洋書案内

アイ・ウェイウェイ展 何に因って?

艾未来 起因于何?
Ai Weiwei According To What?

業者の方から招待券をいただいたので、六本木の森美術館へ現在開催中の「アイ・ウェイウェイ展」へ行ってきました。
http://www.mori.art.museum/contents/aiweiwei/

アイ・ウェイウェイ氏は、現代中国を代表するクリエイター。彼についての知識もなく、作品をきちんと見るのは今回がはじめて。現代美術、コンセプト・アートの作家と言うことで、実はそれほどの期待もせず、タダ券があるからくらいな気持ちだったのですが、入館した途端から私は彼の作品を気に入ってしまいました。

最初の作品。これ何だと思います?実はお茶の塊です。「1トンのお茶」というタイトル。

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この小屋もお茶の塊。土の上に建っていてけっこう大きな作品です。土とお茶の香りが場内にただよっていました。

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清時代の建物を壊した際の廃材でつくられた巨大なオブジェ。古い木がかもしだす圧倒的な質感と存在感。直接見ていただくとわかります。

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ポップでカラフルな壺。何とこれは新石器時代(紀元前5000年~3000年)の壺に着色したもの!たくさん出土したんだろうか・・。

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コカコーラの文字を入れられた壺。唐時代の壺です。(汗)

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この人アイ・ウェイウェイ氏。壺を落として割るまでの3枚の写真が作品なのですが、これは漢時代の壺・・。3枚目の写真で思いっきり割れてました。(汗)

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私は現代アートは笑えれば良いや・・なんて思っていて、実際、有名になったアーチストの作品はかなり笑えるものなのです。コンセプトや作品に込められた作家の思想そのものは、きっと様々だと思うのですが、結局一般人には理解不能。ただし、力のある作品はやっぱりわかるのです。笑えるから。

笑えると言うのはバカにしているのでは決してありません。とにかく力のある作品に込められた作家のエネルギーが半端じゃないのがまず笑える。そういう作品に人が近寄ってまじまじと観賞している姿にも笑える。笑い=感動です。

ところがどっこい(笑)、ウェイウェイ氏の作品は使われている材質が発散するオーラが凄くて、しかも作品そのものが緻密なデザインだし美しい。笑うだけですまされる作品群ではなく、誠にもって感心してしまいました。作品と空間を共有していることがとても心地良かったのです。

後で調べたらさもありなん、彼は現代アーチストでもあるけれど、建築デザイナーでもあったのです。これであの質実剛健さが理解できました。北京オリンピックスタジアム(鳥の巣)のデザインはウェイウェイ氏とヘルツオーグ・デ・ミューロンとのコラボ作品でした。

さてここで洋書のご案内も。

"Ai Weiwei"
Phaidon Press  ISBN-13: 978-0714848891 £24.95

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この他にも色々、彼の作品集は出ている様ですが、これは今年の新刊で入手もしやすくお勧めです。

今回のこの展覧会は、写真撮影が自由なのもうりになっています。(フラッシュは禁止)
携帯の写真の調子が悪く不鮮明な写真ですみません。とても良い展覧会でしたので、もし機会がありましたら是非。11月8日まで公開です。

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クルーグマン教授の経済入門

The Age Of Diminished Expectations(3rd Edition)
ポール・クルーグマン著 筑摩書房(ちくま学芸文庫)ISBN: 9784480092151

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経済にとってほんとうに大事な問題は何?実は、生産性、所得分配、失業の3つだけ。じゃあなぜ、貿易赤字やインフレ、はたまたグローバル金融市場の狂乱が問題視されるの?―経済の根っこにある問題は何かをきっちり解き、世間を騒がす財政赤字・貿易戦略・通貨政策などなどをじっくり検証する。これを読めばもう、巷に溢れるインチキ議論や報道に惑わされない!ノーベル賞経済学者クルーグマンによる、これ以上やさしくは書けない決定版経済テキストにして、読んで楽しいエンターテインメント教養書。 (文庫解説より)

これは、経済オンチの私にはとっても勉強になった1冊でした。

とにかく経済で本当に大事な問題は「生産性・所得分配・失業」だけっていう事。じゃあ、何でインフレとか、国際競争力とか、財政赤字とかの問題で大騒ぎしてるのか?この種の話は、次元が違っていて国の良し悪しには直接は影響していない。「一人の人生が幸せかどうかはを決めるのは仕事・愛・健康とかごく少数の事だけで決まっているのに、こういう基本的な事はなかなか変えられないので、地下室の掃除をどうするかでくよくよしてみたりする様なものだ。」だって・・・。(^_^;)

