アニメ・コミック

水木しげる超千頁

新刊棚に並んでいたのを見かけうっかり衝動買いしてしまった本。1冊¥1700もした。(汗)

水木しげる超千頁
水木しげる 著 INFASパブリケーションズ刊
上巻 ISBN 9784900785946
下巻 ISBN 9784900785953
☆☆☆★ ~ ☆☆☆★★★

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思い起こせば、水木しげるの作品は、アニメ(鬼太郎)やテレビドラマ(河童の三平、悪魔くん)しか見た事がなく、マンガはほとんど読んだ事がないな~と思ったのも購入のきっかけになりました。

何ていうか、変わった作品が多いな~っていう感じで、作品によっては悪趣味で気分の悪くなるものもあったりしましたが、まあ楽しめました。

掲載作品の中で最も古いのが1965年「ガロ」に掲載された「マンモスフラワー」っていう作品。ウルトラQみたいな作品で、他にも意外とSFっぽい作品があります。これ以外にも「ガロ」系列の作品が多くて、ちょっとつげ義春の作品も連想させます。

純粋なホラーと言うよりも、水木氏は奇怪なものが好きなのだな・・と言う事もわかりました。日本の妖怪もの以外にも、何だか南方あたりの(ニューギニアとかカンボジアとかそのあたり)呪術めいたお話だとか、テーマが凄く変わってるので、けっこう楽しめました。この手ので一番面白かったのが、「ブードゥー教」がいかにしてひろまったのかという(ハイチ建国までの)歴史ストーリー。

それともう一つ、彼のひとつのジャンルにもなっている、第二次大戦がらみのお話も面白かったです。

全体として私好みでない作品もあるものの、他の作家では味わえない作品が多く、買って損はなかったと思いますが、クセのある作品が多いので決してお勧めはしません・・。上下巻あわせて38作収録です。

しかし、アニメの鬼太郎はともかく、実写だった「河童の三平」はホント、怖かったな~。トラウマになりそうでした。coldsweats02

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かわいい?トラウマになったらごめんね。(笑)

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ロボット刑事

石ノ森章太郎著 中公文庫コミック版
1巻 ISBN 4122024595  2巻 ISBN 4122024609

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「きみに・・その - Kと組んでだな、”特捜班”をつくってもらいたいのだ!」。突然、ロボットの刑事Kとコンビを組まされることになった警視庁のベテラン刑事芝。長年、足とカンで事件を解決してきた芝には科学捜査は信用できず、Kにも露骨に反感を示す・・・。相次ぐ凶悪事件の謎に迫りながら機械対人間の確執を描く。(第1巻文庫解説より)

その昔、この作品は実写テレビドラマで放映されており、私はこの作品が大好きでした。石森章太郎(この方が呼びやすい)は、「仮面ライダー」をテレビ用キャラクターとしてデザインして以降、次々とテレビ先行、後からコミカライズというパターンでヒット作を連発していく。「人造人間キカイダー」「ロボコン」「秘密戦隊ゴレンジャー」「イナズマン」等。この「ロボット刑事」もその中の1作。芝刑事は高品格が演じてました。

Kってこんなにセンス悪かったんだっけ?(笑)

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「仮面ライダークウガ」を見たあと、石森章太郎の作品に思いをめぐらせていたら、どうしても「ロボット刑事」が読みたくなって購入。この作品、テーマ的にとっても私好み。

Kは「人間になりたいロボット」。人間の感情を理解したくて、本を読み、自分でも詩を書いたりしている。感情も細やかで悲しい時には涙も流す。後からわかるのですが、Kには電子頭脳のかわりに開発者の脳細胞から再生させた人造脳が使われているという設定で、これはけっこう酷な事だな・・と思いました。心はまったくの人間なのに、体はすべからく機械なんて・・。Kはいつもさびしそうで、この作品はそういうところも魅力のひとつです。

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文庫の後書きに石森章太郎本人が、「映画のロボ・コップが公開された時は本当に口惜しかった」と語っていました。誰かに自分の作品をきちんとした映像化作品にしてもらいたかったのでしょうね。

さて、とは言えロボット刑事のアイデアは、石森章太郎のオリジナルではありません。Kにもアシモフ三原則が組み込まれていましたが、アイザック・アシモフの「鋼鉄都市」がそのアイデアのオリジナルなのではないでしょうか?このシリーズ、ホント最高でした。テーマに興味のある方は是非。

