MW(ムウ)
手塚治虫著 小学館 (My First Wide Comic) ISBN 4091622011 ¥590(本体価格)
☆☆☆★★★
またまた通院中のコンビにで購入。コンビニ向けの廉価な雑誌タイプのコミックで、1巻完結だし未読の作品だったので即購入。
梨園で生まれたまじめなエリート銀行員、結城美智雄の裏の顔は次々と人を殺める冷酷な殺人鬼。殺人の事実を知った結城の幼馴染みであり神父の賀来巌は、結城の犯行を阻止し、救済しようと苦悩する。そんな中、結城はMW(生物化学兵器)を手にして遂には世界を滅ぼそうと企むのだった……。果たして賀来は結城を止めることが出来るのか? そして二人の過去に秘められた悲しき運命とは!?
「きりひと賛歌」とか「奇子」とか、手塚作品には、物凄く重たくて後味の悪い作品がありますが、この作品もその一つ。オームのサリン事件が起きた後ではそれほど奇想天外な話とは思えないところが恐ろしいです。人間性を失った一人の天才的な狂人がいれば、もしかしたらこんな事件が起きないとも限らない。
それに手塚治虫の、ストーリー構築と、お話の展開のさせ方は、やっぱり一流です。見事だな~。マンガが出来る、マンガだからこそ出来る限界までの力量で、人間社会への痛烈な問題提起を行っている作品だし、中途半端な作家には決してつくれない作品でもあります。ま、MWを開発したのは米国だとは一言も言ってないんですけどね。これを機に、未読だったり、中途半端になってる(火の鳥とか)手塚作品を読んでいこうかな・・とも思ってます。
さて、この作品映画化されて公開中ですが、結城役の玉木宏はさておき、賀来役の山田孝之はどうなんだろうか?ハンサムでも良いのでもう少しごつい役者さんの方が良いのではないかな~?ま、映画を見てみないと何とも言えませんけど。
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コメント
こんにちは
MWは大昔に読んだので、最後どうなるのかまったくおもいだせないという有様です
ア~レ~
打ち切りのように終わってしまう手塚治虫もののなかで、
ちゃんと簡潔してた作品だったと…なぜか思い出せない内容…
確かちょっとエロティックだったような(A;´・ω・)
そうそう、牧師さんの役はもっとごついほうが良いですよね!
投稿: ripple | 2009年7月10日 (金) 10時30分
Ripple さん
今晩は。
主人公の二人は肉体関係があるんですよね。
二人がまだ幼いころに、離島でMWの流出事件が起きて、山の中にいた二人をのぞいて島民は全員死んじゃったんですよ。
で、政府はその事件をもみ消すのですが、時が流れ、結城(イケメンの方)が、事件の関係者を次々と殺していく・・ってお話。
思い出した?
同性愛あり、生物兵器問題あり、快楽殺人あり、レイプあり・・とかなり重たい内容です。映画は劇場まではちょっと・・だけど、DVDになったら見てみたいな~。
投稿: ごみつ | 2009年7月11日 (土) 00時07分
ごみつ様
おはようございます( ^ω^ )
そうそう、結構大胆なエロスでしたよね
ちょっと思い出しました
さすがに映画版ではそこまでやりませんよね、たぶん…
小学校か中学校の時に手塚治虫原画展があって、
確かそれでMWを見つけた覚えがあります
嗚呼、本捨てなきゃ良かったです~
投稿: ripple | 2009年7月11日 (土) 10時22分
Ripple 様
お返事有難う。
今日、会社でスーさんとも”MW”の話題になったんだけど、やっぱり手塚治虫のマンガ家としての力量って凄いよね・・なんて話してました。
私は一番好きな作品はやっぱり「ブラック・ジャック」です。連載時、(チャンピオン)、リアルタイムで読んでたんだよね~。今、思えば幸せな事だったな~。
投稿: ごみつ | 2009年7月12日 (日) 00時16分