主要問題の3つのテーマに触れた後、貿易赤字、インフレ問題、米国における医療政策問題、について解説があり、ファイナンス、金融市場のお話、アメリカ経済の未来についての予測が続きます。

翻訳を山形浩生という人がやっているのですが、かなりくだけた(ふざけた?)口語体で、他の方のレビューを見てみると人によってはかなりの拒絶感を感じている様です。私も最初、「これ、ホントにクルーグマンがこんな調子で文章書いてるわけ~?」といぶかりながら読んでいましたが、慣れてくるとかなり読みやすいのは確かです。けっこう楽しく読める。

例えばこんな感じ。

生産性に関する項目で
(他の国が3% アメリカが1%生産性を上げたら、アメリカの生活水準は下がるのか?)

「外国の生産性成長なんか、なんで気にしなきゃなんないわけ? ~ 中略 ~ 実際問題として生活水準のトレンドは自分のとこの生産性成長で決まってるわけだ。そんだけ。国際競争なんか、何の関係もありゃしない。でもそんなら、みんなが「アメリカの競争力」とか言ってるのは、ありゃいったい何のことかって?答えはだね、残念ながら要するにそいつら、たいがいは自分が何言ってるんだか、まるっきりわかっちゃいないってことよ。」

貿易赤字の項目、為替レートに関して

「わかってほしい大事なこと - 為替レートは、貿易のバランスを決定する重要なメカニズムの一部ではあるけれど、それは独立して貿易バランスを決める原因ではない、とゆーこと。わけわからんって?じゃあ、こんな例はどう?アメリカの貿易バランスを車みたいなもんだとしよう。為替レートは、その車のエンジンではない。- むしろドライブシャフトみたいなものなんだ。もともとの力は、みんなが求める資本フローの水準。」
(私はこの説明でもよくわからない。汗)

インフレに関する項目で

「インフレ」って何がいけないの?驚くだろうけど、これはなかなか答えにくい質問なんだ。実はこれ、経済分析の世界ではちょっと表ざたにしたくないうす汚い秘密の一つ。 ~ 中略 ~ その理由をわかってもらうには、わざとらしいくらいバカバカしい質問をしてみようか。イギリスはアメリカよりも価値の高い通貨を持ってるけど、うらやましいと思う? ~ 後略 ~」

対日問題に関して

「 ~ ぼくらの経済ががっかりしちゃうほどダメなのは、圧倒的にぼくら自身の欠点のせいなんだ。その裏返しもまた言える。日本の成功は絶対に、何か重要な点でその他世界を食い物にして成り立ったものじゃないんだよ。~ 中略 ~ だいたい、日本の産業がただの輸出マシーンじゃないんだってことは、おぼえといてね。正反対のとんでもない誤解がえらく広まってるけどさ。日本は総生産のたった14%しか輸出してない。これはアメリカ以外のどの先進国よりも低い水準だ。だから日本の成功はアメリカを犠牲にして「盗んだ」とか言いたがるアメリカ人が出てきたら、そりゃ日本人としては当然むかついちゃうわな。」(しかし日本問題は、90年代なかばに、日本の自爆で終息してしまう。)

ファイナンスの項目で

「グローバルファイナスの話はかっこいいし、経済ヒョーロンカにとっても政治家にとっても、すごく魅力はある。でもアメリカにとっては、国内の問題から見ればびっくりするくらいどうでもいいってことね。」

G7があんまり大事じゃないっていう項目で

「先進国がマクロ経済政策を協調させるってのは、額面だけ見るとなかなかよさげな感じだよね。~ 中略 ~  というわけで、国際政策協調という考え方のは、概念的にすごくしっかりした根拠がある。ただし、一つだけ問題。実際問題としてはこんなの、あんまし大事じゃないんだよね。だって世界の経済大国にとって、国際貿易の重要性ってホント限られてるんだもん。」

こんな感じの訳。文章が軽い調子なのでスラスラ読み進められたけど、内容は決して門外漢にとってはそう簡単でもないのです。今回の記事のためにもう一度斜め読みしました。10年以上前の著作なので、世界情勢は変わってしまったけど、経済というものの風景だけでも少し見えてきた気がします。

実際、先日の日経で見た記事で、「医療費のための負担を高額所得者に負わせる」っていう記事を読んだ時にも、「あ、やっぱりお金持ちからお金とる事にしたんだ・・」とか、多少なりとも記事の内容が見えた事が嬉しかったし。またクルーグマン教授の素人向けの読み物的な内容の本を幾つか読んでみようと思っています。

お知らせ!