「鋼鉄都市」の記事はこちらから。
http://green.ap.teacup.com/0471/122.html

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7月に見た映画

8月だ~。8月は職場でイベントやら、売り場の改装やらがあるので、かなり忙しくなります。先月末はイベントの準備でおおわらわでした。そんな中、今日、明日と連休をいただきました。フィットネスに全然行ってないので、がんばらないとな~。

「サウスパーク 無修正映画版」
South Park: Bigger, Longer & Uncut
1999年/アメリカ (監)トレイ・パーカー マット・ストーン
(声)トレイ・パーカー マット・ストーン アイザック・ヘイズ ジョージ・クルーニー ミニー・ドライヴァー
☆☆☆★★

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全米ケーブルテレビで史上最高の記録を打ち立て、アメリカ中を熱狂させたテレビアニメの映画版。コロラド州サウスパーク。小学生たちの間で、カナダのコメディ映画の下品なセリフが大ブーム。それに不安を覚えたPTAは、映画を製作したカナダを糾弾。アメリカ対カナダで全面戦争に突入する。絵はとってもかわいいのですが、セリフは超下品。ミュージカル形式になっていて面白かったです。地獄にフセインがいるのですが、写真をコラージュしていて、何だかとっても危ない作品で、逆に心配になってきたりします。それとカナダは腹立たたないんだろうか?(笑)

「新世紀エヴァンゲリヲン 新劇場版 序」
2007年/日本 (監)鶴巻和哉 摩砂雪
(声)緒方恵美 三石琴野 林原めぐみ 立木文彦
☆☆☆★★

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エヴァ21世紀劇場版。テレビ放映してたので見ました。ストーリーはテレビのオリジナルとまったく同じなのですが、アニメーション技術が進歩しているので、ビジュアル的には楽しめました。あいかわらず、シンジはどうしようもない奴です。これくらい繊細じゃないと、エヴァンゲリオンにシンクロ出来ないんだろうな~・・などとつらつら思いながら見ました。

テレビ・シリーズと20世紀劇場版の記事は下記から。
http://green.ap.teacup.com/0471/77.html

「富士山頂」
1970年/日本 (監)村野鉄太郎
(演)石原裕次郎 山崎努 渡哲也 芦田伸介 宇野重吉
☆☆☆★★

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石原裕次郎の23回忌記念でテレビ放映されたもの。新田次郎原作です。毎年の様に台風による大きな被害を出していた日本。気象庁では、富士山頂に気象レーダーを建設するという大事業を決定する。これも「プロジェクトX」にありましたよね。映画もまずまずの出来でした。ただし、石原プロは本当に頭に来る!(石原軍団も大嫌いだ)「映画は劇場で見てこそ真価がある」と言った裕次郎の言葉を守ってビデオにもDVDにもしてない様なのですが(「黒部の太陽」も)いまどきそんな時代なのか!?って言いたい。じゃあ、もっとしょっちゅう劇場にかけられるんですか?劇場に行けない人はどうするんですか?テレビで放映するならDVDで見ても同じじゃないんですか?き~!私は「黒部の太陽」が見たいんだよ~~! ポスターとか画像もまったく見つからず、仕方なく富士山の写真にしました。

もうひとつおまけに気象レーダーの写真。

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「アイアン・ジャイアント」 お勧め!!crown
The Iron Giant
1999年/アメリカ (監)ブラッド・バード
(声)ジェニファー・アニストン ハリー・コニック・Jr. ヴィン・ディーゼル イーライ・マリエンタール
☆☆☆★★★

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小さな村に飛来してきた、全身が鉄で出来た謎の巨人。記憶を無くしていた鉄人はやがて1人の少年と出会い、暖かい友情を育んでいく。だが彼の正体は異星人が戦争のために作り出した戦闘ロボットだった。

「なりたい自分になれば良い」

少年から聞かされた言葉を胸に、ラスト、核爆弾を抱え空中で爆破するロボットの姿は、まるで「ジャイアントロボ」の最終回の様だ。実は「ナウシカ」の巨神兵の様な破壊力を持つロボが、少年と自然の中で戯れる姿は「ラピュタ」の中のロボット兵みたいでもある。ワーナー製作のアニメなのですが、ディズニー作品とはまた違った味わいの傑作アニメだと思いました。実は記事にしようと思っていたのですが出来ず・・。子どもも大人も一緒に楽しめる作品で超お勧めですよ。絵も柔らかい色調でとてもきれいです。

