,2、6話がチョイスされています。面白くってあっという間に読了してしまいました。原作の死神は、金城武より、もっともっとクールです。上司に文句タラタラなのが笑えますが、人間の社会や感情を理解できないが故に、疑問として発せられる死神の言葉によって、当たり前の様に思っている人間社会の決まりごとのおかしさや、人間の本質なんかが浮き彫りにされるところがとても面白いと思いました。映画化されなかったエピソードもどれも面白いので、映画とあわせて是非一読なさってみてはいかがでしょうか?ちょっとアガサ・クリスティーっぽいお話やら、心を病んだ少年(殺人犯)とのロードムービーっぽい作品やら、楽しめると思います。う~ん、今話題の「重力ピエロ」も読んでみようかな~。

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ターミナル

The Terminal
2004年/アメリカ (監)スティーブン・スピルバーグ
(演)トム・ハンクス キャサリン・ゼダ=ジョーンズ スタンリー・トゥッチ ゾーイ・サルダナ
☆☆☆★★

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「プライベート・ライアン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に続くスピルバーグ&トム・ハンクス作品。

ニューヨーク、JFK国際空港。この日、ビクター・ナボルスキー(ハンクス)は、はるばる東ヨーロッパのクラコウジアという小国からある大事な約束を果たすためにやって来た。だが、いざ入国しようとした矢先、彼の国でクーデターが発生し、事実上国家が消滅してしまう。これによってパスポートが無効となった彼は、アメリカへの入国を拒否される。しかも情勢が安定するまでは帰国することもできず、空港内に完全に足止めされてしまう。英語も分からず通貨も持っていない彼は、やむを得ずこのターミナルの中で寝起きしながら事態が改善するのを待つのだったが…。

スピルバーグ作品だと言う事を忘れそうになるくらいの小粒な作品です。でも、確かにスピルバーグ山椒は効いている作品でした。なにはともあれ、私は毎度書いてますが、トム・ハンクスにとっても弱いので、けっこう楽しく鑑賞しました。私、多分彼が出てる作品で嫌いなのないよ。ダメな映画はたくさんあったけど。(笑)

この作品は、舞台がほとんど空港内という大きな密室劇。トム・ハンクスは、ニューヨークに着いたその日に祖国がクーデターで政府がなくなってしまい、国籍のない人間となってしまう。空港から出ることも、帰る事もできない中、彼の空港での生活がはじまるのですが、持ち前の明るさと人の良さで空港職員達の人気者となる。この辺の設定をむりなく説得力あるものにしてるのは、やはりT・ハンクスのキャラクターと演技力なんですよね~。私が何で彼が好きなのかと言うと、基本的にはコメディアンの素質を持った芸人役者だという事。もちろんシリアスなやくどころもこなせる。

以前、別の記事でも触れましたが、スピルバーグは撮影に入る前に必ず見る4本の映画があるそうです。(アクターズ・スタジオ・インタビューで見た)黒澤明の「七人の侍」、ジョン・フォードの「捜索者」、デビッド・リーンの「アラビアのロレンス」、フランク・キャプラの「素晴らしき哉、人生」。彼が最も影響を受け、自身の作品のエキスとなっている映画監督達だろうと思うのですが、この作品は完全にフランク・キャプラの世界の映像化作品でした。

思うけど、キャプラ風が、今では最も作品化しにくいんですよね。(子供映画ならOKだけど。) 要は、人間の善意を信じる気持ちをファンタスティックに描くという作風です。それもビックリする位ベタにいかないとダメなんですよ。だから、物凄く映画作品にするのは難しいと思うのですが、この作品トム・ハンクス(昔ならジェームズ・スチュワートかな。)の力を借りて、まずまずのキャプラワールドが描けていたんじゃないかと思いました。けっこう、こういう作品貴重だな~と思います。他につくる人いないから。このあたりの作風が批判にさらされる事が最も多いけど、"Going My Way"だ。我が道を行けば良い。いざとなったら「インディ・ジョーンズ」とか「ジュラシック・パーク」みたいな映画をとって、皆をビックリさせてやれば良いんだし。

さて、この映画は元ネタとなった実話があるんですよね。

パリのシャルル・ドゴール空港に15年にわたって住み続けたイラン人のメフラーン・ナーセリーという人。

1970年代、イギリスに留学中だった彼は当時のイランの統治に対する反対運動にする。そのため、帰国後、イランの秘密警察サヴァクに拘束され拷問を受けた上、国外追放される。イギリスへの移住を希望していた彼は、トランジットで降りたドゴール空港で荷物を盗まれてしまう。身分証明の書類がいっさいなくなってしまったため、イギリスにもフランスにも入国を拒否された彼は、フランスの弁護士に不法入国ではない事を立証してもらったが、「国外追放も出来ないが、入国は許さない」という決定の中、ドゴール空港のターミナルビルの中で宙ぶらりん状態となってしまい、空港内での長い年月の生活がはじまる。

その後、多少精神に破綻をきたしたりした様で、なにがなんでもイギリスに行きたい!とかたくなになってしまった事も空港生活を長引かせる結果になった様で、この辺はやっぱり事実はフィクションよりも奇なるものですね。(ベルギー、フランスからは難民受け入れの許可が出ていた様なのです。)どうも現在は体調を崩し、パリのホームレス収容施設に保護されている様です・・・。

原書ペーパーバック。

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成田山新勝寺

お休みの日、友人とともに成田山へ行ってきました。

成田山詣では、私は今回初めてです。あいにくの雨だったのが、残念でしたが、一日楽しんできました。

成田山新勝寺は、天慶3年(940年)寛朝大僧正によって開山。
http://www.naritasan.or.jp/

総門(入口の門です。)

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このあと仁王門を抜けると、本堂に到着します。

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境内は物凄く広くって、内部には重要文化財に指定された建物が幾つもあります。

光明堂(旧本堂)

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額堂

Gakudou

釈迦堂

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三重の塔

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内部を見て回るのにもかなり時間を要します。仏閣関係の建物以外にも、稲荷神社、地蔵神社などもあったりして、ここへ来ればほとんどのお願いや供養が出来る感じなのも凄かったです。