Paul Krugman と Robin Wells のテキスト3点、今年待望の第2版が刊行されました。国内入荷済みです!版元はWorth Publishers ISBN 値段等は、書店にてご確認下さい。(大学テキストはちょっと特殊ですので・・。)

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"Macroeconomics"と"Microeconomics"はそれぞれペーパー版です。"Economics"は二つをあわせた内容でハードカバー版のみです。

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ゾラの時代 4(最終回) アジェのパリ

ナポレオン3世(第3共和制)のもと、セーヌ県の知事であったオスマンはパリ市街の大改造を行った。「オスマンのパリ改造」は、現在のパリ市街の原型となったもの。

彼はまず、入りくんだ路地裏をとりこわし、道幅の広い大通りを東西南北へと走らせた。また、凱旋門や広場から放射状に広がる大通りを建設し、交通網を整える。セーヌ川の中州に位置するシテ島は19世紀当時においては貧民窟と化していたが、架橋、道路建設などを通じて雰囲気を一新させた。またルーブル宮、新オペラ座などの建設も進められ、こうした首都の大規模な改造は、世界に対してナポレオン3世の威光を高めることにもつながった。この都市計画は、フランス国内にとどまらず各地における都市建設の手本ともされた。
(Wikipediaより抜粋引用)

一方で、富裕層が中心部に居住し、貧民層は周辺部へと追いやられていく。ゾラ(1840~1902)とオスマン(1809~1891)はほぼ同時代人。「居酒屋」の中でも、売春婦にまで落ちぶれてしまった主人公のジェルベーヌが、新しくきれいになってしまった市街で、自分の居場所を失ってしまった悲しみが描かれていました。

インフラの整備と、衛生面の向上、雇用の創出と、良いことずくめの大改造でしたが、このために古きパリの姿は徐々に失われていった。

そんな古いパリの姿を捕らえた写真集を、ご紹介します。

Paris: Eugene Atget: 1857-1927 (Taschen 25th Anniversary Edition)
Taschen  ISBN: 978-3836504713

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ジャン=ウジェーヌ・アジェはフランスの写真家。20世紀前後のパリの建築物,室内家具など失われる古きパリのイメージを撮影。タッシェンのこの作品集はお値段も手ごろなのでお勧めの1冊です。

彼はもともと役者を目指していたが、生活のために写真の撮影をはじめる。居住していたモンパルナスには、多くの芸術家が住んでいたため、芸術家の資料となる写真を売る商売をはじめる。

彼の作品が世に出たのは、彼の死後。フランス第三共和政下のパリの様子をとどめた貴重な記録であり、都市風景を撮影する手本として評価された。生活のために撮影した頃は、後世自分の作品がこれほどまでに評価されるとは想像していなかったんじゃないかしら・・。

アジェの写真を眺めながら、ゾラの作品の時代に思いをはせるのも、小説をもっと身近に感じる手段になりそうです。

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追記
この写真は、ネット上から集めてきたもので、必ずしもご紹介の書籍に掲載されていなかもしれませんのでご了解下さい。テキトーですみません。coldsweats01

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追悼 マイケル・ジャクソン

マイケル・ジャクソンが亡くなった。
私は特に彼のファンだった事はないのですが、好きとか嫌いとか問題にならないくらい80年代の彼の人気は凄まじかったし、エンターテイナーとしての才能は子供時代から天才的だった。

最後、彼の奇行ばかりがとりあげられていたけれど、いざ亡くなってしまうと、誰もが彼の話をする。誰もが彼を知っているからだ。

彼の追悼記事をつくる気はなかったのですが、「タイム」誌からマイケル・ジャクソンの追悼臨時増刊が発行され、日本でも昨日発売になりました。売れ行きがかなり好調なため、今週末には増刷分が入荷します。彼の足跡をたどった内容で、記念に保存しておくにはうってつけだと思います。値段は税込み¥840。是非、ご紹介しておきたくて記事にしてみました。

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彼の死のニュースを聞いた時、まっさきに思ったのは「彼は今まで、どれくらい孤独だったんだろう」という事でした。彼の孤独をおもって悲しくなりました。でも、本当に大スターだったな~・・。心から冥福をお祈りしたいです。