「ブラインドネス」
Blindness
2008年/ブラジル・カナダ・日本 (監)フェルナンド・メイレレス
(演)ジュリアン・ムーア マーク・ラファロ アリシー・ブラガ 伊勢谷友介 木村佳乃 ダニー・グローバー
☆☆☆★★

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http://blindness.gyao.jp/

メイレレス監督による、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』の映画化作品。ある日突然失明する謎の病気が感染症のように世界中に蔓延していく中、隔離施設に閉じ込められた発症者たちが極限状況で露わにしていく様々な人間の本性を寓話的に描き出す。何で、この作品をメイレレス監督が映画化したのか不思議だったのですが、見てみて多少納得しました。人間が非日常の中で、心をなくしていく様と、人間性を信じる者達とを描いた作品だったからです。しかし、この作品、けっこう見るのが辛いです。ジュリアンだけは目が見えてるんだから(失明した夫と一緒にいたくて隠している)ふざけた奴らはさっさと全部やっつけてやれば良いのに!! でも、ものごと、そう単純ではないんですよね。人生と同じで。異色作です。日本人2人もよくがんばってました。っていうか伊勢谷が感染第一号です。

「地球が静止する日」
The Day The Earth Stood Still
2008年/アメリカ (監)スコット・デリクソン
(演)キアヌ・リーブス ジェニファー・コネリー キャシー・ベイツ ジョン・クリーズ
☆☆☆★★

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「地球の静止する日」
The Day The Earth Stood Still
1952年/アメリカ (監)ロバート・ワイズ
(演)マイケル・レニー パトリシア・ニール ヒュー・マーロウ サム・ジャッフェ ビリー・グレイ
☆☆☆★★

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ある日、謎の巨大な球体が地球に飛来、アメリカ政府が厳戒態勢を敷く中、宇宙からの使者クラトゥがセントラルパークに降り立つ。兵隊に撃たれ負傷したクラトゥに対する尋問が試みられるが、クラトゥは特殊な能力で拘束を解くと施設から姿を消してしまう。クラトゥの目的とは・・。

2本まとめて見たのでこれも記事にしたかったのですが、果たせず・・。作品としては、オリジナルのロバート・ワイズ版の方がかなり出来は上です。白黒の画面をいかした、SFとしてはかなり静かなストーリー展開と、陰影を持たせた画面が素晴らしかったです。ただ、やっぱりスペクタクル映画としてはキアヌ版の方が楽しめるのは確か。なのでどちらも同じ点数にしてみました。

ロボットのゴートは、キアヌ版ではかなり巨大になっていますが、オリジナルは等身大です。宇宙船もキアヌ版は球体で神秘的。見比べてみるのも楽しいですよ。

8月は、映画はなるべくお休みして、読書を中心にしようと思ってます。未読の本を片付けないといけないし!book

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MW(ムウ)

手塚治虫著 小学館 (My First Wide Comic) ISBN 4091622011 ¥590(本体価格)
☆☆☆★★★

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またまた通院中のコンビにで購入。コンビニ向けの廉価な雑誌タイプのコミックで、1巻完結だし未読の作品だったので即購入。

梨園で生まれたまじめなエリート銀行員、結城美智雄の裏の顔は次々と人を殺める冷酷な殺人鬼。殺人の事実を知った結城の幼馴染みであり神父の賀来巌は、結城の犯行を阻止し、救済しようと苦悩する。そんな中、結城はMW(生物化学兵器)を手にして遂には世界を滅ぼそうと企むのだった……。果たして賀来は結城を止めることが出来るのか? そして二人の過去に秘められた悲しき運命とは!?