奥の方に向かうと成田山公園があり、うっそうとした緑に囲まれた庭になっています。庭の中の池の中に金色の人面魚発見!!(笑)

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2時間ほど見て回り、このあと参道に戻って腹ごしらえ。まずは友人がどうしても行きたいと言っていた「後藤のだんご」でお団子を食べる。ここは創業160年の有名なお団子屋さん。

みたらし団子美味しかったです!私はところてんも食べました。こちらも天草100%で、とてもしっかりした歯ごたえのあるところてんでした。満足。

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で、これはオードブルって事で(笑)、その後、私は成田名物のウナ重を食べました!やっと美味しいウナギが食べられたよ。

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その後、JR成田駅からJR北総線印西牧の原駅まで出て、「ヒーリングヴィラ印西」というスパリゾート施設で汗を流してきました。
http://www.healingvilla.com/

色々なお風呂や、サウナがあって、とてもリラックス出来て楽しいところでしたよ。場所が場所なんで、もう2度と行かないかもしれませんが、3000円位で夕食も含めて一日楽しめます。近くまで行かれた際は是非。

ガゼボ風呂(いろいろなお風呂がいっぱい。お湯は塩化物強塩温泉で、にごっていて塩辛いです。)

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サンゴ浴サウナ(岩盤浴です。他にも色々なサウナがあります。)

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ちょっと疲れましたが、とても楽しい一日でした。

おまけ

友人が私に似ていると送りつけてきた「仁王に踏まれる邪鬼」の写真。私はこんな顔はしていません。グレース・ケリー似です。(ウソ)

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U-571

U-571
2000年/アメリカ (監)ジョナサン・モストウ
(演)マシュー・マコノヒー ビル・パクストン ハーベイ・カイテル ジョン・ボン・ジョヴィ トーマス・クレッチマン ジェイク・ウェバー
☆☆☆★★

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第二次大戦下の1942年4月。北大西洋上で故障のため停泊しているドイツ軍Uボートの存在を知った米海軍は、艦内に搭載されている暗号解読機“エニグマ”の奪取を計画。任務に就いたS-33は友軍を装いU-571に接近する。だが嵐の中、副長をはじめとする奇襲部隊がU-571にたどり着いたとき、想像を絶するトラブルが彼らを襲った!

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この映画、何だかんだで3~4回は見ています。そこそこ良く出来た娯楽作品だと思うのですが、今回他の方のレビューを見てみると、けっこう評価低いのね。特にミリタリー好きの方々からはこてんぱんって感じです。で、記事にしてみたくなりました。(笑)

一番許せないのが、ラスト、魚雷で駆逐艦を大破させるシーンみたいです。あり得ないだろう!と。私は、兵器の威力とかあまり良くわからないので、「おお・・」と思いましたけど・・・。潜水艦は絶対に駆逐艦にはかなわないそうです。

それと、これは別の映画評で読んだのですが、大西洋上にメッサーシュミットが偵察機として飛んでくるのですが、一体どこから飛んできたの?っていうのがおかしいらしいです。ドイツ軍は空母を運用していなかったので、これもあり得ないだろう!みたい。(笑)

ちなみに空母が運用されなかったのは、空軍総司令官のゲーリングが、「ドイツの空は我が空軍だけで充分守れる」と主張したせいだそうです。

ま、そういうおかしなところに気がついてしまう人には辛い作品かもしれないのですが、私はこの作品マシュー・マコノヒー演じる副艦長の成長物語としてなかなかよく出来ている作品だと思っています。指揮官とはどうあるべきかを、映画とともに観客も学んでいく感じなんですよね。戦争はもちろんない方が良いけれど、いざ始まってしまったからには、どれだけ任務のために鬼となり、自身の内面をコントロールできるか。優柔不断な態度や中途半端な憐憫は、かえって多くの仲間の犠牲を招いてしまう。

しかし、潜水艦映画は、ホント、他の戦争映画とは雰囲気が異なります。膨大な水圧の中での密室。どこからともなく侵入してくる海水、船体のきしむ音。閉所恐怖症だったら絶対にムリ。本当に怖いです。

この映画の主役はドイツの潜水艦Uボートと当時どうしても解読できなかったドイツの暗号システムの「エニグマ」。エニグマに関しては、以前「暗号解読」という本で詳細を読みましたが、とにかく機械とコードブックを奪取しない限りは解読不可能とばかりに、実はイギリス軍がドイツから奪取しているんですよね。この映画ではアメリカ軍のてがらになっているので、当時イギリスが文句言ってきたらしいです。日本の暗号なんて、開戦前からバレバレだった様なので、やっぱりドイツって凄いな~と思わされます。

潜水艦映画と言えば古くは「眼下の敵」(傑作)や、ドイツ映画の「Uボート」、最近だと「クリムゾン・タイド」なんかもお気に入りの作品です。日本の特攻潜水艦「回天」を映画化した「出口のない海」も見たいと思ってるのですが、かなり重たい内容かしら・・。

さて、M・マコノヒー、ハンサムだし好演でしたが、一番しぶくて良かったのはチーフ(曹長)を演じるH・カイテルです。彼の演技がなければこの作品かなり薄っぺらい作品になっていた事でしょう。ドイツ語堪能の大尉を演じたジェイク・ウエバーは、ドラマ「ミーディアム」でアリソン・デュボワの夫を演じている人でした!