以下、私の思い出3曲のYouTube

大好きで当時、何度も何度も見た「スリラー」。監督はジョン・ランディスなんですよ~。
http://www.youtube.com/watch?v=9Xs9OQHpwDE&feature=related

同じく大好きな「ビート・イット」。
http://www.youtube.com/watch?v=XVJBleN7L7o&feature=related

ネズミパニック映画「ウイラード」の続編「ベン」の主題歌。ベンってネズミの名前ですが、きれいな曲。
http://www.youtube.com/watch?v=aSqo17o2a1w

今度じっくり「ジャクソン5」を聞いてみたいな・・。

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絵本に囲まれて

お休みの日を使って、洋書絵本輸入業者さんの商品内覧会へ行ってきました。

こちらの業者さんでは、毎年、新作や話題作を中心として、業者向けに取扱商品の展示をしています。今回は、場所が本社ビルだったので、展示会と商品の説明をうかがったほか、倉庫も見せていただきました。

せっかくなので、少し商品を選んで行こうと思い、見始めたら時間を忘れる位夢中になってしまった。楽しい!あれもこれもお店に置きたくって迷いまくり。ただ、私の職場の絵本売り場はスペースがそれほど広くないので、じっくり考えながら見てたら、あっという間にタイムアップ。「ガッチリ買いましょう」みたいだ。(古い)

この日は夕方から友人と会う約束があったので、しかたなく中止。あ~あ、もっと早くおじゃますれば良かった・・・。

時間が許すかぎりで、人気のあるディズニーものを中心にピックアップしてきました。

それと定番人気商品をちょっとフィーチャーしてみようと思い、下の2点を平積み用にチョイスしてみました。時々タイトルを変更しながら、今月のお勧め風にディスプレイしてみようかなと思っています。売れると良いな~~~。売れてくれないと困る!

"The Rabbit's Wedding"  by Garth Williams
邦訳 しろいうさぎとくろいうさぎ

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"The Rainbow Fish"  by Marcus Pfister
邦訳 にじいろのさかな

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かわいいでしょ~? 売るぞ~!(笑)

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洋書売り場からのお知らせ

1 めざせ!100万語

恒例の「英語100万語多読キャンペーン」の2009年度が4月1日からはじまりました。期間は今年12月31日まで。
http://www.seg.co.jp/sss/

無料の記録帳も店頭で配布しています。(数に限りがあります)

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私のお勧めは下記の3つのGraded Readerのシリーズです。

Penguin Readers
(Easy Starts から Level 6 まで7つのグレードがあります。映画になった作品などキャッチーなタイトルが多いですよ)

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Macmillan Readers
(Starter から Intermediate まで5つのグレードがあります。内容をリニューアルしてから売れています。)

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Oxford Bookworms
(Starter から Stage 6 まで7つのグレードがあります。古典の名作、オリジナルストーリーが多いです。)

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この他にも各社、多読用のリーダーを出版しています。特徴も様々ですので、店頭で手にとってご覧になってみて下さい。

2 スプリンガー イエローセール開催中!

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こちらも例年大好評の、"Springer Yellow Sale"が3月1日から始まりました。期間は7月31日までですが、この期間に入荷したタイトルは売り切るまでセールを続けます。

イエローセールはスプリンガー社の定番数学書のセールで、ほぼ50%以上のディスカウント値です。取扱いタイトルは下記のアドレスより。
http://www.springer.jp/euro/index.html#x

3 ケンブリッジ大学出版 425周年記念

イギリスのCambridge University Press は1584年に創立、今年で425周年になります。洋書売り場にて"A History Of Cambridge University Press"という小冊子を無料配布しています。ケンブリッジ大学自体は今年創立800年!になります。

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ちなみに英語圏で最も古い歴史を誇るオックスフォード大学では、グーテンベルグが活版印刷を1450年頃に発明したのをうけて、1476年に出版部が創立されています。

やっぱイギリスって凄いですね~。

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Hot, Flat, And Crowded

Hot, Flat, and Crowded: Why We Need a Green Revolution--and How It Can Renew America
by Thomas L. Friedman
Publisher: Farrar, Straus and Giroux 2008
ISBN: 978-0374166854
US$ 27.95

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"The World Is Flat" (邦題 フラット化する世界)が大ベストセラーとなった、著者トマス・L・フリードマンによる最新作。「フラット化以降」の雇用と繁栄はグリーン新産業から生まれると著者は主張する。フリードマンは、ピューリッツァー賞を3度も受賞した著名なジャーナリスト。