「きりひと賛歌」とか「奇子」とか、手塚作品には、物凄く重たくて後味の悪い作品がありますが、この作品もその一つ。オームのサリン事件が起きた後ではそれほど奇想天外な話とは思えないところが恐ろしいです。人間性を失った一人の天才的な狂人がいれば、もしかしたらこんな事件が起きないとも限らない。

それに手塚治虫の、ストーリー構築と、お話の展開のさせ方は、やっぱり一流です。見事だな~。マンガが出来る、マンガだからこそ出来る限界までの力量で、人間社会への痛烈な問題提起を行っている作品だし、中途半端な作家には決してつくれない作品でもあります。ま、MWを開発したのは米国だとは一言も言ってないんですけどね。これを機に、未読だったり、中途半端になってる(火の鳥とか)手塚作品を読んでいこうかな・・とも思ってます。

さて、この作品映画化されて公開中ですが、結城役の玉木宏はさておき、賀来役の山田孝之はどうなんだろうか?ハンサムでも良いのでもう少しごつい役者さんの方が良いのではないかな~?ま、映画を見てみないと何とも言えませんけど。

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銀河鉄道999 劇場版

1979年/日本 (監)りんたろう
(声)野沢雅子 池田昌子 田島令子 肝付兼太 富山敬  久松保夫 柴田秀勝 来宮良子 井上真樹夫
☆☆☆★★★

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松本零士原作のアニメーションの劇場版。これは、当時劇場に見に行ってかなり感激した作品です。ゴダイゴのテーマソングも大ヒットしましたよね。なぜか、ビデオではリリースされていなくって、しばらくなかなか見れない作品だったのですが、DVDが出たという情報を知り、早速レンタルしてきました。

松本零士の作品は実はそれほど好きではなくて、一世を風靡していた「宇宙戦艦ヤマト」も、お話がしつこくてあんまり好きではなかった私。(中学生の頃だよ~、懐かしい。)オリジナルの原作も未読だし、テレビシリーズも見ていなかった「999」ですが、なぜかこの劇場版は大いに気に入りました。

機械伯爵により、母親を人間狩りで殺された主人公の星野鉄郎。復讐を誓った彼は、機械の体を手に入れるために銀河鉄道999でアンドロメダ星へ行く事を夢見ていた。そんな時、謎の美女メーテルと出会い、彼女の旅に同行してもらう事を条件に鉄郎に「999」のパスを手渡すのだった・・。

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車掌とクリスタルの体のクレア。この車掌は今やNHK世界遺産のナビゲーターよね。(笑)

今見ると、CGももちろん使われていないし、かなり古い印象のある作品ですが、お話はしっかりしていると思いました。(監修を市川昆がやってるからかしら?) 簡単にストーリーが展開し過ぎるのが気になりますが、アニメ作品だし、テレビシリーズだった話を2時間位に押し込んでいるからやむを得ないでしょうね。キャプテン・ハーロックやクイーン・エメラルダスも登場して、場を盛り上げます。

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もちろん宮沢賢治の作品からのインスパイアでしょうが、銀河鉄道株式会社の運営する鉄道型の宇宙船(だよね)というアイディアが私は大好きです。

さて、終着駅の「機械化母星」では、驚きの結末が待っています。有名な作品なのでネタばれでいこうかと思いましたが、やっぱりこれから見る方のために秘密にしておきます。

昔良く読んでた「男おいどん」。 表紙の鳥は、トチローも連れてましたが、この鳥何?(笑)

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ピノキオ / 不思議の国のアリス

昨年、宝島社より発売が開始された名作映画DVD2枚組シリーズの「宝島シネマパラダイス」
http://tkj.jp/cinemaparadise/

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宝島社 ISBN 9784796664189 ¥500(税込み)

吹き替え版はなし。日本語字幕スーパーのみですが、2本500円で超お得。私は、ディズニーの作品を中心に6本ほど購入しました。全国の書店にて発売中です。今回は、「ピノキオ/不思議の国のアリス」の2枚組を鑑賞しました。

ピノキオ
Pinocchio
1940年/アメリカ (監)ベン・シャープステイン ハミルトン・リュースク
☆☆☆☆

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もしかしたら幼い時に見ているのかもしれないけど、きちんと見るのは今回が初めてでした。まったくもって、この作品を見ずしてアニメーションを語ってはいけないな~と痛感してしまいました。原作はイタリアのカルロ・コロディによる名作童話。あやつり人形の「ピノキオ」を作ったゼペット爺さんは、「ピノキオを人間の子供にして下さい」と星に祈ります。その祈りを聞いた青い妖精は、ピノキオに命を吹き込みますが、人間になれるかはピノキオの行動に託される。良心のガイドはコオロギのジムニー。