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アクロス・ザ・ユニバース

Across The Universe
2007年/アメリカ (監)ジュリー・テイモア
(演)エヴァン・レイチェル・ウッド ジム・スタージェス ジョー・アンダーソン ティナ・ヒュークス マーティン・ルーサー・マッコイ ボノ
☆☆☆★★★
http://across-the-universe.jp/

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全編ビートルズのヒットナンバーで綴るミュージカル。出演者が歌うビートルズの名曲の数々に加え、独創的なヴィジュアル表現で描き出した異色作。

この作品、ビートルズ好きなら数々の曲と、場面場面で選択されたナンバーがストーリーの上でどう処理されていくのかも楽しめるし、あちらこちらに用意されているビートルズネタや、美しい映像表現も楽しめる作品です。とても良い作品だと思いました。

ただ、見ている間中、違和感を感じ続けた作品でもありました。「何だか違うんだよ・・・。」
これはどこから来るのだろうか。

お話はシンプルです。舞台は1960年代。リバプールの造船所で働くジュードは、米兵だったというまだ見ぬ父に会うためアメリカへと渡る。存在すら知らなかった息子の訪問に父親は戸惑うばかり。すっかり失望したジュードだったが、ひょんなことから学生のマックスと知合う。その後、彼の妹ルーシーと出会い、心惹かれるジュード。しかしやがて、ジュードはマックスと共にニューヨークへと向かい、歌手のセディが住むグリニッジ・ビレッジのアパートに転がり込み、様々な若者たちとの刺激的な共同生活をスタートさせる。そんなある日、ベトナム戦争で恋人を亡くしたルーシーが、兄の召集令状を携え、アパートへとやって来た・・。

ビートルズナンバーは流れる度に嬉しくてたまらなくなるが、斬新で奇抜な映像表現や振り付けも多く、「これはちょっと・・」なナンバーも多かった。マックスが徴兵されるシーンでの"I Want You"とかね。群衆ダンスシーンはすべからく私から見ると趣味悪い感じ・・でした。残念ながら女性黒人ボーカリストのセディとギタリストのジョジョのシーンは全部好きじゃなかったな~。"Helter Skelter"とか"Oh! Darling"とか。アジア系の友人プルーデンスも何だかな~。"Dear Prudence"のシーンとかはちょっとうんざりしました。あ、"Being For The Benefit Of Mr.Kite!"のシーンも私は苦手だ。どうなんですか~、これ?この作品の映像の中でも最も力入ってるし、奇抜なんだけど、皆さんお好きなんでしょうか?

さてさて、ところが良いシーンもたくさんあるのです。筆頭はやっぱり"Strawberry Fields Forever"。私のベストビートルズソングでもあり、素晴らしい映像処理に感激しました。

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同じくジュードがルーシーを想って歌う"Something"も良かったし、反戦運動にのめりこみはじめたルーシーと仲間のところへ乗り込みジュードが歌う"Revolution"は、曲の内容とストーリーが最もマッチしているシーンでした。

草むらに寝転びながら全員で歌う"Because"。美しいシーン。

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サイケデリックムーブメントのリーダーみたいなエセ文化人っぽいドクター・ロバートという人が、"I Am The Warlus"を歌うのですが、何とこれはU2のボノです!わたし、見終わってからキャストとか調べてて気が付きました!!もう1回ちゃんと見たかった。もうDVD返しちゃったので後の祭り。(泣) U2は当時ワールドツアー中だったのに、2日間だけ時間をつくって撮影に参加したんだそうですよ!このシーンのためにだけでもこの映画見る価値あるんじゃないでしょうか。"I Am The Warlus"だよ~!ホント言うと、彼がらみのシーンは「マジカルミステリーツアー」の二番煎じみたいなのがちょいと残念なんですが。

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なにはともあれ、ビートルズが好きな方にもそうでない方にも、是非見ていただきたい佳作だと思うのですが、最初に書いた「違和感」と言うのは、結局どんな傑作であっても彼らの曲をこういうかたちで映画化して欲しくないっていう個人的な思いなんだと思います。

だって、ビートルズの曲には60年代を背景にした、彼らのパッションと苦悩と、あきらめと疲労と、芸術性の全てが表現されているから。普通の青春映画にしてほしくないんですよ。

ラスト、屋上ライブをしているシーンでジュードが"All You Need Is Love"を歌うシーンもだからね~・・。あれ、まだ流れないの?とお待ちかねの"Lucy In The Sky With Diamond"はエンドクレジットで流れますよ。

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クルーグマン教授の経済入門

The Age Of Diminished Expectations(3rd Edition)
ポール・クルーグマン著 筑摩書房(ちくま学芸文庫)ISBN: 9784480092151

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経済にとってほんとうに大事な問題は何?実は、生産性、所得分配、失業の3つだけ。じゃあなぜ、貿易赤字やインフレ、はたまたグローバル金融市場の狂乱が問題視されるの?―経済の根っこにある問題は何かをきっちり解き、世間を騒がす財政赤字・貿易戦略・通貨政策などなどをじっくり検証する。これを読めばもう、巷に溢れるインチキ議論や報道に惑わされない!ノーベル賞経済学者クルーグマンによる、これ以上やさしくは書けない決定版経済テキストにして、読んで楽しいエンターテインメント教養書。 (文庫解説より)

これは、経済オンチの私にはとっても勉強になった1冊でした。

とにかく経済で本当に大事な問題は「生産性・所得分配・失業」だけっていう事。じゃあ、何でインフレとか、国際競争力とか、財政赤字とかの問題で大騒ぎしてるのか?この種の話は、次元が違っていて国の良し悪しには直接は影響していない。「一人の人生が幸せかどうかはを決めるのは仕事・愛・健康とかごく少数の事だけで決まっているのに、こういう基本的な事はなかなか変えられないので、地下室の掃除をどうするかでくよくよしてみたりする様なものだ。」だって・・・。(^_^;)

主要問題の3つのテーマに触れた後、貿易赤字、インフレ問題、米国における医療政策問題、について解説があり、ファイナンス、金融市場のお話、アメリカ経済の未来についての予測が続きます。

翻訳を山形浩生という人がやっているのですが、かなりくだけた(ふざけた?)口語体で、他の方のレビューを見てみると人によってはかなりの拒絶感を感じている様です。私も最初、「これ、ホントにクルーグマンがこんな調子で文章書いてるわけ~?」といぶかりながら読んでいましたが、慣れてくるとかなり読みやすいのは確かです。けっこう楽しく読める。

例えばこんな感じ。

生産性に関する項目で
(他の国が3% アメリカが1%生産性を上げたら、アメリカの生活水準は下がるのか?)