地球温暖化の問題のみならず、世界中にミドルクラスの増加と、人口増加が重なっている現在、地球はこのままでは極めて不安定な時代に突入する。中国とインドの経済発展はさらなる気候変動をもたらし、後戻り出来ない破滅へと地球を追いこんでいくだろう。

現在の石油依存から脱却し、再生可能エネルギーへの転換をはかっていくための提案が書かれた作品です。「産業革命」に次ぐ、大きな時代の転換期「グリーン革命」が必要とされる時代を迎えていると著者は説く。

トヨタのプリウス、三菱重工のタービン発電機、シャープのソーラーパネルなど、「省エネとグリーン・テクノロジーは日本の得意分野である」と説いた内容や、「専門家の多くが日本は地球上でもっともエネルギー効率のいい先進国だと断言している」等の記述が、日本人にとっては興味深く読めそうです。

オバマ大統領が、彼の主要政策でもある「グリーン・ニューディール」にこの著作の内容を反映させたと言う事で大きな話題になっているタイトルでもあります。

最近、日本経済新聞社より「グリーン革命」(上下巻)のタイトルで邦訳も出版されました。

洋書店にて絶賛発売中です!
私も、是非読んでみたいと思っています。(もちろん邦訳を。coldsweats01 )

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ABC Cat

洋の東西を問わず、最も人気のある動物は犬と猫で、写真集もたくさん出版されています。洋書でもかなりの出版点数ですが、写真集の売れ行き的には、日本では犬より猫の人気の方がかなり上。

今までにも、かわいらしかったり、きれいな写真集はいっぱいあったのですが、私がお気に入りの写真集を1冊ご紹介します。

ABC Cat
by Lorenz Kienzle

Hardcover: 64 pages
Publisher: Harry N. Abrams  2004
ISBN: 978-1584793854
US$ 12.95

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表紙のデザインはわりに地味ですが、ページを開くとかわいらしいモノクロ写真がいっぱい。ものかげから覗く猫の顔、雪の上に残った猫の小さな足跡、テーブルの上にのぞくネコの小さな前足(この写真はめちゃめちゃ可愛いです!)等、猫らしい動きの瞬間が、静かな雰囲気の中でとらえらえた秀作だと思います。

1枚位、紹介できる写真がないかと散々探したのですが見つからず・・・。洋書売り場でみかけたら是非中をご覧になって見て下さいね。

著者はドイツ人でオリジナルはドイツの出版物です。この作品が処女作。残念ながらドイツ語オリジナルは絶版になっていました。

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2004年の"Cat Writers Association Communication Contest for photography series in Black and White"受賞作品。

先日久しぶりで入荷してきたので見たら、やっぱかわいい~~!見てみてね~。

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ワイエスの画集

今年の1月、アメリカの国民的画家だったアンドリュー・ワイエスが91歳で亡くなった。ちょうど昨年末には渋谷のBUNKAMURAミュージアムで「ワイエス展」が開催され、彼の存命中の日本での最後の展覧会となりました。私も行けば良かったな~と後悔しています。

昔から非常に人気にある作家ですが、亡くなったこともあり最近また彼の画集の問い合わせも増えてきたので、現在入手可能な作品を幾つかご紹介します。

昔、日本ではリブロポートから4分冊のとても素晴らしい画集が出ていたのですが、リブロポートの倒産以来入手不可の状態です。

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『ワイエス画集 カーナー農場』 
『ワイエス画集 Ⅱ・クリスチーナの世界』
『ワイエス画集 Ⅲ・ヘルガ』
『ワイエス画集 Ⅳ・アメリカン・ビジョン』

この画集は残念ながら洋書版も現在入手不可です。何か版権の問題でもあるんでしょうね・・。

以下、現在発売中のタイトルです。日本の洋書売り場でも比較的簡単に見つかると思いますよ。

Andrew Wyeth: Memory & Magic (Hardcover)
US$49.95
Publisher: Rizzoli 2005
ISBN: 978-0847827718
これが今のところ一番お勧めの画集です。

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Andrew Wyeth: Autobiography (Paperback)

US$29.99
Publisher: Bulfinch 1998
ISBN: 978-0821225691
絵とともに紹介される彼の伝記。カラーイラスト多数で、お手頃価格でもあります。

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Andrew Wyeth: Master Drawings from the Artist's Collection (Paperback)

