蒼天航路
蒼天航路 全18巻
王欣太(King Gonta) 著 / 李學仁(イ・ハギン) 原案
講談社漫画文庫
☆☆☆☆
テレビアニメにもなっていたので、ず~っと気になっていたのですが、思い切って1巻目を購入。実のところ、劇画調のイラストと、なかなかにえぐい描写が多くて、最初はやっぱり読むのやめようかな・・などと思っていたのですが、孔明様がどういう風に登場するのかどうしても知りたくて、一気に全巻購入してしまいました。
結論。物凄く面白かったです。(笑)
このマンガは、三国志の物語を曹操を主人公に描いた作品。結局、三国志世界の中では、曹操が圧倒的に凄い人物だったんだよね~という、わかりきっている事をこれでもかと納得させられる作品でした。戦、政治、芸術、あらゆる事に精通しているマルチタレント。私、このマンガでけっこう、魏の武将や軍師にくわしくなりました。

呂布。
曹操のパワーが凄いので、人情家で軽~い感じの劉備が登場すると、ほっと一息つけます。(笑)この人すぐへたれるし。(笑) 「泣き虫弱虫諸葛孔明」の中でも、酒井氏が語っていた様に、劉備軍と言うのは、任侠集団なんですよね。私は、「泣弱孔明」の中でも感じた様に、劉備はやっぱロックスターだな~って思いました。戦はまったく弱いのに、民や臣下からの慕われる方は尋常じゃない。東京ドーム位の観衆が全員総立ち!っていう雰囲気で、さすがは「三国志」の主人公だな~と感心。
関羽。
一応「正史」をもとに脚色された作品で、演義とはストーリーの流れが異なります。蜀軍に関するエピソードは「泣弱孔明」の中の描写とそっくりなので、残された記録をもとに再現するときっとこうなるのかな~と思いました。
さて、問題の孔明様ですが、けっこうリアルな描写の英雄物語の中で、彼だけもの凄く怪しい人物になってしまってます!「ひ~!」って叫びたい位です。(笑)もうはっきり言って変態です。カラー画像がどうしても見つからなかったので、マンガの中の1シーンを。
劉備との最初の出会いのシーン。劉備達は、この前に変態行為を見せられてます。(笑)
あれこれあって、後半からは従来の孔明モードになるのですが、やっぱりこのキャラクターはたまらんですよ。
孔明登場の巻を読んだ夜は、私夢にまで見てしまいました。やっぱ、孔明様って最高!(笑)清廉に描かれていようが、変質者だろうが、変態だろうが、そんな事に左右される人物じゃないんですよ~~~。![]()
最後に、曹操と孔明を除けば、私の最もお気に入りの人物は夏侯惇(かこうとん)です!隻眼の将軍。孝行グルメ(親からもらったものだからと、とれた自分の目玉を食べた。)これは読んでいただければ納得だと思いますよ。このマンガの人気投票をすれば、かなりの上位にくると思います。

夏侯惇。この人、最高です。![]()
作者の王欣太氏が「モーニング」誌上で、1994年~2005年まで10年以上かけて描き上げた大作です。文句なしに素晴らしいマンガ作品でした。通常コミック版は36巻、私が購入した文庫版は18巻です。イメージでも使わせてもらっている極厚版っていうのも全12巻で出ています。
実は、勢いにのって横山光輝の「三国志」も全巻大人買いしてしまいました。正月にゆっくり読もうと思ってます。今度はちゃんとした、麗しの孔明様に会える!私って、ホントしつこいでしょう~。(笑)
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