「外国の生産性成長なんか、なんで気にしなきゃなんないわけ? ~ 中略 ~ 実際問題として生活水準のトレンドは自分のとこの生産性成長で決まってるわけだ。そんだけ。国際競争なんか、何の関係もありゃしない。でもそんなら、みんなが「アメリカの競争力」とか言ってるのは、ありゃいったい何のことかって?答えはだね、残念ながら要するにそいつら、たいがいは自分が何言ってるんだか、まるっきりわかっちゃいないってことよ。」

貿易赤字の項目、為替レートに関して

「わかってほしい大事なこと - 為替レートは、貿易のバランスを決定する重要なメカニズムの一部ではあるけれど、それは独立して貿易バランスを決める原因ではない、とゆーこと。わけわからんって?じゃあ、こんな例はどう?アメリカの貿易バランスを車みたいなもんだとしよう。為替レートは、その車のエンジンではない。- むしろドライブシャフトみたいなものなんだ。もともとの力は、みんなが求める資本フローの水準。」
(私はこの説明でもよくわからない。汗)

インフレに関する項目で

「インフレ」って何がいけないの?驚くだろうけど、これはなかなか答えにくい質問なんだ。実はこれ、経済分析の世界ではちょっと表ざたにしたくないうす汚い秘密の一つ。 ~ 中略 ~ その理由をわかってもらうには、わざとらしいくらいバカバカしい質問をしてみようか。イギリスはアメリカよりも価値の高い通貨を持ってるけど、うらやましいと思う? ~ 後略 ~」

対日問題に関して

「 ~ ぼくらの経済ががっかりしちゃうほどダメなのは、圧倒的にぼくら自身の欠点のせいなんだ。その裏返しもまた言える。日本の成功は絶対に、何か重要な点でその他世界を食い物にして成り立ったものじゃないんだよ。~ 中略 ~ だいたい、日本の産業がただの輸出マシーンじゃないんだってことは、おぼえといてね。正反対のとんでもない誤解がえらく広まってるけどさ。日本は総生産のたった14%しか輸出してない。これはアメリカ以外のどの先進国よりも低い水準だ。だから日本の成功はアメリカを犠牲にして「盗んだ」とか言いたがるアメリカ人が出てきたら、そりゃ日本人としては当然むかついちゃうわな。」(しかし日本問題は、90年代なかばに、日本の自爆で終息してしまう。)

ファイナンスの項目で

「グローバルファイナスの話はかっこいいし、経済ヒョーロンカにとっても政治家にとっても、すごく魅力はある。でもアメリカにとっては、国内の問題から見ればびっくりするくらいどうでもいいってことね。」

G7があんまり大事じゃないっていう項目で

「先進国がマクロ経済政策を協調させるってのは、額面だけ見るとなかなかよさげな感じだよね。~ 中略 ~  というわけで、国際政策協調という考え方のは、概念的にすごくしっかりした根拠がある。ただし、一つだけ問題。実際問題としてはこんなの、あんまし大事じゃないんだよね。だって世界の経済大国にとって、国際貿易の重要性ってホント限られてるんだもん。」

こんな感じの訳。文章が軽い調子なのでスラスラ読み進められたけど、内容は決して門外漢にとってはそう簡単でもないのです。今回の記事のためにもう一度斜め読みしました。10年以上前の著作なので、世界情勢は変わってしまったけど、経済というものの風景だけでも少し見えてきた気がします。

実際、先日の日経で見た記事で、「医療費のための負担を高額所得者に負わせる」っていう記事を読んだ時にも、「あ、やっぱりお金持ちからお金とる事にしたんだ・・」とか、多少なりとも記事の内容が見えた事が嬉しかったし。またクルーグマン教授の素人向けの読み物的な内容の本を幾つか読んでみようと思っています。

お知らせ!

Paul Krugman と Robin Wells のテキスト3点、今年待望の第2版が刊行されました。国内入荷済みです!版元はWorth Publishers ISBN 値段等は、書店にてご確認下さい。(大学テキストはちょっと特殊ですので・・。)

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"Macroeconomics"と"Microeconomics"はそれぞれペーパー版です。"Economics"は二つをあわせた内容でハードカバー版のみです。

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吉野家のうな丼

大好きなんだけど、高くてなかなか食べられない「うなぎ」。会社のちかくにある鰻屋の前を「食べたいな・・・」などと横目で眺めながら通過する哀れな毎日。

数年前に亡くなった祖母は、子供の頃に、川で捕れるうなぎを毎日の様に食べさせられた事がトラウマになっていたらしく(笑)うなぎは絶対食べたくない・・って言っていたっけな~。贅沢なトラウマだ。

何とか食べたいと思い、スーパーで安~い、うなぎを買ってくると、皮の部分がゴムみたいなうなぎが多くて大抵は失敗してしまう。

そんな中、吉野家で、最近シーズン限定で「うな丼」が発売されたので何回か夜ご飯にしています。並盛で持ち帰りなら¥520。 うなぎも小さいし、まあそう美味しくもないのですが、スーパーの変なうなぎよりはマシですよ。夕べも帰りが遅くなってしまったので、実は買って帰ってきました。

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梅雨が明けて真夏日がやってきました。土用の丑の日は絶対、ちゃんとした「うなぎ丼」食べるもんね~~!と心に誓う今日この頃です。

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ゾラの時代 4(最終回) アジェのパリ

ナポレオン3世(第3共和制)のもと、セーヌ県の知事であったオスマンはパリ市街の大改造を行った。「オスマンのパリ改造」は、現在のパリ市街の原型となったもの。

彼はまず、入りくんだ路地裏をとりこわし、道幅の広い大通りを東西南北へと走らせた。また、凱旋門や広場から放射状に広がる大通りを建設し、交通網を整える。セーヌ川の中州に位置するシテ島は19世紀当時においては貧民窟と化していたが、架橋、道路建設などを通じて雰囲気を一新させた。またルーブル宮、新オペラ座などの建設も進められ、こうした首都の大規模な改造は、世界に対してナポレオン3世の威光を高めることにもつながった。この都市計画は、フランス国内にとどまらず各地における都市建設の手本ともされた。
(Wikipediaより抜粋引用)