US$29.95
Publisher: Brandywine River Museum  2006
ISBN: 978-0295986159
ワイエス関連書では最新刊。ドローイング集です。

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An American Vision: Three Generations of Wyeth Art: N.C. Wyeth, Andrew Wyeth, James Wyeth (Paperback)
US$35.00
Publisher: Bulfinch 1987
ISBN: 978-0821216569
ワイエスの父N・C・ワイエス、息子のジェームズ・ワイエスの作品もあわせて紹介した展覧会のカタログです。

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私はポリオを患ったクリスチーナの姿をおった作品「クリスチーナの世界」の表紙を飾った
この1枚が最も好きです。復刊を切に望みます。

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大好きな絵本 2冊

大晦日の記事でも、報告させていたしましたが、昨年末より、担当の分野が増えました。

美術書他ビジュアル書全般と、絵本が増えたのですが、20年以上洋書を担当してきて、実は絵本を担当するのははじめてです。今は、前任の担当の同僚から引き継ぎながら、商品の勉強をしている最中です。

と言うワケで、今回、私が子供の頃から大好きだった1冊と、数年前に初めて知ってとってもお気に入りの1冊をご紹介させていただこうと思います。どちらも60年以上のロングセラー、名作絵本です。

Little House
by Virginia Lee Burton (Author)

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1943年カルデコット賞(※)受賞の不朽の名作絵本。邦題は「ちいさいおうち」(岩波書店)この絵本、私、小さい頃に何度読み返しただろう・・。

「むかしむかし、静かないなかにちいさいおうちがたっていました。それは、ちいさいけれどとてもがんじょうにつくられた、強いおうちでした」

丘の上にたっていたピンク色のちいさいおうち。やがて、周囲に町が建設されはじめ、大きなビルや、道路に取り囲まれていく。そのおうちの住人も引っ越してしまい、ポツンと取り残されてしまうちいさいおうち。だが、ある日ひとりの女性がそのおうちを田舎に移し、ちいさいおうちと女の人は、幸せに暮らすことになったのでした。

子供にはちょっとわからないだろうけど、これはさりげなく都市開発の弊害を子供に伝える作品でもある。house

※カルデコット賞(The Caldecott Medal )はアメリカ図書協会の児童および子供部が運営する著名な文学賞。児童文学・子供文学へ貢献したその年の最も素晴らしい子供向けの絵本を選び、1938年から与えられている賞です。
下記で歴代の受賞作品が見られます。
http://aokiuva.web.infoseek.co.jp/awardcm.html

Goodnight Moon
by Margaret Wise Brown (Author), Clement Hurd (Illustrator)

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60年以上前からたくさんの子どもたちを眠りにさそった、クラシックなベッドタイムストーリー。邦題「おやすみなさい おつきさま」(評論社)

これから眠りにつこうとしておるウサギの子供が、目に入るものすべてに「おやすみなさい」と声をかけていくとってもかわいらしい絵本。子ウサギが声をかけているものを、絵の中から見つけるのも楽しい。そして、子ウサギのおやすみの詩は小さなささやきに変わっていく。

私は、今までこの作品の存在をなぜか知らなかったのですが、とにかくかわいらしい事この上ない絵本です。いつまでも、あれこれに「おやすみなさい」と言い続ける子うさぎに「早く寝なさい!」としかりつけたくなります。(笑)やがて、徐々に暗くなっていく室内、まどろみはじめる子ウサギ。moon3

アメリカ版、イギリス版、CD付き、ペーパーバック、ハードカバー他、色々な版が出ているので、書籍の詳細は記載しませんでした。いずれも洋書絵本を扱っているお店なら必ず在庫していると思うので、探してみて下さい。aries

また勉強がてら絵本のご紹介をさせていただこうと思ってます。

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Charlie And The Chocolate Factory

ロアルド・ダールのチョコレート工場の映画と言えば、ティム・バートンとジョニー・デップの作品ですが、実は1970年代にも一度映画化されています。

今回2本続けて見たので、まとめて記事にしてみました。

「夢のチョコレート工場」
Willy Wonka And The Chocolate Factory
1971年/アメリカ (監)メル・スチュワート
(演)ジーン・ワイルダー ジャック・アルバートスン ピーター・オストラム
☆☆☆★