とにかくこれが1940年(昭和15年)の作品とはとても信じられない様なアニメーション技術です。アニメというよりアートです。この作品に比べたら、宮崎駿の作品ですら粗っぽい仕事に見えてくる。全体の色調、キャラクターの可愛らしさ、動きの素晴らしさ、カメラワークの映画的な見事さ、海の中のシーンなどはどういう技術なんだろう・・。ディズニープロダクションの仕事は神業の様です。心酔してしまいました。お子さんがいる人には、絶対に鑑賞させてもらいたい作品だと思いました。コオロギのジムニーが「星に願いを」を歌います。

不思議の国のアリス
Alice In Wonderland
1951年/アメリカ (監)クライドン・ジェロミニ ハミルトン・リュースク
ウィルフレッド・ジャクスン
☆☆☆★★

私が小学生低学年の頃だったか、その頃刊行されていたディズニーの絵本シリーズを父親が定期的に買ってきてくれていた。本のページがとれてしまうまで夢中になって何度も読んだものでした。今でも忘れられない印象的なイラストがたくさんあるのですが、その中でも「不思議の国のアリス」の中の挿絵は最も印象的だった。今回、映画を見るのははじめてなのに、ちっともそんな気がしなかったのはその絵本のせい。

ルイス・キャロルの名作のアニメーション作品。意地悪だったり、残酷な描写は極力省いてあるのだろうと思うけど、それでも相当変わった作品です。オイスターの赤ちゃんが食べられちゃうとことか,けっこうひどいのよね~。(涙)

絵は非常に可愛いです!惜しむらくは歌曲にあまり魅力がない事。しかし、この変わったキャラクターの数々!シーンとしては、終盤のトランプの兵隊のシーンが好きだな~。

チェシャ猫で~す。

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やっぱディズニーのクラッシックアニメって良いね~。happy01

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栞と紙魚子シリーズ

栞と紙魚子シリーズ
諸星大二郎 著 朝日ソノラマ(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

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その昔子供だった頃、近所の貸本屋に毎日の様に通っていた私。ホラー漫画好きだった私は、楳図かずお、つのだじろう、古賀 新一 日野日出志等読みまくっていました。そんな中、出会った不思議な漫画家が諸星大二郎。はっきり覚えてないのですが、多分「妖怪ハンター」だったと思うんですよね~。上手いんだか、下手なんだかわからない変わった画風、今思い起こせばストーリーはラブクラフトっぽい異世界ものが多かった。

その後、彼の作品はあまり手にする事もなくいたのですが、現在連載中の「栞と紙魚子(しみこ)」シリーズ3冊を同僚から借りて読んでみましたが、これがなかなか面白かったので紹介いたします。

最新作の「栞と紙魚子の百物語」は6巻目。この他、2巻目の「栞と紙魚子と青い馬」、4巻目の「栞と紙魚子と夜の魚」を読みました。

奇々怪々な人々が棲息し、摩訶不思議な事件が頻発する胃の頭町を舞台に、女子高生コンビの栞と紙魚子が大活躍。(帯コピーより)

この作品、何とコメディなんですよ。私、諸星大二郎のコメディものって初めて読みましたが、コメディセンスはなかなかで驚かされます。それに、この不思議な世界感。住民達は奇々怪々っていうより、ほぼ妖怪みたいな人たちばっかりです。(笑)この雰囲気は、他の作家には決して出せないだろうな~。

このシリーズは、「栞と紙魚子の怪奇事件簿」というタイトルでテレビドラマになっていたらしくDVDも出てます。今度、見てみよう~っと。どんな風に映像化してるのか楽しみです。

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ジャイアントロボ The Animation 地球が静止する日

ジャイアントロボ The Animation 地球が静止する日
1992年~1998年/日本 (監)今川泰宏
(声)山口勝平 島本雅美 家弓家正 江原正士 小川真司 青野武
☆☆☆★★

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子供の頃、夢中になって見ていたテレビ版の「ジャイアントロボ」は、ディテールはまったく覚えていないのですが、最終回、大作少年の命令を無視して、爆発物を宇宙へ運んでいくシーンだけは、はっきりと覚えています。泣けるシーンでした。