一方で、富裕層が中心部に居住し、貧民層は周辺部へと追いやられていく。ゾラ(1840~1902)とオスマン(1809~1891)はほぼ同時代人。「居酒屋」の中でも、売春婦にまで落ちぶれてしまった主人公のジェルベーヌが、新しくきれいになってしまった市街で、自分の居場所を失ってしまった悲しみが描かれていました。

インフラの整備と、衛生面の向上、雇用の創出と、良いことずくめの大改造でしたが、このために古きパリの姿は徐々に失われていった。

そんな古いパリの姿を捕らえた写真集を、ご紹介します。

Paris: Eugene Atget: 1857-1927 (Taschen 25th Anniversary Edition)
Taschen  ISBN: 978-3836504713

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ジャン=ウジェーヌ・アジェはフランスの写真家。20世紀前後のパリの建築物,室内家具など失われる古きパリのイメージを撮影。タッシェンのこの作品集はお値段も手ごろなのでお勧めの1冊です。

彼はもともと役者を目指していたが、生活のために写真の撮影をはじめる。居住していたモンパルナスには、多くの芸術家が住んでいたため、芸術家の資料となる写真を売る商売をはじめる。

彼の作品が世に出たのは、彼の死後。フランス第三共和政下のパリの様子をとどめた貴重な記録であり、都市風景を撮影する手本として評価された。生活のために撮影した頃は、後世自分の作品がこれほどまでに評価されるとは想像していなかったんじゃないかしら・・。

アジェの写真を眺めながら、ゾラの作品の時代に思いをはせるのも、小説をもっと身近に感じる手段になりそうです。

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追記
この写真は、ネット上から集めてきたもので、必ずしもご紹介の書籍に掲載されていなかもしれませんのでご了解下さい。テキトーですみません。coldsweats01

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東京国際ブックフェア

7月9日(木)~7月12日(日)の4日間、東京ビッグサイトで開催されている第16回東京国際ブックフェアへ行ってきました。
http://www.bookfair.jp/

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東京国際ブックフェアでは毎年、日本洋書協会の主催で「洋書バーゲン」を開いています。私も、以前の会社(洋書輸入業者)にいた時は、何度も係として参加していましたが、今の職場になってからは行くのがはじめてで、久し振りに足を運んできました。

と言うのも、基調講演の姜尚中氏の講演会が聞きたかったため。テーマは「悩む力で”現代の古典”を発掘する」で、不況にあえぐ出版業界への打開への提案を聞く事が出来ました。

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今、古典がブームになっているのは、書店に勤めているものなら誰でも気が付く状況。近代の消費社会がいきつくところまできて、人間の本質や社会の本質の真実を捉え、長く生き残ってきている古典というものに、多くの人々が目を向ける様になってきているからだと思うと姜さんは説明されていました。本を愛してくれている人のお話は、本当にいつでも勇気づけられます。

実は私も記事にしようと思っていたのですが、洋書でもいわゆる古典の売上はこのところ好調で、欧米ではその手の古典は必ず廉価版が出版されているので、人々も手にとりやすい様です。一番人気はアダム・スミスの「国富論」。孫子の兵法"The Art Of War"は英語版も人気です。それからプラトンの著作は英語もドイツ語も好調です。マルサスの「人口論」はびっくりする位売れてますし、ヒュームの「人間本性論」、近代以降だとケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」は常時平積みです。姜さんの専門の社会学者のウェーバーの著作はドイツ語では売れてます。(1冊1000円以下で買えます。)ドイツ語だと、あとはカント、ヘーゲル、マルクスは人気商品中の人気商品。(文学だとカフカが一番)

コアな部分では日本の読者って、まだまだかなりレベルが高いと思うのです。私自身、お客さんからどれだけ勉強させてもらってるかわかりません。要は、必要とされる内容の書籍をどれだけ仕入れられて、どうディスプレイさせ、アピールさせていけるかが、書店の課題なんだろうな~と思います。本当に毎日が勉強だし、それを怠った瞬間からつまらない店に転落してしまう。がんばっていきたいな・・とあらためて感じた今日の講演会でした。

さて、講演会の後は腹ごしらえをして、場内を見て回りました。ざっと見ただけで3時間以上かかってしまった。疲れた!(笑)

場内では各出版社が自社の本を20%引きで販売していて、ついうっかり筑摩のブースで文庫を2冊買ってしまった。でも考えてみたら社員販売で20%引きで買えるのだから、何もここで買う必要はなかったのでした。(汗)買ったのは「クルーグマン教授の経済入門」と
ドゥルーズの「ニーチェ」。ま、本と人とも出会いですね。book

洋書バーゲン会場は、毎年大盛況で、今日も人だかりが凄かった。でも、規模はだいぶ小さくなっちゃたな~と思いました。(洋販がいないからね) 私も洋書業界に多少は貢献しようと3冊ほど購入。

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携帯の写真の調子悪くピンボケですが・・。(^_^;)

左はしは大好きな「ライ麦畑でつかまえて」"A Catcher In The Rye"のペーパーバック。読めんと思うが持ってるだけでうれしい。¥500でした。真中も大好きな「ガマくんとカエルくん」のCD付きパック。¥800也。右はしは"15-Minute German"CDパック。常日頃、ドイツ語まったくわからないのに担当しているのが苦しかったので多少は勉強しようかな・・と。(笑)¥840でした。

帰り、駅前でビールbeerを飲んで帰宅。けっこう疲れましたが、本好きには楽しい一日でした。

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7月4日に生まれて

Born On The Fourth Of July
1989年/アメリカ (監)オリバー・ストーン
(演)トム・クルーズ キーラ・セジウィック トム・ベレンジャー  ウィレム・デフォー 
☆☆☆★★

