アイ・ウェイウェイ展 何に因って?
艾未来 起因于何?
Ai Weiwei According To What?
業者の方から招待券をいただいたので、六本木の森美術館へ現在開催中の「アイ・ウェイウェイ展」へ行ってきました。
http://www.mori.art.museum/contents/aiweiwei/
アイ・ウェイウェイ氏は、現代中国を代表するクリエイター。彼についての知識もなく、作品をきちんと見るのは今回がはじめて。現代美術、コンセプト・アートの作家と言うことで、実はそれほどの期待もせず、タダ券があるからくらいな気持ちだったのですが、入館した途端から私は彼の作品を気に入ってしまいました。
最初の作品。これ何だと思います?実はお茶の塊です。「1トンのお茶」というタイトル。
この小屋もお茶の塊。土の上に建っていてけっこう大きな作品です。土とお茶の香りが場内にただよっていました。
清時代の建物を壊した際の廃材でつくられた巨大なオブジェ。古い木がかもしだす圧倒的な質感と存在感。直接見ていただくとわかります。
ポップでカラフルな壺。何とこれは新石器時代(紀元前5000年~3000年)の壺に着色したもの!たくさん出土したんだろうか・・。
コカコーラの文字を入れられた壺。唐時代の壺です。(汗)
この人アイ・ウェイウェイ氏。壺を落として割るまでの3枚の写真が作品なのですが、これは漢時代の壺・・。3枚目の写真で思いっきり割れてました。(汗)
私は現代アートは笑えれば良いや・・なんて思っていて、実際、有名になったアーチストの作品はかなり笑えるものなのです。コンセプトや作品に込められた作家の思想そのものは、きっと様々だと思うのですが、結局一般人には理解不能。ただし、力のある作品はやっぱりわかるのです。笑えるから。
笑えると言うのはバカにしているのでは決してありません。とにかく力のある作品に込められた作家のエネルギーが半端じゃないのがまず笑える。そういう作品に人が近寄ってまじまじと観賞している姿にも笑える。笑い=感動です。
ところがどっこい(笑)、ウェイウェイ氏の作品は使われている材質が発散するオーラが凄くて、しかも作品そのものが緻密なデザインだし美しい。笑うだけですまされる作品群ではなく、誠にもって感心してしまいました。作品と空間を共有していることがとても心地良かったのです。
後で調べたらさもありなん、彼は現代アーチストでもあるけれど、建築デザイナーでもあったのです。これであの質実剛健さが理解できました。北京オリンピックスタジアム(鳥の巣)のデザインはウェイウェイ氏とヘルツオーグ・デ・ミューロンとのコラボ作品でした。
さてここで洋書のご案内も。
"Ai Weiwei"
Phaidon Press ISBN-13: 978-0714848891 £24.95
この他にも色々、彼の作品集は出ている様ですが、これは今年の新刊で入手もしやすくお勧めです。
今回のこの展覧会は、写真撮影が自由なのもうりになっています。(フラッシュは禁止)
携帯の写真の調子が悪く不鮮明な写真ですみません。とても良い展覧会でしたので、もし機会がありましたら是非。11月8日まで公開です。
| 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)

最近のコメント