以前、ブログでもご紹介した、「鉄人28号 白昼の残月」の今川泰宏監督によるアニメーション「ジャイアントロボ 地球が静止する日」を、今回O先生にお借りして見てみました。全7話。完成までに7年を費やした作品を、一気に見れたのは幸いでした。(笑)


来るべき近未来。人類は第3のエネルギー革命、シズマ・ドライブの発明によってかつてない繁栄の時を迎えていた。だが、その輝かしい平和の陰で激しくぶつかりあう2つの力があった。世界征服を策謀す秘密結社BF団と、彼らに対抗すべく世界各国から集められたエキスパート達で構成された国際警察機構である。そしてその中に史上最強のロボット、ジャイアント・ロボを操縦するひとりの少年の姿があった…。

オリジナルの横山光輝の原作とも、テレビの実写版とも、まったく異なるオリジナルストーリー。キャラクター設定や、見せ場の盛り上げ方がかなりしつこくて、見てるとけっこう疲れます。(笑) ファンの方に言わせると、この笑える位の大袈裟な描写がたまらないんだそうです。

で、この作品は横山光輝作品のキャラクターがオールスターで出演しています。私が気がついたのは、サリーちゃんと、バビル2世位なんですけど・・。あと、恐らく中国系のキャラクターは、「水滸伝」とかからのキャスティングだと思います。諸葛孔明も出てます。BF団の悪い策士ですけど。(笑) 「バビル2世」は大好きだったので、嬉しかったな~。BF団のトップです。ロデム、ロプロス、ポセイドンも名前を変えて出てますよ!

私、今回、同僚から今は絶版になってしまっている特集本もお借りしました。

「完全収録 ジャイアントロボ The Animation 地球が静止する日」
メディア・ワークス発行 主婦の友社発売 ISBN 4073080288 ¥2,600(本体)

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残念ながら絶版です。熟読してしまいました。(笑)今川監督のインタビューが興味深く面白かった。監督の狙いは、私の思った通りだったのも嬉しかった。

そう、ロボは原子力で動いてるんですよ!シズマ・ドライブじゃないんです。この作品では、私はこの事が一番印象的でした。かなりおたく向き(失礼ながら)の作品ですが、機会がありましたら是非ご覧になって見て下さい。楽しいですよ。

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20世紀少年 / 百鬼夜行抄

最近、私の職場では、マンガのまわし読みが流行っています。最近、めったにマンガを読まなくなっていたのですが、ふたつほど読んだので記事にしてみました。

「20世紀少年 - 本格科学冒険漫画  」1巻~22巻 「21世紀少年」1巻~2巻
浦沢直樹 (小学館)
☆☆☆★★

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週刊ビッグコミックスピリッツで1999年から2006年まで連載。

あの頃、彼らは少年だった。そして今、人類は滅亡する。20世紀を生きてきた少年達は、いかに世界を救い戦ったのか…最後の冒険が始まる。

全24巻。面白くてあっという間に読んでしまいましたが、ホント言うと、あれこれ不満あり。(笑)設定そのものが納得いかないのに、これだけ読ませてしまう作者の力は凄いな・・と思いました。

だって、あんな事で世界が滅びるのもおかしいし、あんな事で復活するのもおかしいじゃん!(笑)

今は、とにかく最近映画化された実写版が早く見たいです。どういう風に実写化してるんだろう~。興味津津です。

「百鬼夜行抄」1巻~10巻(刊行中)
今市子 (朝日新聞社 ソノラマコミック文庫)
☆☆☆★★★

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主人公の大学生、飯嶋律は今は亡き祖父から不思議な力を受け継いだ。それは普通の人間には見えない妖魔を見る力。律と妖魔との出会いが織り成す不思議絵巻。

こういう内容がとにかく大好きなので、物凄く楽しんで読みました。(笑) 絵もきれいだし、コミカルな描写がうまく織りまぜられていて、とても気持ちよく読める作品です。私は、家来になっている尾黒と尾白の鳥コンビが大好き。律の死んだ父親に入り込んでいる式神の青嵐(龍)もかなり笑わせてくれます。

お話はけっこう入り組んでいるものが多くて、真剣に読まないとよくわからなくなるのが難。
展開のさせ方や、説明に不足が時々あるのよね。1冊読むのにかなり時間がかかりますが、妖怪ものが好きならお勧めですよ~。続巻が出るのが楽しみです。

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