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1946年7月4日、アメリカの独立記念日に生を受けたロン・コービック(トム・クルーズ)は、高校卒業後、強い愛国心と将来への希望を胸に海兵隊へ入隊し、ベトナムへと旅立つ。だが戦場は、彼の想像を遥かに超えた、凄惨たるものだった。民間人の村を誤射してしまったロンは、混乱のあまり部下を撃ち殺してしまい、敵の凶弾により、自身も下半身不随となってしまう。その後、故郷に帰ったロンを待っていたのは、高まりつつある反戦運動だった。誇りを持って帰国したつもりが、逆に憐れみと蔑みの目で見られる毎日に。ロンは徐々に自分を見失い、酒に溺れていく。ついに信頼していた家族からも疎外された彼は、メキシコへの孤独な一人旅に出るのだった・・・。

実在のベトナム帰還兵ロン・コービックの原作をもとした作品。脚本には本人も参加しています。この作品をもっと単純化してアクション映画にすると「ランボー」の第1作目になる。

ベトナム戦争も遠くなり、当時を肌で体感していない日本人にとって(私も幼かったのでほとんど記憶がない)この作品はアメリカ人にとってベトナム戦争とはどういう戦争だったのかを、表面的にでも伝えてくれる作品です。私も公開時、かなりのショックを受けました。

脊髄をやられ下半身不随(性的にも不能になる)になった彼を最初に待っていたのは、予算削減のため不衛生な環境の中、満足な介護も受けられない退役軍人病院でのひどい扱いだった。それでもリハビリを終了し、無事に故郷に帰った彼を待っていたのは、若者を中心に国をあげてまきおこっていた反戦運動の嵐。地獄の様な戦場の体験を理解してくれるのは同じ帰還兵だけ。友人の一人は精神を病んでしまっている。

酒に溺れる毎日になってロンは、ある日泥酔したあげく厳格なキリスト教徒である母親に汚い言葉を投げつけてしまう。

「俺のペニスと同じで、神は死んでしまってどこにもいやしないんだ!」

母親から絶縁され、父親の勧めでメキシコへ行った彼は、同じ境遇の帰還兵達と自堕落な生活を送っていたが、心の苦しみから逃れるためには現実と向き合わない限り救われないと悟った彼は帰国する。誤射で殺してしまった部下の家族のもとを訪れ真実を家族に話したロンは、帰還兵仲間とともに反戦運動へ参加するのだった・・。

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部下の墓を訪れるロン。

それまでアイドル路線できていたトム・クルーズの演技が素晴らしく、特に下半身不随になってからの演技は見るのが辛いくらいでした。反戦運動家になってから、突然4年の歳月がたち、著作も成功して有名人になった彼の姿がラストシーンなのですが、このあたりが説明不足で「え?」って感じなのが残念でした。著作を読むのが一番なのでしょうが、翻訳本は絶版です。

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ベトナム戦争って何だったんだろう。真の愛国者(パトリオット)ってどういうもの?まだまだあまりにも知らない事が多い自分がはがゆいけれど、常にそういう疑問だけでも忘れない様にしたいです。

実際のロン・コービック(70年代当時)今もご健在の様です。

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刑事

Un Maledetto Imbroglio
1959年/イタリア (監)ピエトロ・ジェルミ
(演)ピエトロ・ジェルミ クラウディア・カルディナーレ  ニーノ・カステルヌオーヴォ フランコ・ファブリッツィ
☆☆☆☆

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ピエトロ・ジェルミが監督・主演を務めたサスペンス。ローマ近郊で強盗事件と殺人事件があいついで起こる。事件を追う警部は徐々に真相に迫っていくが、捜査の過程でさまざまな人間模様が浮かび上がっていく。

イタリアにはフェリーニ、ヴィスコンティの2大巨匠を筆頭に、ヴィットリオ・デ・シーカ、ロベルト・ロッセリーニ、鬼才のパゾリーニや、新しいところではタヴィアーニ兄弟等、映画界に大きな影響を与えた天才監督が多い。

特にフェリーニとヴィスコンティは、私見ではルネッサンスを生んだイタリアという国ならではの天才で、作品の素晴らしさは言葉では語り尽くせない位なのですが、それでも私はイタリア映画で一番好きな作品は?と聞かれたらこの作品をあげる事にしている。それ位好きな作品なのです。

ジェルミの作品は、代表作の「鉄道員」を見てもわかる様に、決して芸術作品よりの作家ではない。イタリアン・ネオリアリズムの代表作家でもあるデ・シーカの作品に一番近いと思うけど、ドラマの主軸は市井の人間の等身大の感情表現にある。この辺が、私にとっては心情的にとってもしっくりくるんですよね~。私が、人生というものに対して抱いている感性に最も近い・・と言いなおしても良いかもしれません。

で、この「刑事」という作品ですが、ジェルミ監督演じる警視の姿が等身大でとっても良いんですよね。なおかつ、しぶい!かっこ良い!ちょっとハードボイルドっぽい感じもあってたまらんのです。(笑) 仕事が忙しくて恋人とも会えず、うらぶれた自分の部屋による遅く帰る姿なんかも、良いんですよ~。もう何度も見ているのですが、見る度に魅力を発見できる作品でもあって、今回はこの作品が必要以上に重たくなっていないのは、脇を固めているキャストにけっこう笑いを持たせてある事にあると気が付きました。脚本もジェルミ(共同)です。

最初はどうしても、ジェルミ警視の魅力と、カルディナーレの薄倖な美しさに目を奪われてしまうんですよね。これからも、きっと何回も何回もこの作品を見るだろうと思います。

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最後に。私がこれほどまでにこの作品が好きなのは、魅力的なテーマ曲「死ぬほど愛して」にあるのも確かです。この曲が流れてくるだけで、酔わされてしまいます。有名な曲なのでご存知の方も多いかと思います。Youtubeでオープニングのシーンを発見したので、さわりだけでも是非。

http://www.youtube.com/watch?v=ePdmpNI-ftk&feature=related

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MW(ムウ)

手塚治虫著 小学館 (My First Wide Comic) ISBN 4091622011 ¥590(本体価格)
☆☆☆★★★

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またまた通院中のコンビにで購入。コンビニ向けの廉価な雑誌タイプのコミックで、1巻完結だし未読の作品だったので即購入。

梨園で生まれたまじめなエリート銀行員、結城美智雄の裏の顔は次々と人を殺める冷酷な殺人鬼。殺人の事実を知った結城の幼馴染みであり神父の賀来巌は、結城の犯行を阻止し、救済しようと苦悩する。そんな中、結城はMW(生物化学兵器)を手にして遂には世界を滅ぼそうと企むのだった……。果たして賀来は結城を止めることが出来るのか? そして二人の過去に秘められた悲しき運命とは!?