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なぜか映画の原題がWilly Wonka~になっていますが、この作品は脚本がダール本人なのでかなり期待して見てみました。軽いミュージカル形式になっているのですが、何だか中途半端な感じ。ウィリー・ウォンカはジーン・ワイルダー(まだ若い)が演じていますが、こちらはまあまあです。作品的に成功作とは言い難いのですが、恐らく原作の雰囲気にはこちらの方が近いだろうな・・と感じました。原作は読んでいないのですが、イギリス的な皮肉と意地悪さに溢れているし、なおかつ子供の心の夢を描いた、イギリス的子供向けファンタジーとしか形容できない作品でした。

当然ながらCGをまったく使っていないので、手作り感あふれるセットが楽しめます。かなりせこいですが。(笑)この作品の重要なキャラクター、ウンパ・ルンパ達は実際の小人症の俳優さん達を集めていて、彼らが歌い踊ります。愛すべき小品ですが、人によってはこちらの方が好きと言う方も多いみたいですよ。

ウンパ・ルンパとウォンカ

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「チャーリーとチョコレート工場」
Charlie And The Chololate Factory
2005年/アメリカ (監)ティム・バートン
(演)ジョニー・デップ フレディ・ハイモア ヘレナ・ボナム=カーター ノア・テイラー ジェームズ・フォックス クリストファー・リー
☆☆☆★★★

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やっぱり作品的にはこちらの方が良く出来ている。ひとえに、ジョニー・デップのつくりあげたウォンカのキャラクターのと、ティム・バートンの映像世界の素晴らしさによるものだと思います。

多少の変更があるものの、基本的なストーリー展開は前作と同じ。原作の持っている世界観の完成度の高さがうかがえます。

CG使いまくりですが、CGをよく使いこなしている作品の好例だと思う。リスがナッツを選別してるシーンとか大好きです。(笑) 後はやっぱりウンパ・ルンパ!!私、こんなにも重要なサブ・キャラクター見たことないよ。(笑) 子供が消えるたびにいちいち現われて道徳的な事を歌い踊るシーンは最高!今回は楽曲もバラエティに富んでて素晴らしいです。

ウォンカの歯医者の父親のエピソードは創作かしら?今度、原作読んでみようと思ってます。

こちら原作のペーパーバック。イギリスのPuffinから色々な版が出てます。イラストはクエンティン・ブレーク。講談社英語文庫でも出てますよ。

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The Great Crash 1929

The Great Crash, 1929
John Kenneth Galbraith 著  Penguin 刊 ISBN 9780140136098 £9.99

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1955年に初版が刊行されて以来、版を重ね続けている作品。バブル崩壊、株価暴落のあとに必ず読まれる恐慌論の名著。サブプライム・ショックの中、再び売れはじめています。アメリカ版もありますが、廉価なイギリスのペンギン版をご紹介します。

これは1929年のアメリカの大暴落、その後の世界恐慌につながる時代の話。好景気が一転して深刻な恐慌へとつながった時に、どういう事態になるかという好例として本書は読まれている様です。
1908年生まれ、カナダ出身、アメリカの経済学者のガルブレイスは、その他著作多数。
この書籍の和訳は日経BP社より「大暴落1929」のタイトルで出版されています。

金融危機関係、サブプライム問題関係の書籍は、次々と刊行されていますが、もう1冊
洋書売り場でリバイバルしている名著をご紹介。

Manias, Panics and Crashes: A History of Financial Crises
Charles P. Kindleberger、Robert Z. Aliber 著 Palgrave Macmillan刊 ISBN:9781403936516 £21.99

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1980年の初版以来、こちらも改版を重ねている名著です。なぜ、バブルは繰り返し起きるのか、17世紀から現代まで幾度も発生する危機の本質を豊富なエピソードを交えて解明する歴史的名著。長年MITの教授を務めていたエコノミスト、キンドルバーガーの遺作でもあります。

和訳は日経BP社より「熱狂、恐慌、崩壊―金融恐慌の歴史 」のタイトルで出版されています。

大手洋書売り場なら、Financial Crisis関係のコーナーがあると思いますので、興味のある方は是非!!

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The Tales Of Beedle The Bard

The Tales Of Beedle The Bard (Standard Edition)
J.K.Rowling  £6.99 ISBN 9780747599876 Pub by Childern's High Level Group

ローリングの最新刊!12月4日発売です。邦訳「吟遊詩人ビードルの物語」は12日発売。

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オリジナルはローリング自身の手書きによる、文字と文章。彼女の直筆7冊のうち6冊は関係者に配られ、残りの1冊をサザビーズのオークションでAmazon.comが4億円以上の値段で落札したニュースは一時話題になりました。

その作品の一般普及向け版です。「ハリー・ポッター」ファンは洋書店へ急げ!!