「きりひと賛歌」とか「奇子」とか、手塚作品には、物凄く重たくて後味の悪い作品がありますが、この作品もその一つ。オームのサリン事件が起きた後ではそれほど奇想天外な話とは思えないところが恐ろしいです。人間性を失った一人の天才的な狂人がいれば、もしかしたらこんな事件が起きないとも限らない。

それに手塚治虫の、ストーリー構築と、お話の展開のさせ方は、やっぱり一流です。見事だな~。マンガが出来る、マンガだからこそ出来る限界までの力量で、人間社会への痛烈な問題提起を行っている作品だし、中途半端な作家には決してつくれない作品でもあります。ま、MWを開発したのは米国だとは一言も言ってないんですけどね。これを機に、未読だったり、中途半端になってる(火の鳥とか)手塚作品を読んでいこうかな・・とも思ってます。

さて、この作品映画化されて公開中ですが、結城役の玉木宏はさておき、賀来役の山田孝之はどうなんだろうか?ハンサムでも良いのでもう少しごつい役者さんの方が良いのではないかな~?ま、映画を見てみないと何とも言えませんけど。

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6月に見た映画

梅雨に入り、雨の多い毎日。rain  何とな~く体も重く感じる今日この頃。6月はほとんどDVDレンタルしていないのでテレビ放映が中心です。でも最近、けっこう劇場に足を運んでいます。ポップコーンを食べながら映画を見るのが最近のマイブーム。(笑) やっぱり映画は劇場で見るのが一番ですね~。

「ターミネーター3」
Terminator 3 Rise Of The Machines
2003年/アメリカ (監)ジョナサン・モストウ
(演)アーノルド・シュワルツネッガー ニック・スタール  クレア・デインズ クリスタナ・ローケン
☆☆☆★★

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「T4」見に行く前にテレビ放映をやっていたので、予習がてら(そんなのいらないが)見ました。この作品の失敗はジョン・コナーを演じるニック・スタールのキャスティング・ミスとシュワが歳をとりすぎている事に加え、「そりゃないだろう~」なラストが決定的です。女性タイプターミネーターのT-Xは気に入ってます。

「ゾディアック」
Zodiac
2007年/アメリカ (監)デビッド・フィンチャー
(演)ジェイク・ギレンホール ロバート・ダウニー・Jr. マーク・ラファロ ブライアン・コックス クロエ・セヴィニー
☆☆☆★★

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アメリカを震撼させた実在の未解決連続殺人事件の謎に挑んだクライム・サスペンス。1969年、ドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命。その後サンフランシスコ・クロニクル紙に自らを「ゾディアック」と名乗る人物から犯行の声明文が送られてくる。同じ手口で殺人を繰り返すゾディアックを追って、記者のR・ダウニーと漫画家のJ・ギレンホール、そしてサンフランシスコ市警のM・ラファロは謎の解明に没頭していく。この事件は「ダーティー・ハリー」1作目の犯人スコルピオのモデルとなった事件との事。映画の原作本の著者はJ・ギレンホール演じる漫画家のグレイスミスです。殺人のシーンがとってもリアルで、気分的にきつい作品でした。興味深い内容ではあったのですが、この映画3時間位あって長い!集中力がなくなってくるのでもうちょっと短く編集してもらいたかった。

「宇宙水爆戦」
This Island Earth
1954年/アメリカ (監)ジョゼフ・M・ニューマン
(演)フェイス・ドマーグ レックス・リーズン ジェフ・モロー
☆☆☆

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もうどうしようもないよ・・っていう位C級なSF映画。出演してる俳優もまったく知らない人ばっか。☆☆☆でも点数良すぎるのですが、このどうしようもなさがまた一つの魅力だったりするので、映画っていうのは興味がつきませんね。(笑) しかも実はこの映画、SF映画史の中ではわりに有名な作品です。それもほんのちょこっと登場するメタルーナ・ミュータントのおかげ。このミュータントのデザインのインパクトが強くて見た人の心に残る作品になっているのです。で、NHK・BSでも放映されたりするのだから忘れ去られる作品の多い中ラッキーな事ですね。

メタルーナ・ミュータントだぞ~。

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「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」
2008年/日本 (監)堤幸彦
(演)唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦 宇梶剛 宮迫博之 佐々木蔵之介 石橋蓮司 中村嘉津雄 黒木瞳
☆☆☆★★

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原作のマンガの世界をよく映像化している作品だと思った。ただ、もともとの原作が納得のいかない作品なので、映画も納得いくワケはないんですよね。豪華な役者陣をそろえて楽しめる作品になってはいますが、マンガを読んでから映画は見た方が絶対に良いと思います。さて第2章はどんなもんでしょうか・・。最終章は8月に公開の様です。

「ゾンビーノ」
Fido
2006年/カナダ (監)アンドリュー・カリー
(演)キャリー=アン・モス ビリー・コノリー ディラン・ベイカー クサン・レイ
☆☆☆★

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http://zombino.jp/

宇宙から降り注いだ放射能により、死んだ人間はゾンビとして甦った。彼らの食糧は生きた人間だ。ゾンビ対人間の間で過酷なゾンビ戦争がはじまる。勝利した人間たちは、ゾムコン社が開発した調教首輪でゾンビを従順なペットとする事に成功。少年ティミーの家でも、ママの希望でゾンビを飼うことに。ティミーは、いじめっ子から助けてもらったのをきっかけに、ゾンビに「ファイド」と名付けて友達になる。だが、ファイドが隣人のお婆さんを食べてしまったことから、やがてとんでもない事件が巻き起こっていく─。

一応ストーリー書きましたが、非常にくだらない映画です。ブラック・コメディなのですが、意外とほのぼのしています。やっぱりカナダの映画だからでしょうか?(笑)主人公の少年のお母さんはキャリー=アン・モス。なぜか、ゾンビのファイドとちょっと良い感じshineになるところとかおかしいです。

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「失われたものの伝説」
The Legend Of The Lost
1957年/アメリカ・イタリア (監)ヘンリー・ハサウェイ
(演)ジョン・ウェイン ソフィア・ローレン ロッサノ・ブラッツィ
☆☆☆★

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サハラで消息を絶った父親の手紙から砂漠に財宝とともに眠る古代都市がある事を確信したロッサノ・ブラッツィは、彼を慕う売春婦のソフィア・ローレン、砂漠の案内人ジョン・ウェインとともに隠された都市の発掘を目指して出発するが・・。

私は昔R・ブラッツイの大ファンだったので、物凄~く楽しんで萌えながら見た記憶があったのですが、今回久しぶりに再見してみたら大した映画じゃなかった・・。第一、R・ブラッツィだけが貧乏くじの役なんですよ~。でもこの3人の演技を見てるだけでもけっこう楽しめますよ。ソフィア・ローレンきれいです。

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ゾラの時代 3 嘆きのテレーズ

Therese Raquin
1952年/フランス (監)マルセル・カルネ
(演)シモーヌ・シニョレ ラフ・ヴァローネ ジャック・デュビー  シルヴィー ローラン・ルサッフル
☆☆☆★★★

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ゾラ原作の「テレーズ・ラカン」の映画化作品。リヨンの裏町に暮らす主婦・テレーズ。毎日の生活に嫌気が差していた彼女の前に運転手・ローランが現れ、2人は愛し合う。次第に彼女は夫の存在が疎ましくなり…。

監督は「天井桟敷の人々」のマルセル・カルネ。実は私、カルネの作品を見るのはこれがはじめてです。以前ディズニー作品でご紹介した事がある、宝島社の名作2枚組DVD「宝島シネマパラダイス」で購入していた作品です。
http://tkj.jp/cinemaparadise/

原作はゾラの初期作品「テレーズ・ラカン」。映画は舞台を現代におきかえていますが、人間の心理は昔も今も変わる事はない。そのあたりは「居酒屋」と「ナナ」を読んでみて痛感した事でもありました。ストーリーはなかなかサスペンスフルで素晴らしい心理劇なのです。で、岩波文庫から出てる原作も読もうと思ったら版切れ中!岩波文庫は、会社の事情もあるのでしょうが、やたら品切れタイトルが多いんですよね~。しかもいわゆる名作が多いもんだからさ~、困るんですよ!「ファーブル昆虫記」も、昔きちんと読めなくて、仕方なく集英社の子供向けの読んだし。(これはこれで読みやすく素晴らしかったんですが)

岩波への文句はさておき(笑)、この映画はフランス映画のフランス映画らしい特徴と素晴らしさをすべて含んだ様な作品でした。主人公のテレーズを演じる若いシモーヌ・シニョレの憂いを含んだ表情と、静かな中に情熱を秘めた演技が素晴らしかったです。ストーリーに底辺に流れる不安の感情を、見事に表現した映像の文学の様な作品でした。それに1957年ルイ・マル監督の名作「死刑台のエレベーター」にも通じていく、フランス映画ならではの冷たいまでに写実的なミステリー表現に酔わされる作品でもありました。

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ゾラの原作から、ストーリーは変更になっている様なのですが、列車内でテレーズの夫を殺害してしまう(原作ではボート)シーンからは、かなりの変更が施されている様です。2人を脅迫する水兵の存在も新しく加わったシチュエーションらしい。あ~、やっぱり原作と比べたかった!

思えばジェームズ・M・ケインの小説「郵便配達は二度ベルを鳴らす」と同じテーマの心理ミステリーがすでに19世紀にゾラによって描かれていた事を思うと、本当にいつの世も人間の心理と営みとは変わらないものなのだな・・と思わされずにはいられません。

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追悼 マイケル・ジャクソン

マイケル・ジャクソンが亡くなった。
私は特に彼のファンだった事はないのですが、好きとか嫌いとか問題にならないくらい80年代の彼の人気は凄まじかったし、エンターテイナーとしての才能は子供時代から天才的だった。

最後、彼の奇行ばかりがとりあげられていたけれど、いざ亡くなってしまうと、誰もが彼の話をする。誰もが彼を知っているからだ。

彼の追悼記事をつくる気はなかったのですが、「タイム」誌からマイケル・ジャクソンの追悼臨時増刊が発行され、日本でも昨日発売になりました。売れ行きがかなり好調なため、今週末には増刷分が入荷します。彼の足跡をたどった内容で、記念に保存しておくにはうってつけだと思います。値段は税込み¥840。是非、ご紹介しておきたくて記事にしてみました。

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彼の死のニュースを聞いた時、まっさきに思ったのは「彼は今まで、どれくらい孤独だったんだろう」という事でした。彼の孤独をおもって悲しくなりました。でも、本当に大スターだったな~・・。心から冥福をお祈りしたいです。

以下、私の思い出3曲のYouTube

大好きで当時、何度も何度も見た「スリラー」。監督はジョン・ランディスなんですよ~。
http://www.youtube.com/watch?v=9Xs9OQHpwDE&feature=related

同じく大好きな「ビート・イット」。
http://www.youtube.com/watch?v=XVJBleN7L7o&feature=related

ネズミパニック映画「ウイラード」の続編「ベン」の主題歌。ベンってネズミの名前ですが、きれいな曲。
http://www.youtube.com/watch?v=aSqo17o2a1w

今度じっくり「ジャクソン5」を聞いてみたいな・・。

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