明日も朝早いので、詳しくインフォメーションできなくてすみません。12月に入ってから、忙しくって~~。coldsweats01

詳細は下記Amazon.co.jpのページを是非ご覧下さい。(こんな事じゃいかんな。gawk  )
http://www.amazon.co.jp/Tales-Beedle-Bard-UK-Standard/dp/0747599874/ref=sr_11_1?ie=UTF8&qid=1228320231&sr=11-1

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オバマ・フィーバー

11月4日(日本では5日)に、第44代アメリカ大統領にバラク・オバマ氏が決定しました。

"Audacity Of Hope" (邦題 「合衆国再生」)

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翌日は世界中のほとんどの新聞が一面で報じ、アメリカ史上初の有色人種の大統領誕生のニュースを報じていました。

雑誌の表紙も次々と飾っています。(当選以前の雑誌含む)

「ニューズ・ウィーク」「ビジネス・ウィーク」「タイム」「エコノミスト」

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変わったところでは、「ローリング・ストーン」や、なぜか「メンズ・ヘルス」の表紙も。

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オバマ夫人も「エボニー」の表紙に!「エボニー」は有名な黒人女性誌。

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今回の私のお気に入り。「マッド」(笑)

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今後、アメリカがどの様な政策をとっていくのか、大きな変革があるのか、相変わらずのアメリカのままなのかは、わかりませんが、彼が当選した事がアメリカの歴史の中でも、大きな事件となる事は間違いないと思う。

今、私が最も恐れているのは、昨年ノーベル文学賞を受したドリス・レッシングが語って物議をかもした様に、「彼が暗殺されてしまう」のではという事です。西洋社会における白人優位主義がそう簡単に払拭されるとは思えないし、すでにイタリアの首相による「彼はよく日焼けしてるね」発言の様に、あからさまな侮辱もはじまっている。

アメリカは、大きな改革を成し遂げようとする大統領を暗殺してしまう恐ろしい国でもある。リンカーン然り、ケネディ然り。オバマ一人の力でアメリカが変えられるとは思っていないけれど、有色人種が大統領になれるという大きな礎を作った事は本当に大きな事だと思う。

人間というのは愚かな生物だから、同じ様な過ちを繰り返しながら、それでも少しづつ文明を進歩させてきた。世界は問題が山積みで、アメリカだけでどうこうという時代ではないけれど、ほんのちょっとの進歩でも私は信じたい。

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The Conscience Of A Liberal

The Conscience Of A Liberal
by Paul Krugman (W.W.Norton Pub.) US$25.95
ISBN 978-0393060690 Hardcover

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10月13日ノーベル経済学賞が、プリンストン大学教授のポール・クルーグマンに授与された。グローバル経済下での国際分業のメカニズムを理論化し、産業集積が貿易の原動力となる事を解き明かしたことなどが評価された。世界的な金融危機の中で、市場主義経済に警鐘を鳴らし続けてきた氏への評価が受賞につながったと考えられる。(以上、10月14日日経新聞記事より)

今回、彼の最新作である"The Conscience Of A Liberal"をご紹介します。全国洋書店にて好評発売中です!早川書房より「格差はつくられた - 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略」のタイトルで和訳も刊行されています。

この著作では「問題のすべての根源は、アメリカの人種差別にある」と主張。保守派が、移民である有色人種に力を持たせないためにあらゆる画策をしてきた果てに、白人貧困層までも巻き込み、富裕層と貧困層の格差を縮められないままにしてきたアメリカ社会。
多くの白人の根強い人種差別が、格差を縮めることを拒否しているというのが、クルーグマンの主張。

ポール・クルーグマンは1953年生まれ。経済学者、エール大、スタンフォード大、MITで教鞭をとり、2000年よりプリンストン大学教授。1982年から83年までレーガン政権で経済諮問委員を務め、IMF、世銀、EC委員会のエコノミストを務める。専門の国際貿易理論の他、その他の分野でも積極的に発言しており、反ブッシュの旗手としても知られる。

2000年からはニューヨーク・タイムズのコラムを担当していて、ネットでも読めますよ。
http://krugman.blogs.nytimes.com/

同作は、来年早々にペーパーバック版が出る予定です。

私も「クルーグマン教授の経済入門」あたりでも読んで勉強してみようかしら・・。

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